第10話 セバスの暗躍

~~セバス視点~~


 三人を引き連れてレストランに到着したセバス達


 「さぁ着きましたよ、このレストランです」

 「此処は予約が取れないと有名なお店ですよ!?一度は来てみたかったのです!!」驚くティア

 「相変わらず食べ物には詳しいわね(笑)」

 「いやいや、有名ですよ?王族も簡単には食べられないとか言われているのです!」

 「へ~それは凄い楽しみね(笑)」

 「まぁ、期待して下さい(笑)今日は私達で貸し切りにしましたので楽しんで下さいね?」

 「はい!入りましょう!?楽しみです(笑)」

皆を引き連れてレストランに入って行くティア


 「失礼しま~す」「どちら様ですか?今日は特別な方の予約が入って居ますので…あ~セバスか?」

 後ろから顔を出したセバス

 「はい、此方の方達が新しい仲間に成ります」

 「ほう?この二人か?魔女と聖女だな?」

 「あら、知ってるのね?私がマーリンで彼女がティアよ」「はい!よろしくです」

 「よろしくな(笑)他の奴らはもう中に居るから早く入りな、料理はバイキング形式だから好きなだけ食べてくれ(笑)」

 「はい!よろしくです~食べますよ~楽しみです~」急いで奥に向かうティアを追いかけるマーリン

 「ほら、慌てないの(笑)」

 「さあ、我々も行きますよ?」「了解だ」


 「うわ~凄い料理ですね!?」料理を見て驚くティア

 「あら~本当に凄いわね?私は良く解らないけど(笑)」

 「それでは自由に食べてくださいね?」

 「おい、紹介が先だろ?」後から入って来たダンブが注意した

 「そうでした、ついティアさんを見ていたら早く食べて貰いたくなりまして(笑)」

 「そうね、私も気になってたわ」「私は気付きませんでした…奥のお二人ですよね?」恥ずかしそうに確認するティア

 「では、手短に~王国騎士団の団長と第一王子です。では食べますか(笑)」

 「待て待て、流石に雑すぎないか?(笑)」

 「本当ですよ~(笑)一応は初顔合わせですよ?」

 慌てる二人が苦笑いのままセバスを止めた

 「まぁ、お二人は有名な方ですから、適当でも解るかなと思いまして~(笑)」笑うセバス

 「そうね、二人の事は知ってるけどあの人との関係は気になるわ、特に女性はね~」軽く睨み付けるマーリン

 「まあまあ、喧嘩は駄目ですよ?皆は仲間ですからね?」マーリンを止めるセバス

 「解ってるわよ…約束だもの…」


 「こんな状態だけど俺から、第一王子のエドガードです、あの人とは家庭教師として派遣されたのが切っ掛けで知り合ったから、そこだけは馬鹿親父に感謝かな?まぁ気楽にエドと呼んでくれ(笑)」

 苦笑いのまま自己紹介を始めたエドガード


 「次は私ね?王国騎士団の団長を勤めてますレイナと言います、あの人とは孤児の時に拾って貰って何年間か一緒に生活をしてたけど…最終的に騎士団に入団して別れたわ…だから、あの人は親で有り兄で有り恩人よ?残念ながら何も無かったわ」

 残念そうに語るレイナ


 「そう、それなら良いわ…宜しくね?」

 「えぇ、此方こそ」

 お互いに凄みながら握手をする横ですでに食べ始めてたティアだった

 「モグモグモグモグ私もよろしくですモグモグ」

 「相変わらずね~(笑)」「?この子はいつもこうなの?」「そうよ?食べ物には眼がないの、食事の邪魔は怒るから気を付けてね?(笑)」「解ったわ(笑)」


 「それでは、情報交換を始めますか?」

 「そうですね、始めますか~まぁ食べながら気楽に行きましょう(笑)」(ティアさんが怒ると怖いですからね~)


 「まずは、俺からで良いか?」手を上げたエドガード

 「はい、よろしくお願いします」(予定通り行っていれば良いのですが…)

 「取り敢えず言われた通りに出来てるぞ?今の所は順調だと思う」

 「それは、良かったです(笑)まぁ多少の不備は仕方が無いですしね~」

 「?何の話よ?」「あ~すみません、説明して居ませんでした」慌てるセバス

 「取り敢えず私が今している事は簡単に言うと仕返しです(笑)」「仕返し?」

 「はい、フリスにあの人の仕返しをしています」

 「へ~詳しく聴きたいわね(笑)」

 「まぁ、簡単に言うとあの人から貰ったで有ろう物を全て回収しようと思いまして、手始めにお金と装備を回収しました(笑)次の予定は地位と名誉の回収です」

 「そんな事が出来るの?あれでも勇者として認識されてるのよ?」

 「そうなんですよ、なので今回のパレードを利用しまして国民からの評価を落とそうかと思います(笑)」(死なない程度には苦しんで貰わないと気が済まないですからね~)

 「まぁ、あいつは任せるわ私達はあの人を助けて見せるから」

 「?出来るのですか?」驚くレイナ

 「解らないわ…ただあの人は簡単に死ぬような人では無いのも事実だし、もし生きてるなら私が助けに行く」

 「そう言えば、何処まで解ったのですか?」

 「そうね~何て言えば良いのかしら?緊急時のマニュアル?と書いてる部分が解ったのよ」

 「緊急時のマニュアルですか?」(良く解らない言葉ですが進展が有った事には変わらないですね)

 「取り敢えずもう少し読み解いたら封印門に行こうと思ってたのよね?」

 「モグモグモグモグふぁいモグモグそうなのですモグモグ」「落ち着いて食べなさい(笑)」

 「そうですね、あの人は任せますよ」(出来れば私が助けに行きたいのですが…適材適所ですかね~)

 「取り敢えず俺の方はアイツを追い詰めつつ国王を目指すかな」

 「ほう?クーデターですか?力は貸しますよ(笑)」

 「右に同じく(笑)」セバスに同意するレイナ

 「いやいや、そこまでの事はしないさ(笑)何事も穏便にね~(笑)タイミングが合えば上手く行くかも位の話だよ」笑って誤魔化すエドガード

 「そう言えばあいつは?どうなったのかしら?」

 「あいつなら兵舎の奥の独房に入れてるよ(笑)団長権限よ?(笑)」

 「それなら安心ね~でも、パレードが有るからずっとは無理でしょ?」

 「そうね、でもなるべく入れておくわ(笑)」

 「そこは、頼りにしてますよ(笑)」(出来るなら出ては欲しくないですね~次の手を考えなくては…)

 「あ~忘れる所だったわ、セバスに私達の財産を全部渡そうと思ってたのよ(笑)ね?ティア」

 「モグモグはいモグモグそうなんですモグモグ」

 「良く食べるわね~まぁ書類は用意してるから貰ってよ(笑)」書類を渡すマーリン

 「?どうしてですか?別にお金は要りませんよ?」困惑するセバス

 「違うわよ~あいつが狙いそうだから先に失くすのよ(笑)どうせ使わないしね~」

 「あ~そう言う事ですか?なら受け取りますよ」(ビックリしましたね~お金が無いと思われたかと思いましたね~)書類を受け取るセバス

 「確かに受け取りました(笑)まぁ何か必要なら私の商会でお金は要りませんので好きに使ってくださいね?」

 「えぇ助かるわ」「はい!頼りにしてます(笑)モグモグ」

 「まぁ今日はゆっくりして、また明日から頑張りましょうね(笑)」

 

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