第39話 臨時最終試練の結果
魔王達とゴーレムによる二回目の戦いが始まった、先制を強欲の魔法で始める魔王達
「…多重魔法なら私も少しは出来ますよ~コツは細かくですよね?」炎の魔法を細かく多数射出する強欲
「…う~ん、まぁ五十点かな?」軽く水の魔法で相殺していくゴーレム
「…まぁですよね~でも…私だけでは無いですよ?(笑)」次の魔法を打ちながら笑う強欲
「…接近戦なら俺だろ?」両手に気を滾らせた強欲がゴーレムに殴り掛かった
「お?良いよ~連携が取れた良い動きだ!ただ、合わせても七十点かな?(笑)」笑いながら強欲の魔法を相殺して憤怒の攻撃は避けるゴーレム
「…此方を見ないで避けるとか…どんな感知だよ…」足や手に気を練り込む憤怒は困惑していた
「…そうだな~もう少し気の移動をスムーズにすると良いよ?」
「…気の移動??」
「そうか~解らないか~ならこんなものかな?出来れば次に挑戦する時は出来ていて欲しいな~(笑)これじゃあ話にならないよ~」魔法を相殺し、近接攻撃も避けながら笑うゴーレム
「「…無理……」」倒れ込む魔王達
「?もう終わり?どうする?ギブアップかい?」
「…はい~悔しいですがまだまだ早かったです~」
「…そうだな…勉強すれば勝てるように成るのか?」
「そうだね、その為の施設を本体が創ったし…そもそも俺は強くないよ?なぁ、本体?」
「そうだな~俺位は倒せないとさ~そもそもこの世界から出れないぞ??だから、頑張ってよ(笑)」
「…勝てるように成るのなら…後はやるだけだ!次はちゃんと下から登って挑戦させてもらう!」
「…そうですね~私も頑張りますよ?課題も見えたしナビに今回の戦いも記録して貰いましたから(笑)」
「へ~ナビをちゃんと使えてるね~ナビの使い方としては正解だよ(笑)」
「さぁ落ち着いたらまた入り口付近で待っててね?もう少しで怠慢も来るだろうし…挑戦するんでしょ?マーリン達も(笑)流石に二人とやるなら少し休むね~」王座に座るゴーレム
(…出来れば疲弊してる所を殺りたいですが…多分意味は無いですね…)
「さぁ~此方も休憩しよう(笑)ほらテーブルと椅子だよ?後は…ケーキと紅茶かな?」次々ストレージから取り出すエリック
「はい!お願いします!!」
「はい~此方もです~」
「…速いな…どうぞ」気が付いたら席に着いていたティアと強欲に呆れながらケーキと紅茶を出すエリック
「ほら、マーリン達もおいでよ(笑)多分美味しいよ~(笑)」
「私も貰うわ」(多分とか何時も言うけど…美味しくない時なんてないから…)
「俺も良いか?」
「ほら、ゆっくり食べなよ(笑)」
「「いただきます」」「「おかわり!!」」
「…速いな~まだ有るからどうぞお食べよ(笑)」
「「いただきます~」」
ティータイムを楽しむエリックの元へやっと現れた怠慢は開口一番文句を言った
「エリック!!ナビが厳しいぞ!何とか言ってくれ~てか、ワシにも欲しいのだが…解ったよ!謝るよ!…エリック、生意気な事を言ってすみませんでした~これからはエリックならびナビの言う事に従います」エリックの前で土下座する怠慢
「……これで良いか?ナビよ……ふ~助かった…まぁナビに言われたから謝ったが…ワシの本心だからさ…本当にすまなかった…」
「まぁこれからは心を入れ換えて頑張ってよ~?怠慢には期待してるからさ(笑)」
「…はぃ、頑張ります……ワシの分は有るかの?」ケーキを見詰める怠慢の魔王
「…ほらよ(笑)ゆっくり食べなよ(笑)まぁこれからマーリン達がチャレンジするからさ、学べる所も在るだろうし?食べててもちゃんと見てなよ?」
「了解なのじゃ……ウマ…」出されたケーキを食べる怠慢
回復を終えたゴーレムは王座から立ち上がり部屋の真ん中へ向かった
「さぁ~休めたし、始めるかい?それともまだ休んでるかい?」
「いえ、ご心配なく…どちらかと言うと私は貴方を待っていましたよ?…行くわよ?ティア」
「…モグモグモグモグ…んぐ…ごくごくごく…ぷは~…はい~行きましょう!!頑張りますよ~」
大量に頬張ったケーキを紅茶で飲み込んだティアとマーリンはゴーレムの所へ向かい歩いた
「さぁ~どうする?先攻は譲るよ(笑)」
「まぁ、余裕ですよね…ティア?行くわよ?」
「…了解です」
ティアは無詠唱でマーリンと自分に結界を薄く張り大剣を構えた
「…良い結界だ(笑)……へ~この程度は効かないか~凄いね~」
試しに軽く魔法を放ったゴーレムは無傷な二人を見て感心した
「私も行くわよ?」
両手に魔力を込めたマーリンは接近戦を仕掛ける為、ゴーレムに近付いた
「…まぁ、こんなものかな?でもな~ちょっと練度が足りないかな?」
「…でしょうね…でもこの状態でこれならどうですか?」
マーリンはゴーレムに肉弾戦を仕掛けながら無詠唱でゴーレムの背後に炎の魔法を作り徐々に近付けた
「へ~考えたね~確かにこれなら発動速度は要らないね~誤爆もしないだろうし…でも俺も同じ事が出来るのを忘れたかな?」
ゴーレムは後ろに水魔法で対処しながらマーリンの後ろへ同じく魔法を置いた
「…でしょうね~ですがマーリンさんには私が付いてますよ~」
ゴーレムに大剣で斬り掛かりながらマーリンの後ろへ追加の結界を張った
(…足りないか…でも、せめて一撃でも与えたい!)
マーリンとティアはゴーレムに接近戦を仕掛けながら次々と魔法を生成しギリギリの戦いを行っていたが徐々に追い詰められていた
「ほら~結界の練度が足りてないよ??魔法の制御も悪くなってるし~」
「…ティア?まだ行ける?」
「…はい~何とか付いていけてますよ~」
(ティアも限界ね…)
「…もう、終わりかな?まぁ頑張ったと思うよ?想定より時間が掛かったしね~」
「……悔しいですが、まだ倒せそうに無いですね…ですが!一矢報いる!ティア!お願い!」
「…了解です~」
ティアはゴーレムの周りに残りの魔力で結界を張り動けなくした所をマーリンは本気の魔法拳をゴーレムに繰り出した
「……お疲れ様、二人とも頑張ったね?でも、まだ足りないかな?」
ティアの結界を一瞬で解除してマーリンの拳を左手で受け止めて右手でマーリンの首に剣を当ててティアの頭上には怠慢を仕留めた炎の竜が口を開けていた
「…降参です…参りました」
「…はぃ~もう無理です~」
「はい、良く出来ました(笑)」
ゴーレムは剣を仕舞い魔法を解除して二人を立たせた
「…勝てませんでした~もう無理です~」
「…勝てるビジョンが浮かばないわ…」
「うん?惜しかったよ?自信を持ちなよ~あれでもゴーレムの左手の損傷も結構だよ?魔力もかなり減ってるよ?あと少しだったと俺は思うけどな~まぁお疲れ様、休んでから帰るかい?」
「…はぃ……出来ればですが…今のエリックさんならどうなるか見せて頂けないですか?」
「へ?俺??」
「…そうですよ~エリックさんが戦ったらどうなるか気になりますよ?お願いします~」
「…ティアまで~?そんな事言われてもな~?」
「私も~見てみたいです~」
「…出来れば俺も…」
「そもそもエリックも勝てないのではないのかの?」馬鹿にする怠慢
「……まぁそこまで皆が言うなら…やる?ただな~参考には成らないと思うよ?良いの?」
「「「「「お願いします!」」」」」
「…ふ~解ったよ、やるよ…ナビ?ゴーレムの回復をしてやって?ゴーレムも良いかい?」
「…まぁ良いんじゃないか?俺が壊れても次の挑戦までに直るだろ?」
「…まぁそうだな…これから皆は勉強するだろうしね~」
「…なら回復次第戦うか(笑)デモンストレーションだな(笑)」
「…何でゴーレムはヤル気なんだよ…」
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