私の未来

ピクピクとスカージの一機が痙攣し倒れている。

「君がやったのか?」

目の前の白い機体に問い掛けた。マキータを追おうとしたが、突如降りてきたスカージに妨害され機を逸した。スカージは妨害のために落とされたのだ。目の前のアームヘッドに!

「スイートピーか?」

俺は記憶にある機体の名を呼んだ。

  


「これはエーデルワイスだぜ」

相手は答えた。エーデルワイス、スイートピーデストロイタイプめいたアームヘッドである。

「あんたが幸太郎じいさんか?」

「じいさん……?そうだが」

「それじゃあミザリーさんもいるな」

「居るがどうしてほしいんだ?」

「俺達の未来を返してもらうぜ!」

  


「さっきから何を言ってるのかまったくわからん。君は誰だ?」

「俺は先輩だ」

「先輩……?」

「レイライン、いるんだろ?」

ほう……。どこまで知っている?

「良かろう。マキータの前の準備運動だ。悪く思うなよ」

テンスはテトラダイバスターカノンをエーデルワイスに向けた。 鈍重なデストロイユニットを背負ってセイントメシアの機動力に……。

「何ッ!?」

青白く光ったかと思うとバスターカノンが折れた!

「セイントメシアは超音速の戦闘が得意らしいな。俺は超光速だぜ?」

「ぐぬぬ……」

「光の力で来い!村井幸太郎ッ!」

……第七形態をご所望か。

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