第86話 エンデ王国 マウント・ダンジョン (2)
廃墟エリアだね、遠くにりっぱな宮殿が見えるけど、あれがボス部屋だろうな。
一気に、行っても良いけど、まあ順当に、手前に出てきた連中からやりますか。
墓場や地中から、ワラワラとゾンビが、その後方では、スケルトンが出始めている。
更にその後方でも、・・・一体? どれだけの怨念がこの地下に籠もっているんだ?
イヤ、違うか?ここはダンジョン、いつも、この数なんだな。
まあでも、今日くらいは、完全に浄化される経験もあっても良いだろう?
なので、もう、見える範囲すべてに、「光雨」「浄化」「解呪」。
浄化と光の雨を降らせて、乾きを癒やせれば・・・
魔力は普通の強さでやったから、まだ、立っているのもいるけど、殆どは光の粒と変わって上昇していっている、なかなか壮観な眺めだよ。
適当に、魔石を回収して進む、スケルトンで、ヨロヨロしながらも、浄化に耐えて?いる連中に、広範囲に「光射」を浴びせて消滅させる。
宮殿も近くなってきたな、と思っていたら、正面、左右、そして地下から、まだまだ湧き出てくるよ、スケルトン騎士団かな? 武器・防具装備、スケルトンの馬に跨ったのもいるし。長い槍はランス?
総勢100体の騎士団。
まずは騎士団が、って思っていたら、騎士団の整列を割るように、後方からランスを構えた騎乗騎士が一体、突っ込んできた。
何? 一騎打ち?したいの?
彼の真正面に移動して、「結界」でランスを弾いてから、「光槍」で眉間部分と心臓部分を射抜く。鎧や甲にじゃまされることなく射抜く。小さな穴を開けて光が通過していく、と同時に、馬もろとも、光となって消えていったよ。
それに続いて近くまできていた、他の騎乗騎士4体が、一斉に僕を攻撃してきたので、「光射」を強めにして、仕上げは、一体ずつ「光刃」で首チョンパ、これ、スケルトンにも効いたようで、全員が一瞬にして光に変わって消えた。
さて、残された騎士団が、まあ意識も感情も無いのが幸いして?か、編成を組んで、何事も無かったかのように進軍してくる。
魔力多めで、総勢を範囲指定して、「加重」で進行を止めて、「光射」を浴びせて、止めとして上空から大きめの「光弾」をばらまき気味に降らせる。終わりだ。
宮殿まで進むと、リッチーだよ。ボスが現れたが、やはり、意思疎通は出来ないようだ。なので、まあ普通に相手をしますか?
闇魔法をいろいろ使って攻撃してくるけど、いずれも僕には効かないよ。
リッチーは、聖魔法には耐性があるようだけど、光魔法は通るよ。しかも、闇魔法まで、僕のほうが威力もレベルも高いのか?どんどん効果が現れて、リッチーが跪いた。
何か?言っているようだが、うん? 分からないな。悪い。
想像はできるよ、一思いにやって欲しいってか? なので、彼を「結界」でくるんで、その中に「浄化」「解呪」を満たしていった。止めは、「光槍」で彼の心臓部分を射抜く。
結界内の彼が光に変わって、弾けて消滅したので「結界」を解く。小さな光の粒が、弾けて霧散して消えていく。サヨウナラ。
あとに残された物は大きな魔石と宝箱。これは、想像はしていたけど、呪い付きの宝箱だ。魔力をぶつけて、「解呪」して、蓋をあけた。
◎宝箱:マウント・ダンジョン:20階層、最下層
💰*エンデ金貨2000枚
*インゴット20kg:金10個、銀10個、ミスリル10個、オリハルコン5個
*魔導書:古代魔法、闇魔法、聖魔法、黒魔法
*魔石:リッチー闇魔法大全を記録してある
⦿*魔導杖 ワンド と ロッド:魔法効果10倍
⦿*腕輪 転移
⦿*腕輪 鑑定 使用者より高レベルのものを鑑定できない
⦿*指輪 魔法効果10倍
コアには触れずに、そのまま「転移」で、帰ってきた。
さてさて、売るほど、インゴットやエンデ金貨が手に入ったな・・・
エンデ王にでも売る?
イヤイヤ、あげないよ、売れるなら売る、不要なら売らない、それだけ。
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