第23話 古龍の手磨き宝石
商業ギルドに顔を出して、宝石オークションの進捗状況を聞いて、順調ってことなので、話を変えて、2種の古銭を出してみた。
「これって、両替とか出来ます?」って、知っているけど聞いてみたら、
「これを、どこで?」 なんて聞かれたので、「古代遺跡まわりで拾ったものですよ〜」って返事をしている最中も、イナーバさんは、金貨に夢中だよ。
「これらは、今は亡き国家の発行していた金貨で、それぞれ、1000年、2000年前くらいに、国家が無くなってしまったという代物ですよ、確か? 価値は100倍くらい違ったはずです、オークションだと、更に高値が予想されます。」
って、測定器を使うまでもなく、詳しいな・・・
「各2枚づつあるんだけど、出品しようかな?」 「是非!」って飛びついてきたから、OKして、こちらも合わせて進めてもらえることになった。
オークション、楽しみだな。今の所、僕は顔を出す気は無いけどね。出品だけで。
おや? ストームから念話だ、酒のおかわり! って、子供か? で、どんな?って聞けば、「日本酒も良いのう」って日本酒かい、「でも、ドワーフも良いのだ」・・・
いろいろ言っていたが、聞き流そう。要は、各種を届ければ良いんだよな。
市場に出て、また、酒樽を買いまくった、店にあるだけくれ、と言ったら、6樽しか無いというので、ドワーフ酒6樽、日本酒の方は8樽、樽2個で金貨1枚なので、全部で金貨7枚の支払い。ついでに、宝石店や古物商を覗いたが、まともな?宝石が無いし、まあ庶民は買わないよな。古物商には、古銭やコインも無かったので残念。
そのまま、風龍ストームのところへ転移。ご注文の酒樽、も~う全部で14樽出したよ。「あんまり一気に飲みすぎないでくださいよ〜〜」って一応言ってみたが、聞いてはくれないな・・・ でも、代わりに、余っている?というか趣味で集めたものか? でかい魔石をくれた。ドラゴン、赤竜のだって。それと、いろいろ、磨かれた宝石をくれた。自分で適当に、こすり合わせて、手磨きしたんだって、ドラゴンの手磨きっていうだけで、価値が出そうだよ・・・
*ドラゴン魔石(赤竜)
*宝石 大玉 ダイヤ、ルビー、サファイア、エメラルド、各2個
*宝石 大きな結晶 水晶、アメジスト、トパーズ、
*鉱石 大きな結晶 ダイヤ、ルビー、エメラルド、ミスリル、オリハルコン、
ついでに、セイランを召喚して紹介しておいた。青龍だしね、どうやら、ストームは、先代の青龍を知っているようで、何か? 話がはずんでいた。あの手の話にはとても、割り込めないし・・・
それよりも、「サザランド王国って知らないか?」って聞いたら、やっぱ、知っているよな〜。
「俺の目の前で、ズンズンって勢いで、沈んでいった」って、それだけかい? なぜ?かは分からないってさ、どこかの「神」の仕業じゃあないのか?って。でも、話では、かなり、国としては栄えていたようなこと言ってたな、近いし、良く、上空を飛び回ったぞ〜って、それ、人々は驚異そのものだよね。
一枚、サザランド金貨を出して見せたら、俺も持っているぞ〜って、収納空間?から、一箱出してきたよ。さすが、光り物大好きドラゴンさんだな。
ふたを開けて見ると、何? 新品?って感じの状態だよ。
「欲しければ持っていけ」とは言うけどね、この大箱に何枚? 軽く5000枚は入っているよ。使い道もないので、今回は遠慮してもらわないでおいた。
冗談混じりに、「くれるって言うなら、現行のオリバー金貨をくれよ」って言ってやったら、ポンと一箱、出てきたよ。まさか?と思いながらも、蓋をあけてびっくり、オリバー現行金貨だ、一箱5000枚。
*オリバー金貨 5000枚
ここまでされたら、冗談でした、なんて言えないし、ありがとう!ってもらっちゃいました。また、酒をどんどん持ってこよう! 仕入先も増やさないといけないな、帝都で仕入先を探そうか?
錬金で複製じゃ味気ないしね、ちゃんと現行商品を仕入れよう。
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