[変更済]MISSION 4 : 忙しい事は良いことか?
どうも、傭兵系美少女の大鳥ホノカです。
<オペレーター>
『今回のミッションはオーダーからです。
ユニオン特殊部隊の動きを察知したので迎撃してほしいと言うことです』
「はいはい、行っちゃいますか!」
続々任務をこなしている日々です。
「おはようございます、朝からですが依頼が入っております今回はユニオンから破壊工作の依頼です。
オーダー領域内のレーダー施設の破壊だそうです」
「え、もう次の任務?」
毎日忙しいなぁ……お金は貯まるけどさー。
<オペレーター>
『緊急の依頼です。オーダーから撤退部隊の支援を要請されています
緊急の依頼ですので、この場での依頼受諾を認めます』
「今帰ってる途中だよね?」
クッソ忙しいの一言に尽きますなー……
「夜中にごめんなさーい。
依頼が入っておりますー」
「……今何時ぃ……え、1時……??」
「お昼にごめんなさい。
依頼が入っております」
「さっき終わって一眠りしたら!?」
<オペレーター>
『緊急の依頼です』
「だから今、帰ってる途中なんですけどー!?!」
いや忙しすぎない!?!
何この依頼の数!!
私寝不足なんですけどぉ!!!
「んあー、疲れたもぉぉぉぉぉぉぉぉ……!」
そんな訳で、マッコイ商店で愛機を修理中なのです。
この短時間にだいぶ稼げるほど戦ったせいでもー疲れて疲れて……
パイロットスーツ、ぴっちりしてて蒸れるんだよねー、まぁ女子+ロボしかいないし胸元開けて放熱中ー。
「まさか修理費だけで黒字ですのよー!?
続々と書類を作るなんて初めてですわー!!」
「うるせー!!こっちは腕足りないから普段使わないソレイユ65のみんなも叩き起こして使ってるんっすよーッ!?」
嬉々としてパソコンに打ち込んだ物を隣のプリンターでガンガン印刷中のマッコイさんと、ヒィヒィ言いながら自分の4つの腕もオペレーターさんっぽい整備員型ロボさん達も総動員して整備中のユナさん。
ごめんねー、忙しくさせた原因の一つで……
そう、私はあくまで原因の一つ。
「……ぅん……またにんむですかー……」
と言って隣の簡易ベッドからむっくり起きる、背が低くて可愛い顔の子がエーネ・レイニーちゃん。
私より若干先輩のスワンである。
そしてこの反応の通り、かわいそうなことに昨日から寝ていないのであった
「いや、ユナさんが悲鳴あげてるだけだから寝ときなー」
「……ふぁい……すぅー……」
昔、秒で寝るのは寝ているにではなく気絶なのだとか聞いたことがある。
一見微笑ましい、本当なんかこの子だけ別のこう……妖精さんの世界とっから来たんじゃねって思うぐらいマスコットみたいな可愛さMAXな寝顔も、
気絶するほど過酷な戦場帰りって事なんだろうな。
…………そう考えると、私も無神経な方だけど、人殺してこの幸せそうな顔で眠れるエーネちゃん……すごいね。
「…………お前は寝んのけぇ?」
そして右隣の地面から聞こえるすごい訛りのある声。
そっちに向けば、褐色肌に黒髪で金色の目、なんていうすごく目を引くスタイルのいい美人が、痴女みたいな格好で簡易ベッドで寝そべってこっちを見ている。
この人、キリィさん。先輩スワンな上に、世界に50人しかいないランカーの一人、ランク23のなかなか強い人。
ちなみにこの前の部分と肝心な場所しか守ってないふうに見えるしちょっとメカメカしいけど肌色多すぎなパイスー、割と高品質で私の着ている中はぴっちりだけど装甲で覆ってこのまま戦えそうなアーマー系なパイスーより高性能なのだ。
「ま、今日の任務は後一回でって思ってるんで……
そしたら朝まで意地でもぐっすりですよ、キリィさん」
「そらええがの、お前いっこ下ぐらいじゃろがい?
タメ口でええぞ、ホノカ。ワシもそうするけぇのぉ」
「え、じゃあ……キリィちゃん」
「おう。
ついでじゃけぇ、お前どう思う?最近ワシら忙しすぎると思わんのん?」
と、簡易ベッドから起き上がって、キリィちゃんはそう問いかけてきた。
うーんたしかに……
「なんか、あの大型のやつ倒してから、忙しくなりましたよねーって感じ」
「まぁあの、シーサーペントとかいう奴がターニングポイントって事じゃろうの。
あのデカブツ、身体の大きさ通り随分とデカいことしでかしたようじゃけぇ。
バリア破られるとか歴史上じゃ大昔の話じゃったけぇのぉ」
たしかになー。
中学の歴史の授業はもうおぼろげだけど、自立兵器がバリアの中に来ました、ってだいぶ昔の話だった気がする。
「おかげか、すっかり『渡りの季節』じゃけぇ」
「渡りの季節……?」
「
火星じゃ白鳥なんぞバリアの外にしかいないらしいけぇの、渡りなんぞするのはワシら
なるほど……
ここ数日だけで、私も考えてみたらあらゆる陣営の手先として戦っていた。
ユニオン、オーダー、インペリアル、
私たちは、常に中立で、味方になるのは金次第。
それはたしかに、住みやすい場所へ向かう渡り鳥、っていう表現は間違いないかも。
「なぁ、ホノカ?
お前みたいな強くても新人に、ワシら強すぎるランカー、同じぐらい忙しい言うのもおかしいと思わないのん?」
「……そーいえば、強すぎても暇っては聞いた気もしたね」
「そうじゃ。ワシらみたいな強いやつは、どーしても傭兵として価値が、雇う価格が上がってしまうけぇのぉ。
それがこの忙しさじゃ、どうしても勘ぐってしまうのが人情じゃけぇ」
勘繰る??
「別に忙しくなったぐらいってやつじゃないかな?
そりゃ大変だけど、私はお金が稼げるし別にって感じ」
「ほー……大物か、何も考えちょらん鳥頭ってやつかのん?」
「バカにしてのぉ!?」
「────ちゃうで、ホノカちゃーん?
それでそこの黒いのは褒めてるつもりなんや」
と、そんな声と一緒に、何やら良い匂いがする。
お腹空くソースの匂い……まさか!
二人で振り向くと、そういえばという人物がたこ焼きを焼いていた!
「よ、お二人さん。起きた?
ま、材料費ちぃと払ってくれるっちゅーなら、たこ焼きでもどうや?」
綺麗な銀色の髪、毛先もウェーブしてるような本当に綺麗な髪の人。
ぶっちゃけ顔立ちもどこか上品で、黙ってればセレブな生まれでモデルやってるって言っても通じる大変な美人である。
しかもキリィちゃんと同じく、あの高性能痴女パイスー装備なのに結構完璧に着こなしちゃってる。
でも、この美人が、関西弁喋るし今たこ焼き作っている。
「リンちゃんじゃん」
「なんじゃ、お前らもうあだ名で呼ぶ間柄けぇ?」
「ウチは、ナニワのヴァルキリーのオルトリンデさんやで?広島焼きの黒いのと違って、社交的なんやで?」
そう、この子はオルトリンデことリンちゃん。
この前の戦いで仲良くなった一応先輩
ちなみにランカースワンで、ランク18。
あと、ちょっと特殊な生まれのせいで、こんな見た目で12歳。歳下ってなんだっけ??
「じゃからお好み焼き言うとるじゃろうがエセ関西が!!
お前関西弁喋るくせに、どう見てもパリとかにいる顔に身体じゃろが!!」
「はー??人の事言えんのかコラ、黒いの!!
ヤクザが全身整形したみたいな女が何言うとんのや!?」
「あぁん!?やる気かぁコラ関西モドキぃ!?」
「はぁん!?本場のソース付けてちゃんと焦がしてやろうか偽広島ぁ!?」
また二人が言い争ってるよ……
ここまでテンプレってやつで慣れちゃった。
「二人とも良いよね、そんなギャグみたいな中身でも私より美人だから許されるしー。
一般人的なモブっぽい私には羨ましいかぎりですなー」
「「そのおっぱいでモブは無理だろ」」
はははは、揉むな揉むな。たしかに私大きいけどさー。
「てかデカすぎやろホノカちゃーん?
ウチよりデカいやん。そこの黒いのよりも」
「うぉ……マジですごい質量じゃあ……」
「同性でもセクハラってあるって話するー?
ほら揉むのやめ!!」
まったく、大きくなってきた昔から男子は当たり前として、普通の女の子、いじめっ子、フェミに被れた子からまじめな子まで一回は揉まれてるよ我が胸や。
揉まれたせいで大きくなったとかないよね??
「まぁ、ええわ。
ほれ、二人ともたこ焼き食いぃ?
食いながら、さっきの話題に混ぜてくれや」
と、言うわけで、早速プチタコパの始まりであった。
「じゃあいただきますー……ほ、ほいひぃ!」
にしてもたこ焼きが美味しい。アツアツだけどそれが良い感じ。
外は油多めのプレートで半分揚げたみたいなサクサクで、でも中はふわふわな衣の、良い噛みごたえのタコが一個!
「リンちゃん店出せるねー」
「フッ……色々優秀な遺伝子組み合わせたウチみたいな第28世代型のネオ・デザインドビーイングやからな……たこ焼きぐらいは楽勝や」
あ、そうそう。
リンちゃんの特殊な生まれってこれね。
ネオ……忘れちゃった。とにかく人間ではないんだ。
「優秀な遺伝子の中にはこの中身と同じタコも入っとるんじゃろ?」
「そら入っとるやろ。ホモサピちゃん消えたら次の知的生命体に進化する候補やで?」
「マジレスするとはのぉ……チッ」
「ははは!んな事はええねん、キリィ。
今のホットな話題はウチら
おっと、たこ焼き美味しすぎてすっかり忘れてた!
もう5個食べちゃって、すっかり忘れてた!!
おかわり、自力で作っちゃうね!!
「…………さて、前置き言うとな、信じる信じないは自分ら次第なんやけど、」
「なんじゃ、都市伝説か。
好きじゃのー、ガキが」
「まぁええやん。
その都市伝説なんやけどな、自立兵器の正体に関する事なんや」
おー、バリアの外からたまに攻めてくるあの虫なのかなんなのか色々な姿の彼らね。
そういえば、この面々と一緒に戦った時以来は、きてないね……
「実はな、アイツらホンマは『
「ハァ?」
どろーん?
あの、ラジコン操作的な事するヤツ?
「じゃあアレか?アイツら操ってるのは人間って事けぇ?」
「せやねん。
でな、これを隠そうとして、そもそもこの人類が住んでる場所が3つに分かれたって言う話があるねん」
なんじゃそりゃ?
いやキリィちゃんの真似じゃないよ。
「なんで隠す必要が?わざわざさ」
「まぁウチもそう思ってたんやけど、ここからが面白くてな。
そもそも、その自立兵器って呼ばれる奴らが生まれた原因は、火星のテラフォーミング初期の過酷な環境の時やねん。
そら歴史でもそうなんやけど、本当は今の場所より限られた生存圏で、なるべく空気や水使わないように、ポッドか何かで寝ながらあの自立兵器って呼ばれるヤツ動かす事で地球化を進める人間の集団がいたらしいんや」
へー……なんかありそうってわかる話だなー。
元々、この火星って赤ちゃけた水も空気もない星で、そこを地球化するのは大変だったって、歴史の補習でやらされたの覚えてるもん。
「でな、どうもウチらの祖先は、このバリアの中に入る前に、そいつらの地道な努力を踏み躙るような何かで、この星を素早く地球化したらしいねん」
「努力を踏み躙る……?」
「そこまでは聞いた相手も知らん言うとった。まぁ都市伝説やし。
で、その自立兵器を操る人間にとっちゃ悪夢みたいな方法で、火星は見事に地球化したと言うわけなんやけど、そこでハッピーエンドにならなかったんや。
ウチらの祖先は悪気は無かったとはいえ、どうにもその自立兵器を操る人間にとっちゃ最低な事したらしくてな、あろうことかウチらの祖先を自立兵器操って追い立てたんやと。
てな訳でウチらは長年、バリアの中の生存圏で引きこもり生活になってしまったっていう話や。
その中で、必死に色々隠しているうちに3つに分裂したウチら全体が、その歴史を闇に隠して生きてきたって訳やねん」
「ほー、よく言う歴史の事実ってヤツじゃのう。
で、それと今の忙しさがなんの関係があるんの?」
そういえば、キリィちゃんの言う通りだ。
「それがここからのマジでぶっ飛んだとこなんやけど……
実はそこでさらに、『地球』が関係してくるねん」
え、地球が?
「あんな死の星がか?
ワシらのはるか祖先がバカやり続けて汚染されて脱出したんじゃろ?」
「実は、ウチらの遠い祖先、あ、人間のやで?ネオとは違う。
そのバリアに引きこもる人間の中の一部が、自立兵器を怒らせたテラフォーミングの方法を地球に送ったらしいねん。
また地球に住めるようにって言う理由やったけど……」
「いきなり話がぶっ飛んだのう」
「ぶっ飛んだ挙句戻ってくるねん。
実はな、今こうやって戦える手段や、技術はそのお礼として地球から送られてきた物やって話やねん」
本当にぶっ飛んで戻ってきちゃった。
物理的にってマジ?
「どうも、地球にはまだ人が生きて、かろうじて汚染を自力で少しはどうにかしてたらしいんや。
どうも火星の人間が送った手段のお陰で、地球の再生が加速度的に進んだらしいんやけど、その返礼として隕石の形でこの星のウチらの祖先に地球の戦う技術が送られてきたんやと。
eX-Wも、傭兵の制度も、
こりゃまた、たしかに眉唾な話だねぇ。
遠い昔、地球は人々の愚かさで、あらゆる毒に汚染され尽くした。
だから火星へ逃げてきた。
そう言う歴史がある中、こんな話が出てくるなんて。
「でな、どうもまた来るらしいねん」
「また?」
「せや。
もうすぐ、地球から何かが来るらしいねん。
どうも、3大陣営はそのある物が欲しくて欲しくてたまらんから、とくにユニオンが先走って無茶なことやり始めたって事や。
じゃなきゃ、今までバリア外なんぞ知らん言うてたのが急に掌返す事ないやろ?」
「……今更地球から何かが来るし、それが原因で小競り合いが増えたって事??」
「映画の設定なら、大作確定じゃのう」
もしそんな理由であのエーネちゃんみたいにここでスヤスヤ眠らされてるって言うのなら、
私間違いなく3大陣営のこと私レベルのアホの子しかいないって目で見るしかないねー。
「けど面白い陰謀論やろ?
未だ地球が住める星なんやってとこが1番の笑いどころやねん」
「まったくさー、火星の方が空気は綺麗じゃん。
地球って酸性雨降るんでしょ?」
「まったく傑作じゃのぉ。
出来で言えば、お前のこのたこ焼きの方が遥かに上じゃがのぉ」
「せやろ?
ま、なんにせよ人類は未だ争いはやめられへんて事やね!」
笑うリンちゃんにキリィちゃん。
そんな面白い?
「…………でもなんか、あの自立兵器達ってさ……」
ふと、私は二人につい思ったことを打ち明ける。
「なんか、機械っぽくないよね。
別の生き物感が薄いんだよねー」
「どゆこと?」
「うちのオペレーターさん、ほらソレイユモデルとかいう子、いつも名前欲しいって言ってくるんだよ。
それ自体は感情的なんだけど……オペレートしてくる時はなんか、やっぱり心配はしてくれるけど、人っぽくないんだよね」
「ああー、たしかにな」
「はぁ?アイツら、かなり人っぽいじゃろ?
どこら辺が人っぽくないのん??」
「嫌だって、心から私のこと心配してるんだもん。
名前も碌に考えてない私を」
リンちゃんは、深く頷いてはくれたけど、キリィちゃんはやっぱ分からないみたい。
「優しいだけじゃろ。人間にもいる」
「いないよ。
人ってさ、優しさには必ず打算があるんだ。
気があるからとか、その方が都合がいいからとか。
私もそう。でもオペレーターさんにはなんかそれがない気がする。
本当に心から優しくしてあげたいって思ってる。
それは、多分根底に『人間には無条件でそうしろ』ってプログラムがあるから。
人間の心はもっと沢山の感情の結果優しくしてあげたいが出てくるはずなのにさ……
悪いことじゃないしありがとうとは思うけど、やっぱり人間じゃないよ」
「ほー、勘がええやん。
ホノカちゃーん、ほんま人間?ネオ並みの直感力やん」
「そうかぁ?
やっぱ人間と変わらん気がするぞ?」
「うーん……ウチのコトリちゃんが元は人間をベースに、っていうのもあって、すっごい複雑でちょっと面倒くさい感じの心がそのままあるから、私はそう思うんだよなぁ……」
「ははは、この鈍感黒いのには理解できへんて!
……実はウチもな、ずっと昔からあの自立兵器って物に違和感あんねん。
人間臭いというか、人間の感情をそのまま持ってしまっとる感じや。
機械の感情と違うねん。怯えたりブチギレたり……
そういう人間のまんまや」
やっぱりキリィちゃんはよく分かってない顔だけど、私もなんとなくこれまで一回だけあっただけだけど、そんな感じを受けたのは間違いないと思っている。
ま、私頭悪いから、感じを受けたってだけでそう決め込んでるだけかもだけど。
「しっかし名前かー。
ワシのとこのも、たしか型番の末尾が「195」じゃったから『イクコ』って適当に呼んどるのに、偉く気に入っているからのー?
そんなのでよく喜ぶもんじゃの」
「名前は重要やで。
ウチは正確なオペレートが、北欧神話の未来を司る女神達っぽいから『ノルン』ちゃん呼んどるし」
「中二病は2年後じゃけぇの」
「テキトー大魔神に言われたくないわ」
へっ、とお互い顔を背けるのであった。
仲良いのか悪いのか……
「お話中すみません!
ホノカさん、また依頼です!!」
と、噂をすれば、ってヤツなのか、オペレーターさんが走ってやってくる。
しかもいやーな言葉と一緒に。
「あー、短い休憩だったなー……
任務行ってきまーす」
「行って来ぃや。
そのまま今日中にAランクまで上がったれ!」
「ま、死ななかったらまた合おうのー!
出来れば戦場以外で!」
もうちょっと、雑談と与太話を楽しんでいたかったけど、
悲しいかな、お仕事の時間です。
「オペレーターさーん。今回の依頼は?」
「はい。ユニオンから、新兵部隊の実戦訓練の補助をとの事です」
─────この時、別に依頼を一回は休んでもペナルティなんてないのに、私はホイホイこの依頼を受けてしまった。
それがまさか……あんなことになるだなんて……
***
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