[変更済]MISSION 13 :任務だヨ!傭兵集合!!
ここ、アリーナのある街、
名前聞いてなかったけど、ここもまた「ヨークタウン」。
ヨークタウン第二区画。私こと大鳥ホノカは、そこからさらにヘリで移動させられた。
ヨークタウン第3沿岸区、インペリアルリッターオルデン駐屯基地。
「あれ!?」
「───あ!」
そんな格納庫の中で再開したのは、なんだか可愛い白とピンクのちょっと制服っぽいぴっちりパイロットスーツ姿の、エーネ・レイニーちゃんその人だ!
「エーネちゃんじゃんか!!」
「大鳥ホノカさん!?」
「あ、ホノカでいいよ。むしろ先輩じゃね?エーネちゃん先輩じゃんスワンとして」
「あ、えと……はい。ホノカちゃん」
素直可愛いかな?
「それより、このヤバい任務受けるとはねぇ?
お兄さん、大丈夫?」
「……大丈夫じゃないかも知れないから……受けたんだ」
え?なにその穏やかじゃないセリフ?
「───ハァ!?なんやねん、Bランク傭兵二人追加ってぇ!?
それ面白い思ってんのか!?!」
と、問いただすより先に、なにやらすっごい声が……って何?関西弁??
「分かってくれ、オルトリンデ殿!
数が、足りないのだ」
「分かるかいボケ!!
あんなんまだ弾除けにもならんわ!!
こんなとこで、まーだヨチヨチ歩きの、見るからにジェネレーター変えたばっかりみたいなのを持ってきてどないすんねん!?!
死ぬであの子ら!!」
見れば、あのインペリアルのおねーさんと話すのは、まぁとってもすごい美人さんだ。
というか、長いロングヘアは白髪っていうより銀色っぽいし、出るとこ出てて締まるとこ締まってるし、背も高いし足も長い!!
モデルか何かかな?
問題は、出てくる言葉が関西弁だし、
何、その肌色露出しすぎな、肝心なところしか隠れてない痴女みたいなパイロットスーツ……パイロットスーツなの分かったの、微妙に機械っぽいところあるからってレベルだけど……痴女じゃんあんなの……
と思ったら、そんな痴女の美人の後ろから、ゴスっと蹴りが飛んでくる。
「痛でぇぇーッ!?
何すんや黒いのアホゴラ!?」
「じゃあかしいんじゃ、リンの字ぃ!
ワシらも昔はああいう無茶しとったんじゃけぇ、遅いか速いかの違いじゃ!
上等じゃ、傭兵が死に場所選べるような高尚なもん違うけぇ!のう、お前ら?」
いやこの人もめっちゃモデルみたいな美人じゃん。
それも、顔立ちは彫りが深いいわゆる日本人じゃない感じだし、何より肌も黒いし目の色も金色っていうなんか、黙ってたらすっごいミステリアスな雰囲気の美人!
問題は、こっちもこっちでヤクザ映画御用達の広島弁口調だし、全く同じタイプの痴女パイスーってこと。
「……痴女が二人……」
思わず、つぶやいちゃった。
「あー、言ったー!言ってはならんことやそれー!!
ウチかて好きでこんな生き恥パイスー着たくは……
無いって言い切るにはコレ結構高性能なんや!!
しかもセール品で安かったしなー!!」
「おう新人ィん!!
生き恥晒しても生き残った方が勝ちなんじゃあ!!
お前らもコレ買って着てみぃ!!
エクレール・メカニクス製の『PS-1メガミドライブ』っちゅーんじゃ!!
生き恥晒す以外はまじめに高性能やぞ!!」
「遠慮したいけど、そんな高性能なの!?」
《いやアレ真面目に高性能で困るんだよ。
めっちゃ肌っぽいところも薄いけど普段のバーンズ製のぴっちりスーツと似てるけどあの薄さで同じ性能とかいう変態じみた性能だし、あのなんかプラモのメカ少女シリーズにいそうな装飾も、対人用Eシールド発生器とかそういうのだし、最近神経接続も対応してるしで、見た目がアレな意外高性能なんだ》
「おー、なんや新人、ウェザーリポーターなんか買うとは、ビギナーズラックにしちゃあ上出来な初期投資やんけ、なぁ?」
「先輩相手に随分舐めた口じゃが、その度胸だけは誉めたるけぇのぉ、お?」
そして、気がついたら痴女の美人で口調が独特すぎる二人がやってくる。
このセリフ言う顔の良さじゃ無い気がする。
「───辞めな!みっともないだろ、上位ランカー二人がさ!」
と、そんな声と共に、目の前の痴女スワン二人が視線を逸らす。
「悪かったねー、期待の新人ちゃん?
コイツら、血の気だけは多いスワンそのものみたいなヤツらでさー?
まったく、あんなガラ悪い迫り方じゃダメだろー?」
歩いて来た、多分一番年上っぽい女の人。
この人も美人だけど、どことなく八重歯除かせて笑う顔がすっごい親しみやすい、OLさんしてても違和感ない人。
「この声……どこかで?」
「ああ、分かんないか!
さてはグッズ買ってないなー?
ふふ……私だよ、解説のサージェント・トルペードでーす!なんて」
あ!!
なんと、隣のエーネちゃんもびっくりな、あの司会進行の人!
「トルペの
「そこのちっちゃい子が、エーネ・レイニー。
アリーナではあのクッソ生意気なジュディに負けちゃったけど、それまでは順調な戦績の子よ。
任務回数は確か……9回。連続達成中」
あー、とエーネちゃんを見て頷く痴女二人。
「で、
そっちの黒髪のボインちゃんが、そのエーネちゃんの敵討ちに成功した、機体の新人大鳥ホノカ。
あの史上最速Bランク入り達成の子よ」
「コイツが!?
……よくみりゃオッパイデカいなぁ、自分?
うわ、すごいで……張りでも負けとる……!」
「……ワシより、デカくね?」
え、私そんなおっぱいデカい!?デカい方だけど……
じゃなくて、モブみたいなもんと思ってたのは実はこっちも同じー。
なのに、他の傭兵の人にも知られてるなんて……ってか二人とも初対面のおっぱい突かないでー!
「…………(つんつん)」
「エーネちゃん……?」
「…………すごい……!!」
《…………(バシバシ)》
「コトリちゃん?」
だから、なんでこんな状況で突然私のおっぱいに夢中になってるのみんな?
てかコトリちゃんさっきからなんか異常に恨みこもって叩いてない??
「はいはい!
セクハラやめ!!なぁに、女が集まってセクハラ祭りしているのさ!!
特にそこの関西と広島は自分ので我慢しろ!!」
「私だってGぐらいあるのに……ぐぬぬ……!」
エーネちゃん何を言ってるの!?
「大丈夫、成長期なんだし!
毎日自分の愛でてればもっと大きくなる!!」
サージェント・トルペード氏もまともに答えるの!?
ちょっと待って緊張感どこ言った……
「……これが、ランカーですか……大丈夫なんですか?」
「…………今は彼女らに頼るしかない……」
後ろのインペリアルの人たちのガッカリした声がよく聞こえるぅ……
「まぁええか。
ホノカちゃんやったか?ウチが、ランク18のオルトリンデや。
当然偽名やで、自分ら本名で傭兵やっとるとか怖いなぁ?」
「ランク……あ、例のAランク以上の人!」
「せーやでー?
ウチが『浪花の戦少女』のオルトリンデさんやで?
愛機のスカイヴァルキュリアちゃんはアリーナでも実戦でも有名なんやでー?」
「何が浪花のじゃ。お前、火星にある浪花なんぞほぼほぼ観光のため作ったニセモンじゃろがい」
「あ、こっちのウチより雑魚いランクの23の黒いのが『キリィ』やでー。
ブラックインパルスとかいう気取った名前の機体乗ってる黒くて口の悪いヤクザみたいなヤツや」
「アァン!?!
誰がヤクザじゃあ、エセ関西女がゴラァ!?
ケツの穴高周波ブレード突っ込んで奥歯ガタガタ言わすか、おぉ!?」
「その脅しがヤクザや言うとるんや、黒いのぉ!
広島焼きのソースかおどれの肌コラぁ?」
「お好み焼きや言うとるじゃろが何度も口酸っぱくぅ!!
こちとらお前みたく「いや、粉物食べると太るしぃ」って言ってそうなマセた顔つきじゃないけぇのぉ!?
この肌もお前よりソース拘ってるから付いたええ色じゃろ、エセ関西銀髪女ぁ!!」
「誰がエセ関西じゃボケェ!!大阪の女言うても毎日タコパしとるわけないんやぞ!?
まぁウチ昨日はタコ焼き食ったけどな!
ま、お好み焼きに焼きそば挟んでるハンバーガーみたいなモン食っとるやつとは違うわ特濃ソース女!!」
「表出ろゴラァ!?お好み焼き美味いじゃろがぁ!?!」
「やんのかワレェ!?!広島焼き美味いけどお前は可愛くないんやボケェ!!
うわ何この人たち、喧嘩腰のまま会話ヒートアップしてるよ、怖……蚊帳の外だし私たち。
「漫才やめ!!!
傭兵ども、ブリーフィングの時間だ!!」
とうとう怒られちゃったよインペリアルの人に……
ふん、と素直に近くのパイプ椅子に座る辺りは、まぁ話聞く気はあるんだろうけど、大丈夫かコレ?
「隊長!言いたくはないですが、こんな奴らに我々の決死の作戦を任せられるんですか!?
背中を預けていいですか!?!」
あー、ごもっともー、な意見を真面目そうなインペリアルの兵士さんが挙手付きで真面目に言うー。
私も不安でーす。私自身も。
「ダナム1等騎士。言っておくが、そこの白黒漫才コンビ二人はその調子で一度は私がいた栄えあるインペリアルリッターオルデン第一師団、首都防衛団第一から第四までの中隊を3分で沈めた手練れだ」
「へ……?」
その説明をするインペリアルの偉い人、一瞬すごい目で白黒の二人を見た。
それがなんか、すっごい怖い目。
「言っておくが事実だぞ。
私ことフィリア・ブロイルズ3等尉官は、その戦いで受けた汚名を濯ぐべくここへ来たのだからな。
まぁそれも良いさ、全ては我らが未熟ゆえに。
それにここも良い土地だよ。
────その良い土地であるここヨークタウン全体が今危機にさらされている。
漫才がなんだ、オティーリア・ダナム1等騎士?
金さえ払えば動いてくれる傭兵にまで品位を求めるな。
必要なのは、今、弾除け以上に活躍してくれる力だけだ」
「……」
この人、そんなな名前だったんだ……は良いとして、フィリア・ブロイルズという綺麗な女のインペリアルの人がこちらを向く。
「改めて
私が今回の作戦の指揮を任された、フィリア・ブロイルズだ。3等尉官騎士の階級を拝命している」
「中隊指揮官クラスけぇ?
しかも、インペリアル言うことは貴族で子爵か伯爵級かのぉ?」
「通りでランカー3人とオマケ二人が雇える金をあんな条件で出させられるわけやな。
ちゅーかなんや、あの時の首都襲撃の生き残りかい。
運が良いなぁ〜?大半コックピット狙いやったやん」
「あの時は貴様らのおかげで私も色々苦労した。
……冗談抜きで、今味方でこれほど良かったと思える。
まずは、これを見てくれ」
含みのある言葉もすぐに切り替えて、後ろにあるデッカイ画面にある映像を映す。
───何これ……?島……船……??
「数ヶ月前から、我がインペリアルリッターオルデン、海上騎士団第二艦隊の習熟訓練を行っている。
画像は、要塞の方のヨークタウン射程外である沖合約50km以降、さらに倍近くというデータから、沖合約100kmにあたる場所で撮られた物だ。
直後、第二艦隊の艦艇へ大型艦艇型自立兵器が浮上したため、初の実戦と痛みわけでの帰還を果たした。
損害は出たが幸い、全艦帰投したらしい」
「それは結構だけど、
つまりこの島は、自立兵器のプラントという訳?
いや……前哨基地って言っても良いかもってやつか?」
その通り、とフィリアさんがトルペードさんの言葉にすぐ答える。
嫌な答えの速さだなぁ……
「ここがプラントな以上、我々の生活圏がこのように蹂躙されることは分かっていた。
インペリアルリッターオルデンは、以前から予算的に再び厳しい準備となったが、いよいよここへの攻略作戦をという場面で、今の襲撃が起こった。
先手を取られたと言うわけだ。
何より、本来はここへ突入する為の部隊も半分が今は街の防衛に当たっている。
だが────ここを潰さなければ根本の解決にならない」
なるほど……たしかにそうか。
「じゃあ、私たちはつまり家のすぐ軒下にできたスズメバチの巣の駆除ってことですかね?」
「そこの傭兵の通りだ。
問題は、この『スズメバチの巣』は周りを海で囲まれている上に、海の上には艦隊規模の防衛があることだ」
そこで、とこの人は、いよいよ作戦の要を言う。
「奴らの巣には、eX-Wで突っ込むのが良いだろう。
故に、
うぉ、と周りの傭兵のみんなが声を上げる。
「SSSBか……最近多いで?」
「コトリちゃんや、すりーえすびーって何?」
《
あ、
そういえば、ヨークタウンに来た時見たかも……!
「あー、ちょい待ち!
周りに自立兵器の艦隊がおる言うたな?
ちゅーこっちゃつまり、対空砲火どえらいって事やで??」
「その通りだ。
この超音速戦闘がまず、第一の『
予想では、今回作戦に参加する君ら5名を含めた15機の内、4機はここで帰らなくなるだろう」
えぇ……マジで。
「そして、第二の『
この島は、事前に我々の人類生存圏のバリアと同じ、熱光学エネルギーによるシールドが展開している。
ここは下手すればSSSBのパージが間に合わず激突するかもしれないが、原理的にはブラストアーマーの使用で突入出来る穴を開けることが出来る。
もっとも、この規模だと一発ではあまり長く穴は開いてくれないだろうな?」
「なるほどな。
なぁ傭兵仲間のみんなー、ブラストアーマー積んどる人手ぇ上げてー?」
と、エーネちゃんと、オルトリンデさんが手を挙げると、コトリちゃんが私にも手を上げさせようとしてくる。
「積んでたっけ?」
《そうくると思って、私を買った日に組ませた内装にばっちり》
ならばと私も手を上げる。
「3人か。
5人の傭兵さんなら二人仲良く一緒に並んで突入すれば行けるやろな。
ま、まずブラストアーマーなんぞ使ってすぐ突入せなあかん穴に入るってことは、二人とも機体のEシールド無しで、敵さんも沢山おるだろうし大砲もある場所に乗り込んで戦わなアカン言うことやし、最悪コンビで死ぬで?」
「…… 『
うわぁお。
これでまだ作戦上は島に辿り着いてないってマジ?」
「……そして、最大の『
その言葉と共に、あの写真の変な島に指を刺すフィリアさん。
「内部の状況は一切不明だ。
プラントの数も、中に存在する自立兵器の数も、その他一切不明だ」
ああ、そりゃそうか。
私は、そこを「スズメバチの巣」って言ったけど、
そう、問題はそのスズメバチ、私たちの機体を破壊できるスズメバチなのだ。
その巣に突っ込むんじゃ、死ぬのももはや予定調和じゃん……!!
「そして当然、こんな場所に突っ込めと言うのだから、少しでも作戦の完了を高めるために、『フェアリー』の参加をトラストに要請した」
「「はァ!?」」
キリィさんとオルトリンデさんが驚く中、なんだかたったったった、と小走りでこっちに近づく足音が同時に聞こえる。
「ごめんなさーい!急な要請な物で遅れちゃいまして〜」
見ると、私とそんなに変わらない年齢の女の子が携帯片手に走ってきた。
「げ!?しかもスノウ!お前かい!」
「あらら、オルトリンデさんじゃないですか〜?
いまだに恨んでるんですか?やだなぁ、私何もしてないじゃないですか」
と、まぁ中々子生意気そうな仕草と声でそう言うもんだから、当然と言うか見た目は美人、中身は関西に輩で格好は痴女のオルトリンデさんがすっごい顔になる。
「何もしれないから嫌なんや!」
「でも戦闘のサポートはしてますよね?」
「あーもう、ウチのオペ子ちゃんの爪の垢煎じて飲ませたいわこのクソ生意気フェアリー!!」
「……ねぇコトリちゃん、フェアリーって何?」
さっきから知らない単語なので、コトリちゃんに聞いてみる。
すると、コトリちゃんも心なしか微妙そうな表情をしていた。
《……基本今の傭兵のeX-Wは、ソレイユモデルのオペレーターさんが乗ったヘリで移動だし、そんなソレイユモデルなオペレーターさんがオペレーターだよね?
ただし、未知の敵や人類生存圏より離れ過ぎてたりな場所へ向かう場合は別に、特殊なeX-Wに乗ったオペレーターがトラストから派遣されるんだ。
それがフェアリー。
ただし彼女達は、オペレートと特殊作戦での情報を持ち帰ること以外は、決してしない》
?
オペレートと情報を持ち帰ることは、しない?
《その特殊な情報収集用のeX-Wの武装は、あくまで自衛のため。
すぐ近くでオペレートするための機体は貧弱だし、決して攻撃には参加しない。
たとえ傭兵が窮地に陥っても、事実上は見ているだけ、本人になんとかさせるだけ。
情報収集とオペレート以外は一切しない。
それだけしかしないから、嫌うスワンも多いんだよ》
なるほど……!
「あなたも分かっていますよねぇ?
自立兵器の巣に超高速で突入、いつものあなたのソレイユモデルは随伴不可能。
あー、せっかくのお休み返上で、あなたの作戦サポートに来てあげたって言うのにその態度!
なーんかやる気なくなっちゃうなー?」
「ぐぬぬ……だから嫌いなんやフェアリーは……!」
というか、オルトリンデさん一体その人と何あったんだ昔……?
「……これで、作戦に必要なものは揃ったな?
決行は1時間後だ。
傭兵は各自、前払金で死装束を整えてくれ。
我が栄えあるリッターオルデンの志願兵の皆は、作戦の成功を祈り、できれば家族に向けた手紙を書いておいてくれ。
以上。解散」
さて、と不穏な空気の作戦開始の合図だ。
「チッ……しゃあないわ、ちょいと武器変えるかな?」
「おい新人ども!
参加したからには、弾除け以上には戦ってもらうけぇ、アセン変更はもう一回やっとけ!!」
「まぁ、私はほぼいつもので良いわね……フフ、悪いけど私は楽しみだわ……爆発が見れる……!!」
と言って、ランカーの皆さんは早速自分の機体の方へ。
「……ホノカちゃん、大変な任務に参加しちゃったね?」
「あーあ、もっと怖くない任務で傭兵やめるお金貯めたかったな……しょうがない。
ギャンブルよりは確実って思う事にする!」
《…………じゃ、もう一回だけアセン変えようか》
「え?でも武器は充分じゃないかな?
あ、やっぱ違うのにした方が良い系?」
《いやね、ホノカちゃん……
実は、フレームの方なんだよ、変えるの》
え?
フレームって……つまり機体の形を?
《行けば分かると言うべきか、実はちょっとマッコイが面倒臭くなるから黙ってたんだけど、こっそり無線でユナとかに頼んどいたんだ。
君ね、アリーナ初勝利とBランク昇格で、一個パーツ貰ってたんだよ》
ああ!
そっか……それはマッコイさん絶対嫌な顔するわー、私の店のじゃないパーツ、って前の頭の時も複雑な顔だったし。
《それに変える理由も説明しときたいし。
結構今回の任務にとって重要な部分なんだよ》
「え、なになに?何があったの?」
《結論から言うと、
あのライフル2丁で結構積載量ギリギリだった》
積載量……?
「…………積載量って、なんだっけ?」
***
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます