勝者は?

『ピピピピピッ』

「……はい、後半ターン終了です」

「っふー」

「顔あっつ……いですねぇ……」

「アイマスクに熱がこもってたみたいです」

「それじゃあ勝負のポイント集計をしましょうか?」

「ええっと」

「先輩は前半3ポイント、後半は制服×5分間で5ポイントですかね?」

「なので、先輩の合計獲得点数は8ポイントです」

「そして、私のポイントは前半15ポイント、後半は0ポイントなので合計15ポイントです」

「よって、8対15で私の勝ちですね」

「はい」

「という訳で、正真正銘本物の変態は先輩で決定です」

「ま、勝負を始める前から分かってましたけどね」

「先輩がどうしようもない変態だって……って」

「あれ?」

「先輩、どーしました?」

「さっきからぼけーっとして」

「何かあったんですか?」

「え? 私に何か言いたいことがあるんですか?」

「……ふーん」

「良いですよ」

「言ってみてください」

「いまは気分が良いので」

「聞きたいことがあれば、何でも答えてあげますよ?」

「それで?」

「どうかしましたか?」

「ふむふむ」

「付き合ってくれ?」

「ちょっとちょっとっ」

「いきなりどうしたんですか、先輩」

「もしかして、スク水姿の私に興奮して頭がどうにかなっちゃったんですか?」

「えー」

「どうしよっかなぁー」











「すみませんけど」

「お断りします」
















「ふふっ」

















「なーんて」

「びっくりしましたか?」

「冗談ですよ」

「もちろん、喜んで!!」

「私も先輩のことが大好きですっ!!」

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