第13話 保健室の2人! 月光の照らす妖精
「いや、めぐみ……これは、その……」
突然のめぐみの行動には驚いたが、それよりも下半身を元気にさせている事についての言い訳を考える。
薄着の修練着を身に付けためぐみが、こんなに側にいる上に俺に抱きついてきたのだ。そりゃ元気にもしてしまう。
「……少し黒くなってる。しずくとヤって、呪いは薄まっているんじゃ……?」
「最近タイミングが合わなくてな。ここ数日、ヤってないんだよ。おかげで呪いが溜まり始めていて……」
元気になっている言い訳に呪いを使う。だがめぐみは気にしたそぶりを見せなかった。
「は、はじめてだから、うまくはできないかもだけど……」
そう言うとめぐみは俺のモノにキスをする。そして躊躇いがちに両指で掴むと、小さく舌を出しながらチロチロと舐め始めた。
「う……!」
やばい……! 気持ちいい……! あのめぐみが……! 俺のモノに慣れないながらも、舌を這わせている……!
俺はされるがままになっていたが、腰が跳ねた拍子に少し奥を突いてしまう。一瞬咳き込み、俺のモノから口を離した。
めぐみは改めて俺のモノに視線を向ける。
「こんなに……大きくなるんだ……」
どうやら怒っていない様だ。ほっとしつつ、俺は答える。
「俺の意識がない時に、一度見ているだろ?」
「あの時は……その。こんなにゆっくりと間近で見てないし……」
「そうか……。それよりめぐみ。これは……」
めぐみは改めて、俺を上目使いで下から覗き込んでくる。
「言ったでしょ。お礼よ。それに。あなたの呪いを受ければ、私も一時的に強い魔力が得られる。そしたら井出句の奴を、ぼっこぼこにしてやれるわ……!」
なるほど。つまり俺と一緒に井出句を倒したいって訳だ。
正直、これは俺にとってはありがたい提案だ。強力な魔力を得ためぐみがいれば、あいつを抑えるサポートとしては心強い。それに。
(いつもしずくとヤれる訳じゃないし……。魔族化のリスクを抑えるためにも、めぐみに協力してもらえるのはとても助かる……!)
だが、と俺は疑問を口にする。
「いいのか……? めぐみは俺のこと……」
「好きよ。大好き」
「……え?」
めぐみからの真っすぐな告白に、思わず思考が停止してしまう。当のめぐみは顔を真っ赤にしていた。
「き、気づいたのはついさっきだけど。隊長は……あいつや、他の男とは違う。男性に対してこんな気持ちを抱く日なんて、私には絶対にこないと思っていたけど……。今は確信を持っている。私、伊智倉めぐみは。昂劫和重という男性を、異性として好きなんだと」
「めぐみ……!」
これ以上女性に恥をかかせる訳にはいかない。俺はめぐみの唇を奪うと、舌で強引に開かせる。そしてそのまま口腔内を蹂躙した。
「んぶ……んちゅ。んはぁ、んん……」
めぐみは最初はびっくりしていたが、次第に俺の舌を受け入れていく。そして積極的に自分の舌と絡めてきた。
互いに唾液を交換し合い、時に舌先を硬く、時に柔らかくしながらめぐみの歯茎や上あごをなぞっていく。
初めて与えられる刺激に、俺の胸板に這わせているめぐみの腕が時折びくりと動く。
「んふ……じゅぷ、んちゅ、はぁ、あ……」
そして口腔内で激しく交わりながら、俺は修練着の上からめぐみの胸に手を添える。めぐみは少し抵抗する様に腕に手を添えてきたが、俺は気にせずそのまま優しく胸を揉み始めた。
(丁度手に収まるサイズ……いい……! しずくほど大きくないとはいえ、しっかりと柔らかい……!)
正直、初めてしずくとヤった時は俺も暴走状態だった。あの時は今より呪いが強く残留していたし、俺自身性衝動に支配されていたのだ。結果、力強くしずくのおっぱいを揉みしだいていた。
だが今は何とか性衝動を抑え、意識して力加減に気を付けている。ふっと俺から唇を離し、めぐみは恥ずかしそうに口を開いた。
「そ、その。私、しずくほど大きくないし……同年代と比べても、その……」
「おいおい、めぐみ。俺は女を胸の大きさで格付けしたりはしないって。それに。今、俺の目の前にあるおっぱいは、とても美しい」
「か、かずしげさん……! も、もう……!」
俺はしゃがみ込むと、ベッドに腰かけるめぐみの股間の前に顔を持っていく。そして内太ももに手を添え、そのままゆっくりと開かせた。
この薄い修練着の向こうに、まだ男に触れさせたことのない聖域がある。その事実に、興奮に拍車がかかる。そして修練着越しにめぐみの股間に触れようとしたタイミングで声がかかった。
「あ……その。そこ、汚いかも……」
「え?」
汗とか、聖水的な意味かと思ったが、めぐみは若干嫌悪の表情を見せる。
「さっき、あいつのモノが触れたの……」
「……なるほど」
直でないにせよ、修練着越しに触れていたのか。確かにそんな場所はうかつに触れたくないし、めぐみもその部分を触った手で自分の肌に触れられるのは、抵抗があるだろう。なので。
「じゃ、遠慮なく」
「あ……」
俺は股間部分の布地を横にずらした。
◼️
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
めぐみともがっつりとヤってしまった……! 可愛すぎて、興奮を抑えるなんて事が全くできなかった……!
長い時間をかけて、ようやく呪いをめぐみの体内へと放出し終える。俺はそのままめぐみの上で脱力し、体重をかけた。
「き……気持ち、よかった……?」
「ああ……めちゃくちゃ気持ちよかった……」
「よ……よか、たぁ……」
覆いかぶさる俺を、めぐみは優しく抱いてくる。
「めぐみはどうだった?」
「え……は、恥ずかしい……」
「聞かせて」
「う……ん。その。か、かずしげさんが、私の中を突いている時。本気で私を求めているんだ、て分かって。その。き、気持ち、良かった……」
うおお! か、かわいい……! めぐみは照れた表情のまま顔を真っ赤にしている。
「と、特に、その。し、しずくから聞いてはいたんだけど……。体内で呪いを魔力に変換した瞬間が、一番すごかった……」
これは以前しずくから教えてもらったのだが、基本的に呪いは俺が体内に放出したその瞬間に、術士の魔力へと変換されるらしい。
そしてその時、凄まじい快感の波が押し寄せてくると話していた。つまり術士であれば、俺に体内に出されたと同時に強制的に絶頂を迎えるのだ。
チートな様な気もするが、結果的に相手が処女だろうとお構いなしに、俺は快感を与える事ができる。もちろん俺も気持ちいいし、魔族化のリスクは抑えられるしで良い事尽くしだ。
俺たちは互いに呼吸を整える。
「めぐみ。魔力はどうだ?」
「う、うん。過去にないくらい、ものすごく充実してる……」
「そうか……。正直、俺はまだまだめぐみとヤりたりない。こんなのじゃ全然満足できない」
「え、と。その。う、うん……」
「めぐみは俺のものだって証をもっともっと刻みたい。が、今は時間に余裕がない。通りすがりのパトロールに、井出句の存在が知られても面倒だしな。だから」
本当に名残惜しいが。俺は心の中で血の涙を流す。
まぁいいさ。めぐみとはこれからもヤれるんだからな! 俺はそっとめぐみと唇を軽く重ねる。
「あ……」
「続きはまた今度だ。今はめぐみにひどい目を合わせたあいつを、さっさと片付けよう!」
「はい……!」
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