第11話 Virtual Journal「飛翔」
2017年11月12日
HOSPnetが稼働したおかげで、職場からもインターネットが活用できるようになった。
既に施設独自のコンピューター専用線を使用できた大病院をのぞけば、全国の多くの職員は回線速度の遅さや料金の高さに不満を持ちながらも自宅の電話線を唯一の頼りとしてきた。
それが職場から専用線でインターネットを利用できるとなれば、HOSPnet運用にあたっての細かな制約にも感謝の気持ちで目をつむろう。
インターネットといえば、宮崎医科大学のホーム頁(http://www.miyazaki-med. ac.jp)からたどって、吉原博幸医療情報部教授の「出版概念の革命」という論文を読んだ。
その論旨は、インターネットにおけるWorld Wide Web(WWW)の出現により、出版という概念が大きな影響を受け、特に学術的な分野では出版形態そのものが変わるであろうという予測である。
WWWによる情報提供方式は、文書や画像を置いてあるサーバと、それを閲覧するクライアントの双方が連携するものである。
サーバ側の機能としては、HTML(hyper text markup language)文書やデータ画像をクライアントの要求があったときに転送するだけである。
その情報を変換して表示するのは、クライアント側のWWWブラウザということになる。
すなわち、WWWで情報を提供するということは、クライアントである世界中のWWWブラウザに対して、24時間体制で情報の提供ができるように、インターネットのどこかのサーバにデータ画像やHTML文書を置くということである。
これを応用して、仮想空間における「Virtual Journal-飛翔」を出版してみよう。
まずHTML文書で原稿を書いたら、自分のホーム頁にでも置いておこう。
ちなみに私の場合、「Health Information」http:// www.hi-net.or.jp/yukion/index.htmlを営業している。
多分どこかのサーチエンジンには登録されているであろうから、一般の読者(インターネット利用者)の目に触れる可能性はある。
しかしこれでは、原稿を読むために読者があちこちのホーム頁を探さなければならない。
そこで、「VJ-飛翔」の編集委員会へ原稿の掲載を依頼する。
「VJ-飛翔」の評価基準をクリアした場合、その原稿のアドレス(URL)は「VJ-飛翔」のホーム頁にリストアップされることにより、「VJ-飛翔」の記事として読者の目に触れる。
その際、リストアップされた原稿そのものを掲載する必要はなく、原稿はそれぞれの著者のホーム頁にでも置いてリンクさせておけば十分である。
「VJ-飛翔」には印刷という作業がないので、原稿さえ集まれば週刊誌としても発行可能である。
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