第27話 自白 魔法 

さて、一応証拠はあるけど、あとは本人の自白が欲しい。

前に、「恐怖」で白状させたけど、自らすすんでペラペラと自白するように、催眠術をかけられないかな?ウインディに相談したら、出来るかも、って言うので、やらせてみたよ、まずは、馬車を運転していた使用人だけを起こして、ウインディが、なにやら、生ぬるい風を送った。


*風魔法 自白 


どうやら、恐怖の意識を植え付けて、自分の罪を白状しなければ、どんどん恐怖感情が高揚されるように催眠効果を付けたらしい。

目が冷めた途端に頭を抱え込んで恐怖と戦っていたようだが、観念してだんだんいろいろ話しだしたよ。こちらは何も誘導する必要もない、彼が自ら吐露しだしたのだから。


どうやら、男爵家で行われている違法奴隷売買が、伯爵家に見つかってしまって、どうにかしなければと、いろいろやっていたことの一つが、今回の三男坊の殺害計画だったらしい。

その他にも、傭兵や、冒険者を使って、伯爵領への嫌がらせや、被害を与えていたということだ。すべて、勝手に話してくれた。


さて、本番をどこでやってもらおうか? 貴族の争いみたいなものだし、違法奴隷売買もあるから、帝都、衛兵詰め所前だな。


あ、見落としていたよ、この男爵、へそくり?が少なかったよな〜、つまり他に隠している? 鑑定もしてなかったよ。なので、よくよく見てみれば、大きなごつい指輪だよ、これが鑑定では異空間収納指輪。

見落としてたよ。面倒なので、金属を回収、収納する。

あとで、チェックしよう。


さて、この二人に、風魔法・「自白」 をかけて、帝都衛兵詰所前へ転送するけど、その前に、その予定場所に、ウインディと強力して砂嵐を起こして、後、霧を発生させて、その真ん中に転送する。あとはよろしく! 


我が家に帰って、精霊たちを労ってリビングでみんなでゆっくりする。

何というか、二人は、またチャンバラごっこだけどね。

男爵の指輪収納をチェックする。多めの魔力を流して所有者を僕に変更して、収納リストを眺める。これは、かなりたくさん入れてるな。


*収納指輪 容量無限 時間停止 

・オリバー金貨 10000枚

・ウエステン金貨 5000枚

・ノスエラ金貨  5000枚

・収納腕輪   容量大 時間停止 空の状態

・支配の腕輪  奴隷契約、隷属、支配 

・魔剣(短剣) 精神支配、精神に攻撃、殺さない、傷つけない

・ローブ(魔道具) 隠蔽、魔法攻撃無効、


▲男爵の証、印、家紋押印


収納の指輪と、魔短剣は使えそうだ。男爵の証とか印は不要なので男爵邸へ転送してもどしておく。あとは、僕の収納に全部収納し直して、指輪収納を空にする。

錬金で、形と大きさを少し変えて見た目を良くして指輪の金属(ミスリル)表面に、彫刻をする。適当にやっていたら、僕の元勤務先の社章のマークになってしまったけど、これでも良いか? 誰にも分からないし、単なる幾何学模様だから。




魔剣(短剣) 精神支配、精神に攻撃、殺さない、傷つけない

        これは、使えそうなので、

装丁をかえて、ドラゴンの紋章を彫り込む、名前を「魂殺剣こんさつけん」として、僕の装備にする。


*魂殺剣   魔剣(短剣)精神支配、精神に攻撃、殺さない、傷つけない

       魂だけを殺傷、気絶、意識を狩る、

       不壊、絶対防御、を付与した

*指輪収納  社章マーク、ミスリル製、不壊、

       容量無限、時間停止。

*腕輪収納  容量大 時間停止 元男爵の持ち物、未使用品





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る