第87話 エンデ王国 インゴット売却 

いきなり、エンデ王のところへ「転移」は、やはりマズイ?と思うから、冒険者ギルドの裏あたりに移動して、表に回って、例の鑑定門をくぐって王都内にはいる。


さて、どう?したものか、と思って、挙動不審?になっていたら、声をかけられた。

「ヒカルさん?」

振り向けば、どこかで? そう、エンデの使用人のサツキさんだよな?

「こんにちは」って挨拶して、よもやま話?をしていたら、

「ヒカル? 今日は何だ?」って、あれ?ちょうど良いや、王様だよ、変装しているけどね。

「こんにちわ、XX様?」ってまた、門から出て、角の商業ギルドの部屋に連れ込まれたよ。

「なんだよ、XXって?」「だって、バレたらマズイよね〜」

まあ、なんやかんやで、ちょうどいいので、エンデに用があったこと、どうやったら、エンデに会えるか?解らなかったこと、要件は、ダンジョンでインゴットを採集できたけど、必要?って聞きたかったこと、などを言ったら、笑われたよ。

「何だ、案外、小心者だな? 直接来れるんだから、来れば?」

いやいや、そういうわけにもイカないからって思ったのに・・・


それで、結局は、インゴットなら商業ギルドで買い取る、ってことなので、金335kg、銀335kg、ミスリル325kg、オリハルコン160kgって言ったら、少し考えてから、支払いは3分割で良いか?っていうので、OKだよ。

サツキさんが、男の人を連れてきたが、<鑑定>では、商業ギルド長のコンドーさん、彼も転生者だよ。この人を紹介されて、商談成立。

今後も、コンドーさんを頼って良いってエンデ王が言うから、まあ、そうしよう。

それで、買取金額は、まとめて、金貨20億枚。 


小心者?の僕には良くわからないことになっているので、エンデに、これで良いのか? 王国の経済や貨幣価値に大きな変動。影響などは無いのか?聞いてみたが、まあ、そのあたりは、コンドーさんが何とかするだろ?って言っているし、それならそれで良いのか?

コンドーさんが言うには、ここの商業ギルドに口座を作って、そこへ、一年かけて、4分割くらいで、5億枚ずつ振込するという提案だったが、即決でOKしておいたよ。また稼げる?・・しね。

僕が、指定された場所へ、インゴットを全部出して、売買成立。エンデも、「よし決まったな!」って、何、最後だけ締めようとしているんだ? 

金とミスリルは同額、銀は1/10、オリハルコンは、金の2倍ってところみたいだ。

どうしよう・・・ここでも、また金が溜まってしまったよ。

コンドーさんには、資金運用に回して貰っっても良いよって伝えておいた。まあ、勝手にやってもらっても構わないから。


▶コンドー 転生者 150歳 レベル150

・エンデ王国 商業ギルド長

・収納、鑑定、

・経営、経理、資産運用、


この人、前世は、銀行マンか何かなのか? なんでも、前世はサツキさんの実の兄さんらしいよ、兄弟揃って異世界なのか? いろいろだけど、結構あるな。

まあ、このエンデ王国には、まだまだ居るのだろうな。

そのあと少し、僕の経歴なども話して、今後ともヨロシク!って握手したよ。


それで、今後エンデに来るときは、ここを拠点にしてもらっても良い、ってありがたい提案をしてくれたのだ、最高! 

ついでなので、早速、僕の口座に、エンデ金貨を5000枚、入金しておいた。


△エンデ金貨 5000枚 口座入金


コンドーさんに、この国って、結構魔石を使うよね、供給はどう?しているの、って聞いたら、冒険者ギルドから買い取っている、っていうから、どんなの?か聞けば、ゴブリン、オーク、ゾンビ、などなど、ほとんど何でも需要がある、って。

「たくさんあるから、あげようか?」

「えっ、買取じゃなくて?」

「そう、欲しければ、あげるよ」

「見せてもらっても?

「良いよ」

って、ゾンビやらスケルトンのをたくさん出してあげたら、綺麗ですね〜って言いながら、欲しそうにしてるので、「良いですよ」って言えば、机にぶつかりそうなくらいに頭を下げてくるので、そういうのは止めてもらって、全部、寄付させてもらった。


ざっと数えたら、1000個くらいあったかな?




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