兵器という名の帰宅困難者

第10話 エビバリズム

ウォーリーの後ろから、新人2人が追いかけてきた。

「あいつらは一般人みたいだ」

「ウォーリー！とっとと捕まれ！！！！！」

「そんなこと言って捕まると思うか？ってかお前が1番まともなやつだよ」

ウォーリーは立ち止まると、2人に振り向いた。

「対地上制圧兵器が逃げるわけにはいかない」

「おう、来るぞベッキー、気をつけろよ（俺に攻撃すれば料理法がわかるかもしれない）」

「daijoubu」

ベッキーは溶接棒のような腕をウォーリーに向けると、一気に距離を詰めてきた。

ウォーリーは咄嗟に右手を鋭利な刃物にしたが、間に合わず、一瞬で溶かされた。

「⁉︎」

今度は左手を鋭利な刃物にし、少し離れた。

「dokokarademokinasai」

「……なんて言ってんのかわからないけど、対地上制圧兵器舐めるなよ？」

2人は一気に距離を詰めた。剣士？と剣士？の戦いが始まる！

「そうだ！ウォーリーのホイル焼きとかどうだろうか？なぁウォーリー」

「前言撤回。まともな奴なんていなかった」

「よそ見すんなボケ！！！！！！」

「お前が話しかけてきたんだろ！！！！！」

「yosomisunnaboke」

「お前は確かに正しい（何言ってんのか知らんけど）」

「sukiari」

ベッキーの脳天から、ベタベタした物体が出てきて、ウォーリーの顔の画面にくっついた」

「⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎前が見えねぇ」

「koredeowarida」

ベッキーはウォーリーの体を溶接棒で貫いた。

「！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

バタン

「よっしゃァァァァァァ、勝ったぁァァァ」

「SAYONARA」

「え？」

ベッキーはもう1人の新人も斬ると、彼女は胴体から出たアームでウォーリーを引きずっていった。

一方ガチゲーマー2人は…。

「お前、ウォーリーと俺の仲間がいねぇぞ」

「な、なんだとぉ？？？？？？そ、そんなこと言っても騙されn、って、本当にいねえじゃねえか。お前が200000000時間やってるぜ馬鹿雑魚阿保乙wwwwwwww〜なんて言って俺の闘争心に火をつけたのが悪いんだ」

「そこまで言ってない。馬鹿なのか？」

「ほ〜ら言った〜。言〜いちゃった、言〜ちゃった、せ〜ん生に〜言ってやろ〜う」

「お前の方が頭おかしいんじゃないの？」

「テメェぶち○すぞボケぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「あ〜ん？お前みたいなパトランプ野郎に何ができる〜？」

「は？お前なんかスクラップ炒めにして喰っちまうぞ」

「食機だ〜〜〜〜。エビバリズムだ〜」

「まあ、俺らがやってることはカニバリ（自社の事業同士で競合すること）だけどな」