影の一騎打ち

影どうしが絡む!二機のアームヘッドの影が鞭のように触手のように変形しお互いを絡めとろうとする。押しているのはスカージだ。影の名を持つ古代の王たるスカージは現在において機械の身体を得たとして能力に衰えはない。一方のナインスはその力の残滓を利用しているに過ぎない。ナインスの影が割れていく。調和能力スーサイドブラックは影を手足のように操れるが手足のように影のダメージが本体にフィードバックされる。

「テーリッツ!我の土俵で勝てると思うたか?この愚かものめが!」

調子づいたスカージは更に影を増大させナインスを包むように漆黒の世界を展開していく。

「……スカージ」

「どうした?命乞いか?もとより命はとる気はない。我が憎悪の核として生きよ!」

「さらばだ」

ナインスは神の盾を構えた。

「それは……主神のアームコアだと?」

金色の盾を見たスカージが怯み影を引っ込めようとした。神の盾は輝き始めた。

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