夢と物語と復讐の終わりとこれから

目が覚めたのはベッドの上だった。いままでのは夢だったか。あまりにも都合が良すぎるからな。


「どうした、良い夢でも見たか」

幸太郎は腕に包帯を巻いている。

「それじゃ、生き残って意識も保っていた俺の勝ちでいいよな?」

「幸太郎!」

生きていたのか!

「なかなか致命傷避けるの、うまいよな。今度やり方教えてくれよ」

  


「はあ、もうめちゃくちゃね」

少女は溜息をついた。

「俺を利用しようとした君が間違っていた」

「そうね」

幸太郎の言葉をミザリーは素直に認めた。

「ところでどうするの?もうあなたの歴史には帰れないわよ」

「人生の続きでもするさ」

幸太郎が俺を見た。

「マキータと…。あと雪那とな」

  


───そして、そのしばらくあとマキータ・テーリッツは仲間達に見送られ天に還った。

  


「ビューティフル・モーニング・ウィズ・ユー」


  


マキータ・テーリッツの物語、ここに終わる。

  


だが他の物語は続いていくのだ。

  


つづく

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スーパー・リベンジ みぐだしょ @yosidagumi2000

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