第202話 最終防衛線

-数十分後

@ローシュ近郊 砂丘の稜線沿い


「ウガァァァッ!!」


──ドシンッ!!


 カティアと対峙していたリュカオンが、丸太のような棍棒を振りかぶると、カティアに向けて突進する。そしてカティアに急接近すると、彼女の脳天目掛けて棍棒を勢いよく振り下ろす。


「ッ……よっ、とりゃあッ!!」

「ンガッ!?」


 敵の攻撃を回避したカティアは、ヴィクターがやってのけたように、振り下ろされた棍棒に跳び乗るとそのまま駆け上がるように跳び、宙で体を半身捻りながら後ろ脚を伸ばし、敵の顔面に強烈な蹴りを見舞う。

 その衝撃で敵は後退あとずさると、蹴りでマスクがズレたのか頭を抱えてもがき始める。カティアは先日ヴィクターから貰ったナイフを抜くと、敵のマスクがズレてできた首元の隙間に、ナイフを刺し込んだ。


「コイツで最後ッ!!」

「ガァァォァッ!? ゴボァ、グォォ……」


 ナイフは敵の首元を突く事に成功し、敵は血飛沫を砂に降らせながら、喉を掻きむしる様な仕草をしつつ倒れ、そのまま動かなくなった。


「はぁ、はぁ……ヴィクターが訓練でやってたのを真似したけど、上手くいったかしら」


──うおおおおッ!

──勝った、勝ったぞッ!!


 付近から聞こえる鬨の声に目を向けると、敵の殲滅に成功した別動隊の面々の姿が映った。


「ふぅ……なんとか勝てたみたいね」

「カティア、大丈夫!?」

「別に何ともないわよコレット。矢も慣れたら避けれるし。まあ、少し疲れたけどね」

「避けれるって……まったく、突然飛び出して行った時はビックリしたよ! 頼むから、今度から無謀なことはしないで」

「それよりも、ヴィクター達の所に急がないと!」

「そうだね。さっきの信号弾から察するに、もう最終防衛線まで突破されてる……急がないと!」

「おい、何か近づいてくるぞ!」

「コレットさん、あれを!」


 別働隊の一人が指差した方向を見れば、キエルの車が砂煙を上げながら近づいてきているのが見えた。先程までと異なる点は、恐怖に顔を引き攣らせながら何やら喚いている少女が車体から身を乗り出している事だが……。


──ブロロロロロ……


「ごめんなさぁぁぁいッ!! 許して、もう許してェェェェッ!!」

「おいこら、まだ仕事は終わってないでありますよッ!」

「それにしても、めっちゃ怯えてんなこの娘?」

「多分、車乗るのが初めてなんじゃないッスか? ……ああ、後でシート掃除しないとッス。とほほ」


 何やら騒がしい車に、カティアとコレットが近づいていく。


「ヴィクター、上手くいったみたいね! それで、その娘が巫女とかいう奴なの?」

「どうやらそうらしい。それでコレット、この巫女ちゃんどうすればいいんだ?」

「そのまま、敵の中を駆け回る。もう時間がない、さっさと行くよ!」

「て、敵って……あの中を?」


 カティアが、砂丘の眼下を指差しながらドン引きする。そこには、ローシュに殺到する敵の大集団がワラワラと蠢いているのが見える。


「そうだよ! 負傷した者は撤退、残りは突撃準備!!」

「「「 了解ッ!! 」」」


 コレットの号令に、皆は怪我人を運んだり、弾薬を補充したりとテキパキ動きはじめる。


「ま、マジでやるの……!?」

「どうしたカティア、怖気付いたか?」

「な!? んなわけないでしょ!」

「そ、それじゃあ俺っちはこの辺で……」

「ん? おいキエル、何で車降りようとしてんだよ?」

「いやぁ、俺の出番はここまでの気がするッスよ! そんなわけでお先に失礼───」

「おい、テメェが降りたら誰が運転するんだよ!」

「痛ッ!? は、放してほしいッス! やっぱり無理っすよ! こんなガキに、あの大軍を何とかできるとは思えないッスよ!」

「いえキエル殿、前例はいくつもあるでありますよ。……まあ、自分も今回試すのが初めてでありますが」


 キエルの主張も分かる。正直、俺も初めからこんな単純な事で敵が退くのか、疑問に思っていたところだ。レイネの言う通り前例はあるようだが、今現在ローシュに攻めて来ている大軍ではなく、それよりも小規模な部隊の話だ。だから、今回のような大軍相手に効果を発揮するかは、実のところ怪しい。

 だから、いざという時の保険はしっかり用意してある。


《ロゼッタ》

《はい》

《もしもの時は……》

《はい、現在上空にウリエル43号機、ガブリエル14号機がスタンバイしています》

《最悪、ガブリエルから投下したAMで脱出して、敵をビームで焼き払う事はできる訳か》

《その場合、ヴィクター様には離脱を急いでいただく事になりますが……》

《分かってる。万一の時はよろしくな》

《かしこまりました》


 巫女の効果がなかった場合、敵に囲まれてしまうだろう。そうなったら衛星から投下されたAMで退路を開き、軌道上からの光学兵器の斉射で敵を一掃する。

 もっとも、そんな事をすれば新たに変な宗教が生まれかねないので、やるのは最終手段だ。何といっても、自分の安全が最優先だ。その場合、自重は解除させてもらおう。


「そういう訳だから、もう一仕事してもらうぞキエル!」

「ひえぇぇぇ、もう勘弁して欲しいッス!!」

「よし、皆! この戦いを終わらせに行くよッ!!」

「「「「 おーーッ!! 」」」」



  * * *



-同時刻

@ローシュ 最終防衛線


「クソッ、弾切れだッ!! おい、誰か弾持ってないか!?」

「こっちも弾切れだよ!」

「守り神や大砲はどうしたんだ!? さっきから全然撃ってないぞ!」

「そっちもとっくに弾切れだとよッ!」


 ローシュの最終防衛線……そこでは、深刻な弾薬不足が発生していた。そもそもローシュでは大軍と戦う為の弾薬備蓄は充分ではなく、補給要員も不足していた。

 だからこそ、事前に物資をそれぞれの防衛線に集積させ、撤退しつつ補給を受けていたのだ。


 だが、最終防衛線にまで到達した時点で、砲弾の備蓄は尽き、兵達の弾薬も尽きようとしていた。そんな中、ローシュから補給要員の者達が次々と到着していく。


「おーい、持って来たぞッ!! 皆、受け取れ!」

「おお、デカした! ちょうど弾が無くて困ってた……って、なんだこりゃ?」

「鉄パイプの先に、こりゃ刃物か? それが溶接してあるみたいだが……」

「槍だよ! 大急ぎで作ったんだ、弾はもう無いッ!」

「マジかよ……くそ、やるしか無い!」

「皆、防塁や土嚢に昇れ!」


 弾薬が不足したローシュは、スクラップやガラクタから作った、かつてヴィクターがアーマードホーンと戦った際に使用した包丁槍の様な、粗末な武器を各員に配布し始めた。

 最終防衛線は、先日の工事にて空堀や防塁、土嚢やコンクリートを使用した防壁などを利用して防御を固めている他、各所に多様な罠を仕掛けて要塞化していた。その為、武器が不足していたとしても、他の防衛線と比べて長い遅滞戦闘が可能となる見込みだった。


 槍を受け取った者達は、次々と土嚢の上や防壁に登り、目前に迫る敵の大軍を見て唾を飲み込む。


「やべぇ、勝てる気がしねぇぜ……」

「だな、俺もだ……」

「バカ言ってんじゃねぇ! そんな風に腰が引けると、その槍引っ張られて落っこちるぞ」

「なあ、そろそろいいんじゃないか?」

「ああ、よし起爆準備だ!」


 敵が指定のラインを突破したのを確認し、防衛線の裏では、起爆スイッチの準備がはじまる。スイッチから伸びたコードは、地中を通り敵の真下へと続いていた。


「3…2…1…起爆ッ!」

「起爆!」


──カチッ……ズガァァンッ!


 最終防衛線の向こう……敵の大軍の下で、次々と爆発が起こり、砂漠の砂が巻き上げられる。


「おおッ!」

「やったか!?」


──うおおおおおおッ!!

──悪魔を滅ぼすのだぁッ!!


 だがそんな希望も虚しく、巻き上がった砂煙の向こうから怒号と共に大軍が姿を現し、損害を無視して遂に最終防衛線へと肉薄する。


「クソ、やっぱりダメか!」

「皆、武器を構えろッ! 弾が残ってる奴は全弾撃ちまくれ! ない奴は、槍を構えるんだ!」


 事前の想定通り最終防衛線に侵入した敵は、スパイク付きの空堀や、入り組んだ壁に阻まれてその進軍速度を落とす。そこをローシュ勢は、壁の上や隙間から槍や銃で攻撃を加える。

 ローシュ側の防御陣地により、敵は次々にやられていくが、敵は背後からの仲間に押される形となり、次々に雪崩れ込んで来る。


「キリがないぞッ!」

「槍が折れた! 代えをくれ!」

「こっちも弾切れだ、何か武器は無いか!?」

「くそ、奴ら仲間の死体を踏み台に登ろうとしてるぞッ!?」


 ローシュ側の陣地構築が優れていても、相手が損失を無視して突撃する大軍では限度がある。次第に武器は損耗していき、これ以上の戦闘は厳しくなりつつあった。

 そんな中、ローシュと最終防衛線の間をピストン輸送していた部隊が戻って来た。


「おーい、補給が来たぞ!」

「槍でもなんでもいい! 早く何か寄越してくれッ!」

「負傷者を運べ! ローシュまで下げさせるんだ!」


 輸送部隊が到着すると、皆そのトラックに群がり、補給物資を手に取る。


「お、おい何だこりゃ?」

「酒瓶? 火炎瓶じゃないみたいだが……」

「今度は何だ? まさか、これで奴らと殴り合おうってか? 酒場じゃあるまいし……」

「この匂い、それに中身のこの粘度……何かの油か何かか?」

「それから、リュミエール一族から頼もしい援軍を連れて来たぞ! 名付けて、“助っ人三銃士”だ!」

「「「「 助っ人三銃士? 」」」」


 トラックから、何やら怪しげな装備に身を包んだ男が3人降りてくる。彼らは、何やら黒光りする素材で出来た物々しい外観をした装備に身を包み、頭はフルフェイスのガスマスクの様な物を装備しており、その表情を窺うことは出来なかった。

 そして彼らの背中には共通して、何らかのタンクの様な物が担がれていた……。


『装備の調整に手間取ってしまった。遅れてすまない』

『我らも微力ながら、助太刀しますぞ』

『奴らに一足早く、地獄を見せてやる』


「あ、アンタらその格好で暑くないのか?」

「物々しい雰囲気だな……その装備、遺物なのか?」

「……な、何だかよく分からないが援軍は助かる! よし皆、補給を済ませたら持ち場に戻るんだ!」

「「「「 おう! 」」」」



   *

   *

   *



「おらっ、喰らえッ!」


──パリンッ!


『グハぁッ!?』

「そらよっ!」


──パリンッ!


『ぺっぺっ……おのれ、異教徒め!』

「……なあ、やっぱりダメだろこれ」

「もう終わりか……まあ、女子供が逃げられる時間を稼げればいいが」


 支給された瓶を、壁の上や堀の向こうから敵に投げつけるローシュ勢だったが、それもすぐに全て投げ切ってしまった。効果はせいぜい直撃した敵が倒れた際に、後続に押し潰されるか、瓶の中身の油が顔に付着して視界を封じる事ができる程度だった。

 戦う為の武器を失ったローシュ勢には、次第に諦めのムードが漂い始めた。だがその時、例の怪しげな装備の黒ずくめの男が近寄って来た。


『全て投げ終わったようだな? 後はこちらに任せてくれ』

「うわぁ、びっくりした!」

「なあ、一つ気になったんだが……アンタらそんな格好で暑くないのか?」

『暑いし重いぞ』

「だ、だろうな……」

「それより、任せろって言ってもアンタらのその武装って……」

『本当に離れた方がいい、急いでくれ』

「あ、ああ……」

「分かったよ」


 どこか迫力のある男の言葉に、ローシュ勢は持ち場を離れる。それと同時に、男は壁の上に登り始める。

 見ると、敵が密集している他の空堀や土塁の付近にも例の男達が近付いており、何やら怪しげな雰囲気を放っていた。


「な、何が始まるんだ……?」


 ローシュ勢が黒ずくめの男達の行動を見守っていると、背中の装備から伸びたホースの様な物を構えると、引き金を引く。


──ドルルッ!


「何だあれ?」

「何かの液体? あんなので敵がやっつけられる訳ないだろ! 奴ら、何を考えてやがる!」

「ん? ……待て、この匂いはまさか!?」


──カチッ、ジジジゴォォォッ!!


「うわっ!?」

「あっつ!」


 男が引き金を引くと、何らかの液体やゲルの様な物がホースから放射され、敵の前衛に降りかかる。その様子にローシュ側は困惑するが、男は敵にソレを充分に振り掛けたのを確認すると、手元のホースを操作する。

 すると、火薬でも仕込んでいたのか、ホースの先端から火花が飛び散った。そして次の瞬間、ホースの先端から敵に向かって真っ直ぐに伸びる火焔が、黒煙を上げながら放たれた。そう、火炎放射器である。

 強烈な火焔による熱風が、退避したローシュ勢にも襲いかかった。


──ボシュッ、ドゴォォッ!

──ギャァァァッ!!


 放たれた炎は、先程降りかけた液体に引火。強烈な爆炎が生じ、前線の敵を燃やし始める。

 さらに、ローシュ勢が先程まで投げていた瓶の中身は、植物油や機械油などの廃油からなる混合物だったようで、その場で継続的に炎上したり、有毒な煙を発している。その効果により、周りの敵を次々と延焼させたり、その煙で無力化していく。


 入り組んだ陣地に密集していた敵の集団は、その攻撃をモロに受ける形となってしまった。入り組んだ場所で大規模な火炎が生じた為か、火炎が燃焼の為に周りの酸素を奪い、直接火に当たっていない者も倒れている。

 後続の敵も、この惨状を見て流石に前進するのを躊躇っているようだ。


──ギャァァ、アッアァァァァッ!

──グアァァおのれ、悪魔どもがぁぁッ!!

──異教徒に災いあれッ! ガァァァッ!!

──痛いッ! 息ができないッ!!


 さながら地獄の蓋が開いたかの様な惨劇に、敵の呪詛の悲鳴や断末魔が合わさり、さすがのローシュ勢もドン引きする。


「うぷっ、オエェェ……」

「う、うわぁ……」

「夢に出て来そうだ……」


 燃料の揮発する匂いと、焦げた祝福の匂い、そして人が焦げた際の臭いが混じった、極めて不快な匂いが漂い始めた頃、最終防衛線には各所に炎の壁が形成され、敵の攻勢は一時的に弱まった。


「す、すげぇ……これなら!」

『いや、もう燃料切れだ。残念だが、手助けできるのはここまでだ』

「マジかよ!?」

「おい、急いで戦闘準備だ!」

「火が消えたら、敵が突っ込んで来るぞ!」

「……いや待て、なんか前線の圧力が低下してないか?」

「本当だ、後続が退いてるように見えるぞ」

「おい、あれを見ろ!」

「アレは……キエルの車じゃないか?」

「見ろ、コレット様や跡取り殿もいるぞ! リュミエールの嬢ちゃんも一緒だ!」


 炎が鎮火したら持ち場に戻ろうとしていたローシュ勢だったが、敵の後続が撤退しているのを確認した。その撤退する後続の中心に、キエルの車と複数のサンドワームを視認すると、皆なんとなく状況を察し始める。


「い、いったいどうなってるんだ!?」

「おい、あれは……もしかして、デメテルの巫女じゃないか!?」

「そうか! きっと俺たちが敵とやり合ってる間、跡取り殿達が巫女を捕らえてきたんだよ。そうに違いねぇ!」

「おお! そりゃ大したもんだ!」

「つまり……俺たち勝ったって事か!?」

「そうだ! よし皆、追撃準備だ!」



  * * *



-同時刻

@最終防衛線 前線


「おら、どけどけどけッ! 巫女様の姿が見えないのか!?」

「おい巫女ッ、もっと声を張ってッ!! 演説の時はもっと出してるでしょ!? またぶつでありますよッ!?」

「ひぃッ!? は、はいぃぃッ!!」

「の、ノリノリッスねアニキ達……」

「なんか、レイネのキャラ変わってない!?」

「こらカティア、油断は禁物だよ」


 巫女を乗せたキエルの車を中心に、俺たち別動隊は砂丘を下るとそのまま敵の真っ只中へと突っ込んで行った。敵もこちらに気がつくと突進してくるが、ある程度の距離まで近づくとキエルの車から生えている巫女の姿を目にして、その場にたじろぐ。


『み、巫女様? これは何事ですか!?』

『ああ、悪魔に巫女様が乗っているぞ!?』


「ほら、もっと声を出すであります!」

「いたッ……は、はいぃッ! みんな、戦闘は中止! 御座まで退却して、早くッ! 凱旋よ!」


『が、がいせん……』

『う……うおおおッ! 凱旋だぁぁぁッ!!』

『祝福だ! 祝福だ!』


 巫女の言葉を聞くと、何故か敵は喜んだ様子で踵を返し、退却を始める。


「凱旋? どういう事なんだ、レイネ?」

「聞いた話によると、コイツら戦いに勝つと本拠地で“祝福”が配られるらしいです……であります。だから、巫女が勝利宣言をあげるとコイツらは喜んで退却するんでありますよ」

「なるほどな、最前線の様子なんてこのヤク中共には分からないからな。巫女の言葉を信じるしか無い訳か」

「それに祝福貰えるのがよほど嬉しいのか、巫女が車に乗ってても、どうでもよくなるみたいッスね……」

「そう、だからこうして不愉快でも巫女に勝利を吹聴させて、退却の号令をさせるでありますよ」

「いたッ! 痛い痛い、やめてッ!! やめてくださいッ!! 私の脚をつねらないで!」

「痛がる元気があれば、もっと声を出すでありますよッ!!」

「いたぁぁぁッ!! は、はい! わ、分かりましたぁッ!! だから、痛いことしないでッ!!」


(ねぇコレット)

(なんだいカティア、こそこそと)

(レイネのこと、怒らせない方がいいわね)

(同感……)

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