第109話 エルハウス家

-1時間後

@エルハウス農園 邸前広場


 キャラバンは、ミシェルの実家の農園に入り、屋敷前の広場で停まった。広場と言っても、別に噴水や花壇がある訳ではなく、芝生と土の道が一本、屋敷に向かって伸びているだけだ。

 だが、その敷地はものすごく広く、ここの家主は相当な土地持ちだというのが想像できる。


「ここが、ミシェルの実家か……」

「デカっ!? え、ミシェルって……もしかしてお嬢様?」

「ちが……そんなんじゃないですって、カティアさんッ!」


 まさか、ここガフランクがミシェルの故郷だったとは……。まあ、家出してきたと言っていた手前、言い出し辛かったのかな?


 ミシェルの実家であるエルハウス家は、ガフランク農園連合のリーダー的存在で、代々トップである“会長”の座を継いできているそうだ。

 要するに、ミシェルは良いとこのお嬢様だった訳だ。


 そんなエルハウス家だが、トップの家だけあってかなり大きい。豪華さは無いが、質実剛健と言った感じの屋敷だ。一応農家ではあるのか、大きなガレージにはトラクターやコンバイン、耕運機などの農業機械が何台も格納されている。

 農地には、穀物などを貯蔵するサイロが何基も建っており、大きなコンクリート製の倉庫のような物もいくつも建てられている。


「なあミシェル、エルハウス農園ってどのくらいの大きさなんだ? さっき、ガフランク農園連合で一番大きいって聞いたが……」

「えっと、測った事ないので分からないですが、この見える範囲、全部うちの農園ですね」

「マジかよ、そりゃ凄いな!」


 だがこれだけの農地があれば、その管理も大変だろう……。屋敷の大きさからして、住み込みの従業員とかもいるのだろう。


「……ミシェルゥゥーッ!」

「あっ、マリアお姉ぇ……むぎゅッ!?」

「ああ、ミシェルっ! もう会えないかと思ったのよ!? 皆を心配させて、このバカ妹はッ!」

「マリアお姉ちゃん……うう、うえぇーんッ! 黙って出て行って、ごめんなさい! 会いたかったよぉ!」

「ミシェル……お帰りなさい、よく無事で!」


 ミシェルの姉だろうか? 金髪碧眼の美人が、ミシェルに飛びついてきた。

 そして、ミシェルは抱きつかれると、そのまま泣き出してしまった。今まで、長いこと家族に会えていなかったのだ。心の奥底では、家族を求めていたのだろう。


「グスっ……うう、良い話ねヴィクター?」

「おいおいカティア、泣いてるのか? ちょっと涙腺緩くないか?」

「グス……うう……」

「うわ〜ん、良い話っす〜!」

「すん……すん……」

「ええっ、ジュディ達も!?」


 ここで泣けなかった俺は、心無い人間なのだろうか? そんな事を考えつつ、一人アポターに戻り、人数分のハンカチなどを持ってきて、皆に配る事にした。

 恐らく崩壊後の世界では、こういった感動的な場面が少ないのと、娯楽が少ない事から皆感情的になっているのだろう。それに、カティア達は孤児だから家族がいない。こういう場面に、思う所でもあったのだろう。


 ……だから、決して俺が心無い訳では無い。きっとそうだ!




「……ごめんなさい、ヴィクターさん。ハンカチありがとうございます」

「気にするな。それで、そちらの方は?」


 皆が落ち着いてきたタイミングで、ミシェルにお姉さんの紹介を頼む。不謹慎かもしれないが、俺はさっきからミシェルの姉の事しか頭に無かった。……だから感動出来なかったのかもしれないが。


 ミシェルの姉は、金髪のロングヘアの美人さんだ。金髪が大好きな俺としては、気になって仕方がなかったのだ。


「は、はい。こちら姉のマリアです」

「マリア・エルハウスです。妹のミシェルがお世話になったようで……。あと、ハンカチありがとうございます」

「マリアさん。積もる話もあるでしょうし、良かったらご一緒にお茶でも……」

「「 ミシェルねぇちゃんだぁ!! 」」


 マリアさんをアポターに誘おうとしたその時、屋敷から小さな子供が二人、こちらに駆けて来て、ミシェルの両脚に抱きついた。


「……その子達は?」

「ああ、僕の甥と姪です。久しぶりだねー!」

「「 だねー! 」」

「私の子供です」

「な、なんだと……!?」


 俺は衝撃を受けた。マリアさんは子持ちだったのだ!


 俺は、独り身の女性しか相手にしたくない。基本的に人妻とかは、どんなにタイプだったとしても我慢する。俺に、相手の幸せな家庭を壊す勇気は無いのだ。ましてや、仲間の姉など言語道断だろう……。

 俺の、マリアさんナンパ計画はここに潰えた。


「……ヴィクター、なんか世界が終わったみたいな顔してるわよ?」

「ほっといてくれ、カティア」

「あの、皆さん。良かったら家の中にどうぞ、是非お食事を……」

「行きます!」

「……なんでそんなにノリノリなのよ」


 マリアさんの薦めで、俺達はエルハウス邸へとお邪魔する事にした。



 * * *



-数十分後

@エルハウス邸 食堂


 エルハウス邸内には、代々の肖像画のような物が飾られていたり、古い剣やら銃が壁にかけられていたりと、中々に渋い装飾をしていた。

 また、邸内ではお手伝いさんを数名雇っているようで、急な来客(俺達の事)のせいで、何やらバタバタしているように見えた。


 お手伝いさんがいても、エルハウス家の食事の準備は、家の女達で行う習わしらしく、マリアさんは厨房へと消えて行った。

 しばらくして食堂に通されると、上座に金髪碧眼でこれまたイケメンの若い男が座っており、俺達を迎え入れた


「ミシェル、よく帰って来た!」

「マシュー兄さん!」

「おっと、失礼したお客人……うちの末妹まつまいが世話になったようだな。私は、マシュー・エルハウス。若輩ながら、ここガフランク農園連合の会長を務めている者だ」

「ご丁寧にどうも。Cランクレンジャーの、ヴィクター・ライスフィールドだ」

「レンジャーか……。さあ、どうぞ掛けてくれヴィクター殿」


 席につき、マシューと話をする。


「大体の話は聞いたと思うが、現在、我々ガフランクは狼旅団の大規模な襲撃を受けていてね。君達がキャラバンの護衛をしてくれて、感謝している」

「それを言うなら、俺達だけの活躍じゃないぞ?」

「ああ、分かっている。だが、君達のおかげでこうしてミシェルにまた会う事ができたんだ。……ありがとう。礼はたっぷりとさせてもらう」

「気持ちだけ受け取るよ。それにしても、愛されてるんだな、ミシェル?」

「度が過ぎなければ、良いことなんでしょうけど……」

「ん?」

「それでヴィクター殿、厚かましいようだが頼みたい事がある」


 マシューは真剣な表情になると、本題を話し出した。


「ガフランクが襲撃を受けているのは、先程話した通りだが……このままでは、こちらは負けてしまいそうでね」

「マシュー兄さん!?」

「……ミシェル、マリアを手伝って来てくれ」

「そんな、僕だって……!」

「食事の準備は、エルハウス家の女の仕事だ。ほら、行ってきなさい」

「……わかりました」


 ミシェルは、食堂を出て行った。なんとなくだが、ミシェルが家出をした理由の一端を、垣間見れた気がする。


「……あれでいいのか? ミシェルだって、いつまでも子供じゃないだろ?」

「……それでも可愛い妹なのは変わらんよ、一生な。兄としては、危ない事にこれ以上首を突っ込んで欲しくはない」

「心配なのは分かるが……」

「さて、話がズレたな。本題に戻ろう」


 マシューのミシェルに対する扱いに、少し思うところはあったが、これは家族の問題だ。仲間ではあるが、外野の俺達が出る幕ではないだろう。

 カティア達は、お手伝いさんが淹れてくれたお茶を飲みながら談笑しており、最初から俺達の話を聞いてなかったが、もし聞いていたら確実に揉めていただろうな。


 その後のマシューの話を要約すると、士気や食糧は有り余るほどあるが、所有している武器や兵員数が少ない事と、相手の戦力が想像以上に強かった為、このままでは負けてしまうとのことだった。


「初めのうちは、小麦畑に隠れながら敵に奇襲したり、馬車の荷台に機関銃を載せて、挑発して追ってきた奴を仕留めたりして撃退していたのだが……」

「その戦法だと、敵も対処が難しいだろうな。中々上手く戦えてるんじゃないか?」

「ガフランクにとって、人は宝だ。一人でも失うまいとこの作戦を立てたが、最近はそうもいかなくてな」

「なぜ?」

「ヴィクター殿も、ここに来る時に襲われたから分かると思うが……」

「ヴィクターでいいぞ?」

「そうか? なら私の事は、気軽にマシューと呼んでくれ」

「それで……確かに武装した車両に襲われたが、それがどうかしたか?」

「その車両の数が問題なのだ。数日前と比べて、その数が急に増えた。奴ら、ガフランクの外れにある他の家の農園内を、多数の車両で暴れ回った後、我々に降伏するように言ってきたのだ!」

「……そいつら、本当に野盗なのか?」


 先程から話が妙だ。いや、この依頼を受けた時から、話が変だ。

 ここセルディアにおいて、自動車というのは高価で珍しい存在だ。狼旅団がどれだけの規模なのかは知らないが、野盗がおいそれと大量の車両を運用できる訳がない。整備や燃料、弾薬の確保など、ただの野盗にできる芸当ではない。


 それに、“降伏勧告”だと? 軍隊じゃあるまいし……。

 俺が知ってる野盗は、わざわざそんな事はしない。有無を言わさず襲撃をかけ、略奪や虐殺をするものだ。


「正直わからん、何せ我らは田舎者なのでな。とにかく、奴らの戦力はバカにならない。そこで、君達にも是非協力を頼みたい。いや、レンジャーらしく依頼したいと言った方がいいかな? 君達の車だが、報告では相当な戦力になると聞いている」

「なるほど……。すまないが、即答はできない。仲間と相談させてくれ」

「もちろんだ。だが急かすつもりはないが、なるべく早く回答してくれると助かる。話した通り、余裕が無いのでね」


 俺達の依頼は、ガフランクまでのキャラバンの護衛だ。つまり、往路(行き)だけで復路(帰り)は対象外だ。キャラバンからは、帰りも同行するように打診されていたが、今のところ保留にしてある状態だ。なので、マシューに手を貸す事は可能だが、他のメンバー……特にミシェルの意見を聞いてやる必要があるだろう。



 話がひと段落ついたその時、食堂の扉が勢いよく開かれ、2人の男が中に入ってきた。


「「 ミシェルが帰ったってッ!? 」」

「客人の前で騒々しいぞ、ミロイ、ムーウェン! ヴィクター、愚弟達が騒々しくてすまない」

「いや、気にするな」


 ミシェルのもう2人の兄か……。本当に大家族だな。

 ちなみに、彼らの両親は既に他界しているらしい。その為、まだ若いマシューが、ガフランクの会長を世襲で継承しているそうだ。

 さぞかし大変そうだな。俺なら絶対にやりたくないな。……グラスレイクの事は、他の奴らに全て投げ出したいな。



 その後料理が運ばれてきて、エルハウス家の面々と会食することとなった。だが皆、ミシェルかジュディに話を振って、カティア達は暇を持て余していた。まあ、料理が美味しくて夢中になっていたのもあるだろう。

 俺は俺で、マリアさんとの会話を楽しんでいた。何と、マリアさんは未亡人だったのだ! 不謹慎だが、これなら手を出しても良い。良いはずだ! 俺はマリアさんを口説いた。


 だが、流石に子持ちはガードが硬いのか、年上の余裕なのか、あまり上手くはいかなかった……。くそう。



 * * *



-食後

@エルハウス邸前 アポター車内


「い、良いんですかッ!?」

「ああ、俺は問題無い」

「そうよ、仲間なんだから気にしなくていいのよ、ミシェル」

「気にすんなよ、ミシェル」

「ウチらも頑張るっす!」

「頑張る」

「み、皆さん……ありがとうございますッ!」


 食後、先程マシューから打診された、ガフランク防衛戦への参戦について話した。結果は、俺を含めて全員が賛成だった。

 カティアは、多額の報酬。ジュディ達は、かつて所属していた組織への決別。俺は、マリアさんの笑顔を守るため……。

 先程の食事の時に、マリアさんに「今は大変な時期だから」と言われたのだ。だったら、大変な時期じゃなくしてやる!


 それに、皆ミシェルを……仲間の為、仲間の故郷の為に動くのはやぶさかではない、という思いは共通していた。

 ミシェルの方も、俺達が帰ると言ったらガフランクに残る心積りだったらしく、俺達の協力にとても感謝しているようだ。


「おーい、ミシェル……なっ、何だこの車の中は!?」

「あ、モーリス兄さん……どうしたの?」

「あ、ああ……ええと、マシュー兄さんがヴィクターさんを連れて来いって」

「俺か? 今行くぞ」


 アポターの外に出て、キャラバンの荷下ろしをしているマシューの元へ向かう。


「何かあったのか、マシュー?」

「ヴィクター……このトラック、お前が護衛したもので間違いないか?」

「ああ、そうだが?」


 目の前には、俺が自治防衛隊から依頼され、護衛してきたトラックが停まっていた。


「見てくれ」

「……なっ、こいつは!?」


 マシューは、荷台から下ろしたであろう箱の一つを開ける。すると、何と中身はただの砂だったのだ。砂が箱いっぱいに詰められており、おそらく他の箱も中身は同じなのだろう。


 プルートの奴……一体どういうつもりだ? 救援物資というなら、医薬品やら弾薬、武器なんかだと思っていたが、まさか砂だったとは……。

 もしかして、何者かによる中抜きとか横領か!? 確かに、狼旅団の襲撃に合わせて、バレる確率は低い。今はまともかもしれないが、プルートがトップになる前の自治防衛隊は腐敗していた。その残党か何かがこれを機に、再び汚職をしていてもおかしくない。


「確か、自治防衛隊だったか? カナルティアの街は、我々の危機に砂を送りつけたという訳か……」

「ま、待て! 砂を袋に詰めて土嚢を作って、それを詰めば銃弾を防ぐ遮蔽物が簡単に作れるぞ!」

「ふむ、そういう使い方もあるのか……」

「これで防備を固めてくれって事なんだよ、多分……」


 これが原因で、ガフランクとカナルティアの街の仲が悪くなったら大変だ。俺は、プルートの為にも頭をフル回転させて、砂の使い道を考えて、言い訳をした。

 その結果、上手くいったらしく、マシューは部下に砂を袋に詰めるように指示を出していた。プルートには後で、追加料金を請求しよう……。


「積荷の事は知らなかったが、まさか砂だったとは。てっきり武器とか、弾薬だと思ってたよ」

「同感だ。だが、武器は他の商人に注文しておいたから問題ない。ほら、見てみろ」


 他のトラックから下ろされた積荷を見ると、機関銃や迫撃砲などの兵器や、ダムやライフルといった銃、弾薬の詰まった箱などが芝生の上に広げられた布の上に、大量に置かれていた。


「……まるで戦争でもするみたいだな?」

「まあ、戦争のようなものだよ、今回はね」

「そうだった……さっきの話だが、依頼、受けさせてもらうぞ」

「本当か!? 歓迎するぞ、ヴィクター!」

「皆、仲間の……ミシェルの為に協力するってさ」

「そうか……。よろしく頼む!」


 マシューが伸ばした手を握り、力強く握手をする。


「か、会長! また、奴が来ました!」

「……通せ」


 馬に乗った自警団の男が、マシューに誰かが来た事を報告する。


「何だ?」

「降伏勧告だよ。毎日、飽きもせずに良く来るものだな」

「毎日? ますます野盗らしくないな。そうだ、そいつを捕まえて、敵の情報とか聞き出せないのか? まだ詳しい情報は持ってないんだろ?」

「いや、それはできないんだ」

「何でだ?」

「まあ、そのうち分かるさ」



 * * *



-数十分後

@エルハウス農園 邸前広場


 あれからしばらく、トラックからの荷下ろしをして過ごした。キャラバンは、トラックに食糧を積んだらカナルティアの街に帰るそうだ。皆、こんな戦場になりそうな所からは、さっさと立ち去りたいみたいだ。

 ちなみに、マシューに戦争前に食糧を運び出してしまって良いのか聞いたら、問題ないそうだ。ガフランクには、各家族が少なくとも10年分の食糧を備蓄しているそうなので、特に問題ないらしい……。


「ヴィクター、来たぞ」

「……何だ、アレは?」


 しばらくして、自警団の騎馬が先導して、奇妙で見慣れた物がやってきた。

 何と連れてこられたのは、死都やノア6の警備に使用しているテトラローダーだった。そして、改造したのだろうか……背中部分に取り付けられたラッチに掴まり、一人の男がテトラローダに乗っていたのだ。





□◆ Tips ◆□

【エルハウス家の家族構成】

 エルハウス家は現在、当主であるマシューを筆頭に、5男2女の7人の兄弟姉妹とその家族が、同じ屋根の下に暮らしている(末っ子のミシェルは出奔中)。

 尚、祖父母や両親は既に他界している。



●マリア(26)

 エルハウス家の長女。マシューの双子の姉で、二児の母。ミシェルの料理の師匠でもあり、エルハウス家の料理は全て彼女が作っている為、兄弟達は彼女に頭が上がらない。

 レンジャーだった夫との間に二人の子をもうけるが、先立たれてしまった為、現在未亡人である。

 美人なのにレンジャーをしているジュディが気になり、話をしてみたいが、緊張して声をかけられない。

 ミシェルの事が大好き。シスコン。



●マシュー(26)

 エルハウス家の長男。マリアの双子の弟で、エルハウス家現当主。

 ガフランク農園連合の会長であり、ガフランクの農業政策や自警団の運営など、若いながらもその手腕を発揮している。かなりの切れ者。

 自身の職責の重さを理解しており、未だに浮いた話がない。ジュディの事が気になってる。

 ミシェルの事が大好き。シスコン。



●ミロイ(23)

 エルハウス家の次男。土いじりが好きで、いつも農園で農作業している事が多い。その為、日に焼けた黒い肌に、金髪碧眼というワイルドなイケメンになっている。ぱっと見チャラ男。

 エルハウス農園の、管理責任者的な立場をしている。女よりも、農園の方が大切という考えから、未だに浮いた話がない。ジュディの事が気になってる。

 ミシェルの事が大好き。シスコン。



●ムーウェン(21)

 エルハウス家の三男。エルハウス農園の畜産関係の責任者だが、マイペースな性格で、仕事を部下に任せては、自分はよく羊と昼寝している。ジュディの事が気になってる。

 ミシェルの事が大好き。シスコン。



●メビウス(19)

 エルハウス家の四男。ガフランク自警団に所属している。農園のパトロールや、害獣駆除、緊急展開を担う遊撃隊の隊長を務める。だがまだ若く、不測の事態に直面すると、兄のマシューに指示を仰がないと動けないなど頼りない。

 ジュディに一目惚れし、ジュディの事が気になってる。

 ミシェルの事が大好き。シスコン。



●モーリス(17)

 エルハウス家の五男。ガフランク自警団に所属している。ライフルの扱いに自信を持っており、少々驕おごっているきらいがある。

 ジュディに一目惚れし、ジュディの事が気になってる。

 ミシェルの事が大好き。シスコン。



●ミシェル(14)

 エルハウス家の次女。末っ子で、昔から兄弟達に過保護とも言えるくらい、可愛がられていた。

 カッコいい理想の女性である、ジュディの事が気になってる。



●マット(5) & マーサ(4)

 マリアの子供で、男の子と女の子。当然、金髪碧眼。

 ジュディのたわわが気になり、触ってみたいと思っている。ミシェルは叔母にあたる。ミシェルの事が大好き。

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