第83話 エンデ・ポート・ダンジョン (1)
今日は、直接、エンデ王国のダンジョンに向かう。サザン別荘から「転移」。
海側、港があるけど、これ、旧王都の港だったんだって、昨日エンデが言っていた。今の外壁や区分けは、なんでも魔法やスキルを使って一日で構築したらしいよ。
まあ、そういうのは別にして、このダンジョンは、旧港にも近くて、昔から人気のダンジョンということだ。
名前は、エンデ・ポート・ダンジョン 40階層、
第10階層 草原、砂漠エリア ワイバーン レベル 120
第20階層 海エリア、海竜 レベル150
第30階層 宮殿、ヴァンパイア、レベル200
第40階層 ドラゴン レベル250
それぞれ、10階層ごとのボス討伐で宝箱が出る頻度が高いという。
宝箱も、できるだけ欲しいしね、・・
10階層へ「転移」して移動。
かなり広いエリアだよ、草原と、奥の方に砂丘も見える。
いきなり、来たよ、魔狼の群れ、60匹は居るな、しっかり連携が取れているんだな、一斉攻撃なんてことはない。
まず、特攻部隊が10匹、普通に、「風刃」でスパスパって首チョンパしておこう、普段、あまり「風刃」は使ってこなかったけどね、何となくだ。
次は、前から10、左右に10と10で、30頭の同時攻撃?
近くまで寄せて集めたところで、「浮遊」上昇して、「加重」で動きを止めて、「光射」で、全頭の頭を一斉に撃ち抜く。
時間の有る時に作っておいた「光射」の初実戦だよ。
*光射 細い光の矢を雨のように降らせる、
・光矢は、敵の頭・心臓を追従して撃ち抜く
さて、第3陣は、正面8匹、左右に5匹と5匹、今回はやや体の大きめなものたちで、一斉攻撃ではなく、まず、左右からの攻撃、少しタイミングをずらしてから、正面から7匹が飛び出してきた。
正面の7匹に「加重」で足を止めて、左右に対して、風刃を両手を飛ばしまくる。
正面の連中が、何か唸って歯を向いてまだ、闘志をむき出しなので、光の槍を7本作成して、それぞれの頭に串刺しにする。
残りは、3頭、大きい奴らだ。まず左右の2頭が出ようとする前に、それを抑え込むようにして、真ん中の最大の魔狼が飛び出してきたよ。まあ、群れのボスだね。
正々堂々と、魔力多めの「風刃」で首を狩り、左右の魔狼たちには、同時に「光射」を魔力多めで仕留めた。
なかなか、骨のあるダンジョンだな。
魔石が残っていたので、全部回収、「収納」する。
しばらく進むと、砂漠だね、しかも、広いよ。
ここで、体力を消耗させる魂胆? イヤだね、「気配察知」で、この奥に居るんだよね、ワイバーンが6頭、そこまで一気に移動する、「転移」。
突然目の前に現れた僕を見て、あわてて飛び立とうとしているよ、良いよ、待っているから、さっさと飛び上がれば?
まあ、どっちみち、同じ結果なんだけどね。上空まで上がって、僕をターゲットにして旋回しているところに、「加重」強め。
バラバラ、クルクルと落ちてくるよ、2頭は、落下の衝撃で首が折れて終わり、残りは4頭だけど、まあ、動けないだろ?
「光射」で、それぞれの頭を射抜いた。
残った魔石は大きくて綺麗だよ。6個回収。
しばらく周りを見ながら待ったら、出たよ、宝箱。これ、慌て者なら、見逃して行ってしまいそうだな。果報は寝て待て!ってね、待たなければ!
罠、呪いの気配は無いので、蓋を開ける。
ザクザクとまではいかないけど、それなりに入っている。
◎宝箱:エンデ王国ポート・ダンジョン10階層
*エンデ金貨 500枚
*エンデ銀貨 500枚
*魔狼の毛皮、牙、爪、素材一式
*ワイバーン 素材一式
下への階段は使わないで、次は20階層へ転移。
入って見て、驚き、ここ、海しか無い、陸地は? 「空間察知」すれば、はるか先の下への階段付近だけが陸地だよ。
水面移動、水中移動、空中移動、転移、・・などが使えなければキツイな。しかも、ここのボスは、海竜だよね。
ま、移動していれば、出てくるだろう、ということで、先だって、「水中遊泳」の腕輪だっけ?を没収したけど、まあ、今回それは無しで、普通に「飛行」で進む。
大きな気配が近寄ってくるな、ここの水深も深そうだし、ダンジョンってどうなっているんだ?
さてと、顔を出しそうな海面に「催眠」でも仕掛けておこうか?
お、予想通りの場所に出てきて、少しは「催眠」の風を吸い込んだのかな?
なんとなく、ポーってしている感じ。まあ、倒すのが目的なので、「光刃」で首チョンパ。なんと魔石は沈まないで、海に浮いたままで残されたよ。なので回収して持ってみたが普通に重いんだけどね、大きいし、8kgはあるかな?
宝箱は? って見ると、下への階段付近に出ている?ので、「転移」。
これも、罠、呪いの気配無しなので、開ければ・・・
◎宝箱エンデ・ポート・ダンジョン:20階層
*エンデ金貨800枚
*エンデ銀貨800枚
*水上歩行の腕輪 「水中呼吸」付き
*海竜の素材一式
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