第3話 座り続ける
いきなりだが、一定時間ほとんど動かず椅子に座り続けられる人に聞きたい。『なぜ、そんなにじっとしていられる。』のか。
今日は1日中、研修があった。一般的な会議室で20名弱が集まり研修を受けた。1列5〜6人の列が3列あり、僕は右の列の前から3番目の席だった。この研修は2日間あり、今日は初日だった。日程としては1日目は基本的にひたすら座って聞く内容らしく、明日はグループワークがあるらしい。
8:30から始まり、1時間ほどでふくらはぎあたりがむずむずしてきた。痒いとかではない。単に動かせないことからくるむずむずである。9:30の時点で17:00まであることに絶望していた。自分より前に座っている人を時々見ていると僕より全然動いていない、むずむずしてなさそうだ。なぜだ。ふくらはぎに力を入れたくなるあの衝動はないのだろうか、無意識に食いしばっていて顎が疲れているあの感覚に陥らないのだろうか。なにか特殊な訓練を受けているのだろうか、私がその訓練を受けていないだけなのだろうか。
足元からくるむずむずは徐々に上半身へと迫ってくる。背中が重くなってきてのけぞりたくなる。腕をあげて伸ばしたくなる。肩が重くなる。首を回したくなる。僕にとってはある程度の忍耐力が試されている試練である。
冒頭の疑問は結構前から抱いていたことで友人に聞いてみても当然ながら僕の感覚が分からないため比較しようがなく、『わからん』の4文字で大体終わる。
だれか、昔はそうだったとか、前は無かったが最近なりましたみたいな両方の経験をお持ちの方がいたら、改善方法をご教示いただきたい。
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