第4話
リアのお父さんがリアに僕のご飯の作り方を教えている。
「ミルクだけじゃ濃いから、ミルクに水を混ぜて一緒に温めるんだ。火を使うの気を付けるんだよ。」
「はーい。」
いいにおいがしてきた。お腹すいたな。
「もうすぐよ。リアが作ってくれてよかったわね。」
「うん。」
レンさんが優しく話しかけてくれる。レンさんはまだ若い
「レン!テン!ご飯だよー」
「きゃん」
わあい。ご飯だ。
「テン、どう?濃くない?」
「きゃん」
「熱くない?」
「きゃん」
大丈夫だよ。おいしいよ。
「よかった。」
リアが僕の頭をなでる。
「きゃん」
リアもご飯食べて
「うん。ありがとう。食べてくるね。」
リアはご飯を食べに行った。
ミルクを舐め終わる。顔の回りが何か気持ち悪い。どうしよう。
舌を頑張って伸ばしてみるけど、いまいち拭ききれない。
「あらら、落ち着いて。」
レンさんがなめてくれた。お母さんみたいだ。
「ありがとう。」
「いいのよ。いいこね。」
お腹いっぱいになったら眠くなってきた。
「ふふふ。こっちにおいで。」
「うん。」
レンさんについていく。なんか道がぐねぐねしてる。あれ?なんか飛んでる?かな?
「もう。寝なさい。運んであげるから。」
レンさんが運んでくれているらしい。ゆらゆらゆらゆら気持ちいいな。
「あ、テン寝ちゃった?」
リアの声が聞こえる。
「レンが運んでくれるみたいだな。リアが寝るまでレンに預けといたらどうだ?」
「うん。レンお願いできる?」
「・・・」
「ありがとう。」
「レン、ありがとう。」
薄目を開けると、なんだかホカホカしてるリアがいた。
「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「きゃん」
大丈夫だよ。
「リア、テン起きたのか?」
「どうだろう。眠そう。」
「テン、悪いけど、リアに洗浄魔法教えたいから、魔法かけてもいいかい?」
「きゃん」
いいよ。洗浄魔法。聞いたことがある。パートナーがきれいにしてくれる魔法だよね。
「きれいになるイメージを持って、
「わかった。やってみていいかな?」
「きゃん」
「
体の回りを小さい小さい泡が通り過ぎた。
「リア、尻尾忘れてるよ。」
「あ、
尻尾が泡に包まれた。
「できた。」
「うん。よくできたね。」
「じゃあ、テン、寝よっか。」
「きゃん」
リアが抱き上げてくれる。リアの部屋に行きベッドへ乗せられる。ふかふかで気持ちいい。
明日はリアといっぱいあそべたらいいなあ・・・
おやすみなさい。
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