第2話  友と過ごした時間

中筒と過ごした友達。

どんな、友達だったのか?


そんな話しすらも聞いたことがなかった。。。


本当に、中筒と言う男は、多くを語らない男。


そんな、中筒が、今、懐かしんでいる。。。


「懐かしいものだな。。。」




中筒「文殿、今日は神と、人とはについて、話そうぞ。」


文「中筒殿、例えば、大変困っている人々がいたとする、神ならばどのようにその者から、困っている事を聞き出すか?」


中筒「そうであるな。。。」



若かれし頃の中筒は、まだ神様業の学びの最中だった。

神様として、どんな考えが必要なのか、相手を思いやり、人々に寄り添うには。。等。。。


二人はよく、笑い、沢山夢も話し、将来、共に立派な神様になり、神々同士協力し、人々を導きながら、また自分も成長をしていこう。

そんな話をしていた。


二人の仲の良さは誰から見ても羨ましがる程。

それくらい、仲良く、その頃の中筒は喜怒哀楽を素直に出すそんな、少年だった。


やがて。少年から、青年へと。


いよいよ、神様業としての第一歩をあるき始めた頃。


文は想いをよせる相手ができる。


つまりは初恋と言うものなようだ。


勿論、中筒は彼を励まし応援する。


やっとの想いで相手のお姫様と想いが通じ、中筒は羨ましくも、嬉しい気持ちで二人をみていた。


二人でいた、時間は三人の時間となり、時に文と姫は、二人て、語り過ごす姿も。


自分にも、いつかあの二人のような、共に手を握り、語るような女性と巡り会うのだろうか。。。


そう、想う中筒だった。。。

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