第5話 エピローグ

「みーくんっ!」

大学の帰り、いつもどうり響夜は俺に飛びつく。

「うぉ!響夜」

「も〜さいきに行かないでよ!」

「やだ。お前、付き合ってから見せつける様になったじゃん。アレ恥ずかしいんだぞ?」

「え〜、いいじゃん!」

響夜は恋人繋ぎなってを顔の近くに持ってきて、獣が獲物を見るような目で俺を見つめて

「そっちの方が余計な虫がつかないでしょ?ミク」

「っ!お、お前がそうしてる時は近づかない!」

手を振り払って先を歩く。

「は!?何それ!ちょっ、みーくん!置いてかないでよぉー!」

鞄に着いているポメぬいを握って響夜の隣を歩くのはこれから先も悪くないと思えた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

同居人はポメぬい 華創使梨 @Kuro1230

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ