中筒様の生い立ち

中筒ユリナ

第1話 住吉三神様

さぁ、いよいよ、始まったぞ!


中筒「だから、なんなのだ!?

私の昔の事など・・・」


シブァ「前から、りおが聞きたがっていただろう。」


中筒「ならば、神話でも開いてみては良いではないか。何かしら出て来るであろう。」


ジャン「神話は、神話なのでは?

りおは、中筒その者が知りたいんじゃないか?

それに、きっと、ゆうもな。。。」


中筒はため息だ。。。


それもそのはず、りおは勿論、誰も知らないんだからな。


中筒は、自分の事を語らない。


これだけ仲良しな俺、シブァですら、本人から、聞いたこともなくだ。


それでは始まり〜

     始まり〜✨✨✨


中筒「ほぼ、無理やりであるな。。。😓😓😓」


✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣



中筒(そなたとは、ずっと、永遠に良き友でいられると思っていた・・・)



イザナキ様は神話の通り、三人の男児を生み出した。


それが、住吉三神様だ。


上筒男命、中筒男命、底筒男命


三人は、父であるイザナキ様に育てられたわけではない。


生まれた時は、既に少年だった三人は、後に住吉大社と言われる社に通じるお屋敷へと行く事に。


少年の三人を待っていたのは、


教育のプロである、竹内宿禰様だった。


竹内「初めまして。私は竹内宿禰と申します。イザナキ様より、お三人様をお預かり致しました。

どうぞ、よろしくお願いします。」



これが、竹内宿禰様との出会いだ。


そう、三神様は、竹内様に育てて頂いたと言うわけだ。


だからか、教育者のような感じなのは。。。


竹内様は、それは、それは、厳しいお方だった。


食事一つとっても、箸使いは勿論、綺麗に、余すことなく、感謝をもって頂く。つまりは、マナー等だ。


竹内「食物に魂など無いものの、作ってくれた方への礼儀であります。」


三人は、小さな机のような物を与えられ、多くの書をその机の上で一緒に読み、ものの考え方や、道理、道徳等

学んでいく。


ある時、庭に出て三人が遊んでいる時に小さな生き物を見つけた。


竹内様は、三人に、小さな命も懸命に生き、この生き物でさえ、役目があり、生を受けている事を話していた。


中筒「どのような役目なのですか?」


竹内「三神様に出会われ、今こうして、命と言う事を教えているのです。立派なお役目と言えるでしょう。」



日々三人は、竹内様とまたお屋敷には幾人かのお世話役がいるだけだった。


勿論、時に父であるイザナキ様が来られたり、その他偉い神様方がご訪問されていた。


やがて、三人は竹内様の学びの園へ通い始める。


自分達と同じように、神様となるべく生まれた者達が集まり、神様になる為のお勉強が始まったのだ。


三人とも、級友とも言える友ができ、それぞれ、その友と過ごすようになる。


三人は、それぞれ性格の違いから、仲が良くなる友も、バラバラだった。


中でも、中筒は一人の級友と出会い、彼とは親友とも言える仲になっていく。


この友との交流こそが、今の中筒の土台となるのだ。


さて、続きは、2話にて。。。








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