第184話 You are shocked!!
-翌朝
@一等客車 ヴィクター達のコンパートメント
──ガタンッ!
「ッ……あ〜、もう朝か……」
「う……んっ、なぁに〜? まだ眠いんだけど」
下から突き上げるような大きな揺れに、俺は目を覚ました。横には裸のコレットが身体を起こし、眼を擦っている。
「……ゆうべはお楽しみでしたね、ふんっ!」
「何だカティア、起きてたのか。おはよう」
「おはようヴィクター。誰かさんのせいで、少し寝不足気味だけどね!」
「何だよ、お前だって昨日、一人でスッキリ──」
「わぁ〜〜ッ、言わないでよッ!! ってちょっと待って、見たの!? ねぇ、ヴィクター見たの!?」
「何してんのよ二人とも……」
カティアが
カティアは、俺への追及を諦めると、今度は着替えるコレットへと視線を移した。
「やだ、垂れてきた……ちょっとシャワー浴びてくるわね」
「……ね、ねぇコレット?」
「ん、なに?」
「そ、その……胸のやつって、痛くないの? 前は無かったわよね? 何で着けたの?」
「そ、それは勘弁して……何も聞かないで……」
「……?」
*
*
*
朝食を済ませた俺達は、次の駅での予定を話し合っていた。
「コレットにも伝えてあるが、俺達は各地で依頼をこなす必要がある。とりあえず、次の街に着いたらまずはギルドで依頼を受けよう」
「けど、列車はどうするのよヴィクター?」
「次の駅に着いたら、貨物の乗せ替えで1日は列車が停まる。だから、その間に依頼を済ませるか、この列車を見送って次の列車に乗る必要がある」
「私は反対だね。昨日も言われた通り、最近鉄道襲撃が増えてて、運行状況が不安定みたい。次の街で立ち往生する可能性があるよ」
「コレットの言う通りだな。よし、次の街では1日で終わるような依頼を受けて、さっさと列車に戻るとしよう」
「そういえば、次の街ってどんな所なの?」
「【マルロンの街】よ。ええと……ハッキリ言えば、パッとしない所ね」
「要するに、田舎って訳か。その分だと、依頼も期待できそうにないな」
「そういえば、アンタらの目的地ってどこなのさ?」
「ポートバベルだ」
「……どこだって?」
「ポートバベル、アメリア大陸の西海岸だな」
「他の大陸!? さ、流石にそこまでは着いていかないからね!? くそ、今度はこっちが逃げられないようにしないといけないじゃない……」
「まあ、着いてこないのは勝手だが、しばらくは相手してもらうぞ?」
「……チッ!」
* * *
-昼
@一等客車 ヴィクター達の客室
「……っと、そろそろ昼だな。ここまでにしようか」
「ぷはぁ、疲れたぁ〜〜!」
あれからというもの、特にやる事も無かったので、カティアとコレットに、俺が軍で学んできた戦闘教義やら戦術論を教える事にした。講義には、一等客車の大きな窓を使用し、グリースペンで書き込みを行った。後で拭けば取れるので、別に問題はないだろう。
カティアは座学より実践派なので、つまらない様子だったが、意外な事にコレットの食い付きが良かった。特に寡戦…… 小数の劣勢の状態で、数で有利な多勢と戦うような戦術に興味があるようだ。
「ねぇ」
「何だ、コレット?」
「アンタ、こんな事どこで習ったのよ? ハッキリ言って、普通じゃないわよ。それに戦い方だって……アンタ私の銃弾、
「おいおい、自分の事は語ろうとしないのに、他人の事は聞いてもいいのかよ?」
「くっ……」
「二人とも、早くご飯にしましょうよ! 何食べようかしら」
──ドガァンッッ!!
「うお、また襲撃か!?」
「今、何か爆発しなかった!?」
「とにかく急ぐぞ!」
* * *
-同時刻
@警戒車(先頭車両) 銃座
「マズい、奴ら厄介なのを使ってるぞ!」
「そこの茂みだ、撃ちまくれッ!!」
──ダダダダダッ!!
──ドドドドドッ!!
列車は現在、野盗による攻撃を受けていた。敵は、線路付近の茂みに隠れていたようで、携行式のロケットランチャーの様な兵器で列車を攻撃したようだ。
このような近距離になると俯角が足りず、戦車砲や機関砲が届かない事がある。その場合は警戒車の人員による降車戦闘や、機関銃射撃に頼るしかない。
「マズい、3時の方向から車両とバイクだ! 敵の本隊か!?」
茂みに隠れていた敵に対処できたと思ったら、今度は敵の本隊が列車に迫ってきた。列車の乗員達は忙しなく動き回り、迫り来る敵への対処に回る。
『重砲車、準備完了! 撃ち方──』
──シュン、ドガァンッ!!
砲塔を旋回させ、戦車砲の用意が整った重砲車に、敵の放った擲弾が着弾する。重砲車は被弾の影響か、行動不能に陥ったようだ。
『重砲車被弾! おい、大丈夫か!?』
『応答がない、誰か確認に行け!』
「くそ、まだ茂みに生き残りがいるじゃないかッ!」
「マズい、今度はこっちを狙ってやがるぞッ!」
──バシュッ……シュルルッ!!
「そ、総員退避ッ!!」
──ダダダッ、ドガァンッ!!
「ッ……な、何だ?」
「く、空中で炸裂した!?」
何故か、発射された筈の擲弾が空中で爆発し、皆が何事かと振り向くと、そこにはヴィクター達の姿があった……。
そう、先程の弾は、ヴィクターが加速装置を駆使して撃ち落としたのだ。
「ふう、危なかったな。俺達も加勢する!」
「アンタらは、乗り合わせたレンジャーか!?」
「な、なあ……今の、あの兄ちゃんが撃ち落としたのか? あ、ありえねぇ!?」
「今はそんな事はどうでもいい、味方で良かったぜ!」
「とにかく、今は猫の手でも借りたい所だ、協力に感謝する!」
預けていた武器を返してもらった俺達は、戦闘に参加する事になった。どうも、昨日のが雑魚なら、今回のが本命らしく、苦戦しているらしい。
というのも、どうやって手に入れたのか、敵はロケットランチャーのような武器を駆使しており、先程も戦車砲を積んでいる車両が攻撃を受けてしまった。大した性能は無いと思われるが、敵にこちらに対する対抗手段があると言うのは脅威だ。
俺達の安全の為にも、敵は殲滅する必要がある。
*
*
*
「コレット、そこの茂みだ!」
「……どこよ?」
「ほら、あそこだ。岩の近く」
「さっきも見たけどそんなの……待って、本当にいた!」
──バキュンバキュンッ!!
「倒した!」
──バシュッ……シュルルル!
『マズい、総員退避ッ!』
「げっ!?」
──ダダダッ! ドガァンッ!!
『た……助かったぜ、兄ちゃんッ!』
「ったく、俺は近接防御兵器じゃねぇっての」
「本当にアンタの腕前、どうかしてるわよ!」
「お褒めいただきありがとう!」
あれから数十分程か……未だに戦闘は続いている。敵の本隊は列車からの砲撃を警戒してかグルグルと動き回り、中々近づいてこない。その代わり、伏兵やバイクでロケットランチャーの様な物を装備した人員を送り込んで来て、列車の攻撃能力を削ごうとしていた。
その度に俺が迫る擲弾を撃ち落とし、カティアとコレットが反撃しているのだが、敵は諦めようとしないようで、キリが無かった。
「ねぇヴィクター、何か妙じゃない?」
「冴えてるなカティア、俺も同じ意見だ。奴ら、損失を無視して攻撃してるように見える」
「さっき習ったね、何かの時間稼ぎとか?」
「……冴えてるじゃん、コレット」
敵は先程から時間稼ぎをしているように見える。まるで、何かの到着を待っているかのように……。その事に気が付けるくらいになるようには、先程の講義は役立ったようだな。
『け、警戒! 9時の方向に敵多数ッ!!』
『3時の敵も動き出したぞッ!』
『軽砲車、自由射撃だ! とにかく撃ちまくれッ!!』
『このままだと、挟み撃ちにされるぞッ!!』
敵は列車を横方向から挟み込むように、車両やバイクから成る部隊を仕向けてきた。先程までの小競り合いは、こちらの戦力を削ぐのと、時間稼ぎが目的だったようだ。
……実は、衛星を使える俺にはその動きがバレバレなのだが、そんな事言ってもこの逼迫した状況下で、見ず知らずの人間の言う事など信用されないと思い、敢えて何も言わずにいた。俺達が参戦する前に、戦車砲を使用不能にされた事以外は、敵の擲弾攻撃は全て防げている。機関砲も全て生きているので、冷静に対処すれば、何とかなる状況ではある。
だが、どうも味方は挟撃を受けた事に焦っているようだ。この状態でも最悪何とかはなるだろうが、早めに状況を受け止める必要がある。というのも、敵は2方向からではなく、どうも3方向から攻めて来ているようなのだ。
列車の進行方向……12時の方角から、バイクに乗った集団が接近しつつあった。
「3時と9時に均等に配置につけ! 前の機関砲は、とりあえず3時の方向に向けとけ! 急げッ!!」
「なあ、隊長さんよ!」
「何だ、レンジャーの兄ちゃん!?」
「12時の方角に何か来てるようだが、アレはどうする?」
「なんだとぉ!?」
隊長格の男に、12時から迫り来る敵の存在について警告しておく。
「本当だ……マズい、指揮車聞こえるか!? 12時方向から敵接近、至急確認されたし!」
『ぬぅわぁにぃぃッッ!!?』
隊長格の男が、列車の内線で指揮車に危機を伝える。指揮車の監視棟から、双眼鏡らしき光がチラチラと反射する。おそらく、あそこも混乱しているのだろう。
そうこうしている間も、敵は接近して来ている。特に12時方向のバイク集団が速度を上げ、土煙と共に急接近してきた。
「「「「「 ヒャッハ──ッッ!! 」」」」」
「「「「「 ホホホ──ッッ!! 」」」」」
バイク集団は、斧やらソードオフショットガン、火炎瓶の様な物で武装しており、何故か殆ど上裸の様な奇妙な格好をしていた。鎖やら、タイヤの廃材の様な物、トゲトゲした肩パッドなどを装着して、モヒカンやら変なヘルメット、スキンヘッドにペイントと言った、パンクな……いや、世紀末な姿をしていた……。
「な、なんなんだ奴ら……?」
「なんか、どっかで見た事あるような……?」
「どうするの、撃っていい!?」
「ま、待った! アレは敵じゃない、撃つなッ!!」
「「「 はぁ? 」」」
バイク集団の姿に唖然としつつ、コレットが攻撃しようとした所、止めが入った。敵じゃないだと……?
『ヒャッホ〜〜ッ!!』
『わははは、汚物は消毒だ〜〜ッ!!』
『見ろ、獲物がたくさんいやがるぜぇ〜〜ッ!!』
『ヒヒヒ、今日は大漁だぁ〜〜ッ!!』
「いや、どう見てもアイツら敵だろ!?」
「何か、村から略奪とかやってそう……」
「種籾も残らなそう……」
「待ってくれ! 奴ら、あんなナリだが良い奴らなんだ! ああ見えて、この先のマルロンの街の自警団なんだよ!」
「自警団だって!? 冗談だろ!」
そうこうしているうちに、バイク集団は警戒車に近づいて来て、リーダー格のゴツいヘルメットを被った男が接触して来た。
「オレたちゃマルロン・レイダースだぁ! 助太刀に来たぜぇッ!!」
「おおビル団長、お久しぶりです! 助かりましたよッ!」
「ほ、本当に味方なのかしら……」
「喋ってるし、そうなんだろ……」
「な、何がどうなってるの……」
隊長格の男と、バイク集団のリーダーが挨拶を交わしている……。しかも、話ではバイク集団は次の街の自警団らしい。明らかに襲いに来るような格好をしているが、奴らは自警団らしい。大事な事なので、二度言う。
「俺達は片側を任せてもらうぜ〜〜ッ!! 野郎ども、突撃だぁ〜〜ッ!!」
「「「「「 ヒャッハ──ッッ!! 」」」」」
「「「「「 ホホホ──ッッ!! 」」」」」
──ドゥルン、ブロロロロッ!!
──パラリラパラリラッ!!
「「「 …… 」」」
『よし、3時方向はマルロン・レイダースに任せて、9時方向に全火力を集中だ! 撃ち方用意ッ!!』
* * *
-数十分後
@指揮車
あれからの経過は早かった。火力を集中させた列車は、片側の敵を殲滅、もう片側もヒャッハー集団……じゃなくて、マルロン・レイダースとか言う連中が片付けた。
意外にも、マルロン・レイダースは活躍し、敵のバギーに火炎瓶を投げ込んだり、敵のバイク乗りを斧ですれ違い様に斬りつけたり、ショットガンで燃料タンクを撃ち抜いて爆発させたりと、勇猛果敢に戦った。その結果、敵の殆どを殲滅する事ができた。残りは退散した様だが、別に皆殺しが義務付けられている訳ではない為、放置する事になった。
そして現在、彼らのリーダーという男が歓待を受けていた。
「どうもはじめまして、マルロンの街の自警団……マルロン・レイダースのリーダーのビルと申します」
「いや、さっきとキャラ違うな!?」
リーダーは、先程の警戒車で声をかけてきた、ゴツいヘルメットの男だ。名前はビルと言うらしいが、先程までの世紀末の雑魚みたいな言動とはうって変わって、丁寧な態度だ。……格好は、ヘルメットを脱いでる以外はトゲトゲ革ジャンの世紀末パンクスタイルだが。しかも、地味にヘルメットの下は男前のナイスガイだ……。
「ああ、いやお恥ずかしい。皆の前では力強いリーダーであろうと心がけているのですが、流石に外からのお客人やお偉方との会合の時は素に戻りますよ。ハハハ!」
((( へ、変な人だ…… )))
「いやはや、部下から貨物に珍しい車があると聞いて、襲撃があると予想して張っていましたが、どうも当たったみたいですね」
「珍しい車……? って、ヴィクターの!?」
「ドッグハウスか? あれがどうした?」
「ほう、あの車は貴方達のでしたか! ああいった珍しい車両は、奴らが狙うのですよ。それで、貴方達は……」
「ヴィクターだ。Aランクレンジャーで、各地で依頼を受ける旅の途中だ」
「カティアよ、“乱射姫”のカティア。Bランク、ヴィクターの相棒よ」
「コレット。コイツらの付き添い」
「おお、では貴方達が噂の……! でしたら、是非ウチの
「有名人?」
「ええ、マルロンの街に新たな風を吹き込みし、偉大なるご婦人、その名も──」
「ビル団長、ちょっといいかな? この後の処理について相談したいのだが」
「っと、失礼。この話はまた、後ほどという事で……」
ビル団長は、指揮車の面々と話に行った。倒した敵から得た戦利品やら、謝礼などの相談、事務的な処理について相談するのだろう。多分、長引きそうだ。
「さてと、気になる事を言っていたが、しばらく終わらないだろう。俺達も外の手伝いに行くか」
* * *
-数分後
@鉄道近く 先程の戦闘跡
「ヒャッハッハッ、上等なパーツだ〜〜っ!!」
「ヒャハハ、俺達が有効活用してやるぜぇ〜〜ッ!」
「死体は残すと、ミュータントや危険な獣が寄って来るんだぜぇ〜〜ッ!!」
「負け犬め、埋めてやらぁ〜〜ッ! 汚物は消毒だ〜!!」
俺達は先程の戦闘跡に向かい、敵の生き残りがいないか見回りをする事にした。すると、そこにはマルロン・レイダースの連中が、撃破した車やバギーから使えそうな部品やパーツを剥ぎ取ったり、敵の死体を焼いて埋葬している姿があった……。
「な、なんか……普通に良い事してない!?」
「違和感バリバリだけどな……」
「あん、何だぁテメェらは!?」
「へへへ、女が近づくとケガしちまうぜぇ? 車の端材とかが尖ってて危ないからよぉ!」
「もしかして私達、気遣われてる?」
「コレット露出多いし、そうかもね」
「俺達は、列車に乗ってるレンジャーだ。何か手伝える事はあるか?」
「ヒャア、レンジャーたぁご苦労なこったなぁッ! だが、テメェらにゃ用はねぇ!」
「ここは俺達の縄張りだぜぇ、ヒャハハ!」
「……要するに、ここは俺達がやるから大丈夫だって事だな」
「ヒャハハ、そうゆう事よッ!」
「やりずらいわね……」
「何か疲れる……」
まあ、彼らも一応自警団らしいので、こうした事には慣れているのだろう。俺達が下手に手を出すと、足手まといになる恐れがある。
ここは、彼らに任せて別の所を回るとしよう。
「ヒャッハッハッ、武器だ──ッ!」
「弾薬もタップリ持ってやがったぜ!!」
「ん、アレは……おい、ちょっと待ってくれ!」
「あん、何か用かぁ?」
ヒャッハー……じゃなかった、自警団が運んでいる荷物が気になり、呼び止めて中を見せてもらう。
「これって、敵が使ってた武器よね?」
「ああ、無反動砲だな。大昔にローレンシアが使用してた物にそっくりだな」
「敵は【サンダーボルト】って呼んでるぜ〜〜! まったく、おっそろしい武器だぜ!」
敵が使用していた武器は、ロケットランチャーではなく、正確には無反動砲だった。推進用の火薬を炸裂させて弾を撃ち出し、爆風を砲後部から逃がす構造だ。
これだと、大した有効射程は無いだろう。当てるには、かなり接近する必要があり、あまり実用的ではない。だが、崩壊後においては強力な兵器には違いない。
「ねえ、これどうやって撃つの?」
「肩に担いで、引き金を引くだけだよ。ああ、あんまり下向けると弾がすっぽ抜ける事があるから気をつけてね」
「ありがとうコレット、詳しいのね!」
「ヒャア、嬢ちゃん達危ないぜぇ〜〜ッ!! ……あの、本当に危ないのでやめて下さ〜いッ!!」
「ぎゃあ、こっち向けないでぇ〜ッ!!」
□◆ Tips ◆□
【マルロンの街】
かつて、セデラル大陸循環鉄道の車両基地や、貨物駅として使用されていた場所に作られた小さな街。その立地の関係で、街の住民達は崩壊前の貨物コンテナや、鉄道車両を改造した物に住んでおり、街の路上にかつてのレールがそのまま走っているなど、独特な雰囲気を醸し出している。ギルド支部も、かつての貨物駅の事務所を丸々再利用している。
鉄道沿線でもパッとしない街であるが、最近ではカナルティアから移住して来たとある人物により広まった、独特のファッションが若者を中心に流行り出している。街もその影響で、スプレー缶による前衛アートの様な物や、カラフルでサイケデリックな塗装が至る所に施され、混沌と化している。
街の青年達により、自警団が組織されている。最近では、例のファッションが浸透し、自分達を「マルロン・レイダース」と名乗り、活動している。
主要産業は、貨物保管と綿花栽培。
【サンダーボルト】
かつて、ローレンシアにより開発された歩兵携行用対戦車擲弾発射器をコピーした物。対戦車兵器の黎明期に開発された物で、擲弾を撃ち出す無反動砲である。構造が単純な為か、セデラル大陸中央部……通称ルインズランドで製造され、用いられているようだ。
ロケットブースター等は搭載されていない為、射程距離は短く、命中精度も低い。しかし、崩壊後の世界において非常に強力な武器であり、脅威となる。
[装弾数] 1発
[有効射程]100m
[モデル] RPG-2
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます