第97話 ワニワニパニック
-数分後
@グラスレイク 湖畔
「グルルルル……」
湖畔にいる超巨大なワニに近づくと、地面を揺らすような重低音の唸り声を上げ、大きく口を開けた。
「デカッ!? 何だよコイツ、凄いな!」
「あ、あわわ!」
「ヴィクターッ!? ちょっ、近い近い! 危ないわよ、口開いてるッ!」
「大丈夫だから、そんなに騒ぐな。フェイ、ギルドに報告するんだろ? 写真撮ってよ。ああ、フラッシュは焚くなよ?」
「え、ええ……」
パシャパシャと、フェイが巨大ワニの写真を撮る。ついでに、俺も一緒に写ったのも撮ってもらうか。人間との比較ができるだろうしな。
「……だ、大丈夫なのそいつ?」
「ああ、多分日光浴してるんだ。ワニは、変温動物だから、こうして日光を浴びて身体を温めてるんだよ」
「に、日光浴……!?」
「だから、身体が温まるまでは、そうそう動かないんじゃないか?」
巨大ワニは、口を開けたままボーっとしている。ワニについては詳しくないが、クロコダイル科だろうか?
凶暴だと言われているが、こうして見れば、中々愛嬌があるように見えてくる。それにしても、よくここまでデカくなったものだな……。
「ほら、見慣れたら何か可愛くないか?」
「「「 いや、それはないわ 」」」
否定されてしまった。何故だ……。ワニは強い免疫力を持つ生物だ。大学で、何度か実験で世話になったのだが、案外可愛い生物だったと思う。もちろん、実験用に人に飼い慣らされていて、ここまで大きくは無かったが……。
まあ、それはいいとして、問題はコイツの処遇だ。現状、被害は出ていないが、これからは分からない。それに、コイツがいると、村人達も不安だ。やはり、殺処分するしかないか……。
──ズル……ズズ……
「ね、ねぇ。あれ……」
「あわわ……」
「ヴィー……くん……?」
今後村では家畜なども導入する予定だ。湖でも水産資源が取れるかもしれないし、やはりコイツは厄介者か……。
この国……セルディアには本来、ワニは生息していない。このワニは恐らく、ペットか何かだった奴がこの湖に逃がされたものの末裔か、生き残りなのだろう。
そう考えたら、コイツは被害者と言えなくもないが、同時に環境を乱す外来生物と考えることもできる。人間のエゴだというのは充分承知だが、コイツには、俺が科学者の端くれとして引導を渡してやろう。
……それに、ワニ革って高級品だし、モニカも喜びそうだしな!
「「「 …… 」」」
「ん? 何だよ皆、目を丸くして?」
「ヴィーくん……後ろ……」
「へっ?」
後ろを見ると、巨大ワニの口が俺の1m先にあった。そして、巨大ワニは口を大きく開けると、ノシノシと俺達に迫って来たのだ。
──ズシ、ズシ、ズシ!
「「「「 いや〜ッ!! 」」」」
俺達は、急いで後ろを向くと、家まで全力疾走した。まさか、動いていたとは……危うく、ワニの腹の中だった。
「あっ!?」
「フェイ!? くそ……!」
走っている途中、フェイが足を挫いたのか転倒してしまった。俺は急いで、フェイの脚と背中を抱えると、大急ぎで走り出した。
「はっ、はっ、はっ!」
「ふぅ、フェイ……大丈夫か? 呼吸が荒いぞ?」
「はぁはぁ……ヴィーくん、ごめんなさい……」
「気にするな、俺も近づこうなんて言わなきゃ良かったんだ。それに、奴も深追いはしないみたいだしな」
しばらく走って後ろを見ると、巨大ワニは元の位置に戻り、再び日光浴をはじめていた。
「ひとまず落ちついていいな。フェイ、歩けるか?」
その時、フェイの脳内はフル回転……以下略。
フェイは、自分がお姫様抱っこされていることに気がつき、先程の吊り橋効果も合わさってスイッチが入ってしまった。そう、ヴィーくん好き好きスイッチが……。
「ごめん、歩けない♡」
「そうか、じゃあ家まで少し我慢しろよ?」
「……堪能します♡」
「ん? まあいいか」
フェイを抱えながら、家へと帰ると、家の前でカティアとミシェルが座りこんでいた。
「おい、フェイを置いてくなんて、酷い奴らだな?」
「ご、ごめんなさい……」
「てか、ヴィクター! 普通に襲ってきたじゃない! 何が大丈夫よ、油断しちゃってさぁ!!」
「それは、悪かったよ……。とりあえず、家に入ろう。ミシェル、ドア開けてくれるか? フェイ抱えてて、手が塞がってるんだ」
「あ、はい! ……フェイさん、顔真っ赤ですけど大丈夫ですか?」
「ん? ああ大丈夫なんじゃないか?」
家の中に入ると、メイド達が飛んで来る。
「「 お、奥様ッ!? 」」
「……大丈夫、ちょっと転んだだけよ」
「すまん、二人共。風呂の準備をしてくれるか? フェイも泥を落としたいだろうし……」
「「 はい、今すぐにッ! 」」
「ありがとう、ヴィーくん……」
「ギルドへの写真は撮ったんだろ? お前は少し休んでろ」
「うん」
「……そういえばさ。何でフェイ、“奥様”って呼ばれてるの?」
「俺が聞きたいわ!」
* * *
-数十分後
@グラスレイクヴィレッジ 聖堂
巨大ワニの様子を見てきた俺達は、すぐに聖堂で作戦会議を開き、司教達と村の対応を決めた。
「奴は今、日光浴の最中だ。数時間は動かないはずだから、そこを叩く」
「村人はどうされますか? 避難させますか?」
「いや、奴の身体じゃ湖からそう離れることは出来ないだろう。村の避難はしなくて大丈夫だ」
巨大ワニはその巨体のせいか、陸上ではあまり俊敏に動けないようだ。水中なら話は変わるのだろうが、陸上ならこちらが有利だろう。
「カティア、お前は奴の頭……目と目の間の後ろ側を狙え。そこ以外は効果が無いと思っていい」
「難しい注文ね……まあ、任せて!」
「ミシェルは、車の荷台から援護だ。機関銃の使い方は教えたよな? 俺が合図したら撃て」
「はい! レバーは2回引きます!」
「よし、行くか!」
* * *
-数分後
@グラスレイク 湖畔
車で巨大ワニに近づき、離れたところで、車の尻をワニに向けて停まる。こうすれば、機関銃でワニを狙いやすいし、いざという時に逃げやすい。
ミシェルは、荷台に立ち、機関銃の照準を合わせている。
「じゃあ、万一の時は頼むぞミシェル」
「はい!」
「行くぞ、カティア!」
「はいはい」
今回の巨大ワニ……出来るなら一撃で仕留めたい。これだけデカいワニの革は、色々と利用価値がありそうだ。それに、この巨体に鉛弾を撃ち込んでも、大したダメージにならないと思われる。
やはり、脳天に一撃……というのがスマートなやり方だろう。
ワニに15mくらいの距離まで近づき、俺はアサルトライフルを、カティアはカービンを構える。ワニも何かを悟ったのか、口を閉じてこちらを睨んでいる。
「……何でヴィクターも構えてるの? 私が狙えって話じゃなかったっけ?」
「カティアが外すかもしれないからな? 万一の備えってやつだよ」
「失礼ね! ヴィクターの出番は無いから、安心していいわよ?」
「だといいがな……。ほら、ちょうど正面向いてるぞ。撃つなら今じゃないか?」
「静かにして、集中するから……」
距離が近いとは言え、ワニの脳は、身体に比して小さい。カティアには、図解入りで狙う位置を教えているが、ちゃんと当てられるかは分からない。
カティアが外したら、俺がすぐさまフォローに回るのだ。
カティアは、ふぅ……と息を吐き、少し息を吸ってから止め、狙いを済ませて発砲する。その瞬間、俺は加速装置を起動させて、アサルトライフルを構えながら、カティアの弾道を確認する。
──パァン!
カティアのカービンから飛び出した弾丸は、空気を切りながらワニの頭へと吸い込まれていき……弾かれた。
──ボスッ! ィン!
「なっ!?」
──ダァン!
すぐさま俺もアサルトライフルを発砲するが、その弾丸は、ワニに傷をつけることが出来ず、弾かれてしまった。
「ちょッ! 当たったわよね!?」
「ダメだ! 奴の皮は相当丈夫らしい。弾が通らないぞ!」
「なにそれ!? どうするのよ!」
「グルルルル……!」
ワニも、こちらに敵意がある事を理解したのか、のっしのっしと近づいて来る。
「とりあえず、逃げるぞ!」
「分かった!」
俺達は、ミシェルに合図を送りながら、車に走る。
「ミシェル、援護してくれ!」
「わ、分かりましたッ!」
──ガシャコン、ガシャコン! ……ダダダダッ!
ミシェルからの援護射撃により、ワニは怯んだが、それでも弾は通らないようだ。7.62mmでも抜けないとは、相当な強度だな。
俺は、車の荷台から懐かしい武器を取り出すと、ワニに向き直る。
「ヴィクターさん、それは……!」
「ミシェルにとっては懐かしいかもな」
「ちょっと、逃げるんじゃ無いの!?」
「いや、まだだ! 外がダメなら、中からだ!」
「はぁ!? ヴィクター正気!?」
「ミシェル、射撃中止だ! これからは合図するまで撃つな!」
「は、はい……!」
ミシェルの射撃が止まった瞬間、俺は“槍”を持って飛び出した。ノア6を飛び出して以来、ミシェル達をアーマードホーンから助け出した時から使っていなかったが、いつも万一に備えて荷台には積んでいたのだ。
この巨大ワニは、ガラルドも言っていた“銃が効かない相手”だ。そんな相手には、接近して弱点を突くのが有効だと、ガラルドには教わった。
初めは、そんな無茶なと思ったが、実際に俺はこの方法でアーマードホーンを倒しているのだ。この巨大ワニも、倒すことができるはずだ!
「ウォォォッ! カバンにしてやるッ!!」
「……一撃で仕留めたいって、そういうこと!?」
「そんな余裕あるんですか、ヴィクターさん!?」
ワニは、死角から口を押さえるのが対処法だ。ワニは、口を閉じる力に関しては、生物でもトップクラスの力を出せるが、口を開く力は弱いのだ。
だが、今回はこの方法は使えない。あの巨体でローリングされたり、暴れられると俺が吹っ飛んでしまうからだ。
だから、勝負は一瞬……。奴が口を開けているところに、この槍を口の中から、奴の脳底めがけて突き刺す! これなら殺れるはずだ。
幸い、こちらには加速装置がある。勝負にはなるだろう。
ワニが俺に迫り、喰らおうとその口を開けた。今だッ!!
俺は左手で槍の柄を支えると、右手で石突を持ち、左手の中を滑らすように、ワニの口の中へと槍を突き出して、左手を離す。
グググッと手ごたえを感じつつ、右手を突き出す。そのまま身体を捻って、離した左手を地面につきながら、突っ込んできたワニの横にローリングする。そして、体勢を整えながらアサルトライフルを構えてワニに向ける。
──ドシィィン……
「……」
「……やったか!?」
ワニを見れば、閉じた口から槍の石突を飛び出させ、動かなくなっていた。
「ヴィクター、やったの!?」
「待て、今確認する……」
車の荷台からロープを取って来て、ゆっくり慎重に巨大ワニに接近し、その口を縛り上げる。そして、ライトを取り出して、ワニの目を照らす。
ワニの瞳孔は、縦長のスリットを見開き、動くことは無かった。……つまり、勝ったということだ。
「よし、死んでる!」
「ふぅ……全く、槍持って飛び出すなんて、正気を疑ったわよ!」
「うん? ガラルドからは、銃が効かないなら接近戦で仕留めろって習ったぞ?」
「えっ……そ、そんなの習って無いわよ!?」
まあ、カティアには難しいだろうな。さて、この死体だがどうするか……。街まで運ぶには、デカ過ぎるし重過ぎる。
皮を剥ぐにしても、ナイフは通らないだろうし……。工具箱にレーザーカッターがあったが、アレなら切れ目が入るかな?
その後、フェイが写真を撮りに来たり、村人達総出で、皮剥ぎを手伝って貰ったりと、後処理を行なった。肉は食べられない事も無いだろうが、ここまでのデカさに成長した要因であろう、放射能やら共和国のウイルスやらが気になるので、焼却処分させて貰った。
骨や牙は、司教が引き取って行った。……変な事をしなければ良いが。
その夜は、村の広場で祭りが開催され、この日は村の祝日となってしまった……。『湖解放記念日』だと。
このままだと、何かあるたびに祝日が増やされてしまうのでは無いだろうか?
* * *
-翌日
@グラスレイク 聖堂
《そういえば、槍はどうなったのですか?》
《ああ、ワニの口の中でバキバキに折れ曲がってたよ。もう使えないな》
《新しい物をご用意致しますか? ヴィクター様の設計データは残っておりますが……》
《いや、それよりも作っておいて欲しいのがあるんだ。データ送るぞ》
《これは……車の設計図ですか?》
《そうそう。崩壊前のデータを、俺がちょっと改造したやつだ》
《承りました。ご用意致します》
《……それにしても》
《はい?》
《司教の奴、何で折れた槍なんて欲しがったんだろうな? どうせいらないから渡したけど》
(これはまた、一波乱ありそうですね……)
昨日のお祭り騒ぎから一夜明け、村の代表者達が聖堂に集合し、今後の対応を話し合った。
まず、湖の安全の確認だ。現状、危険な生物はあの巨大ワニくらいだったのだろうが、他にも何かいるかもしれない。引き続き、湖の調査をしてもらい、何かあれば連絡してもらうことになった。
それから、自警団の設立を話し合った。レンジャーズギルドの出張所は、まだ設置が正式に決まっていない。また、設置したところで、定住するレンジャーがいるとは限らないし、緊急時にすぐ駆けつけてくれるとも限らないからだ。
恐らく、付近に危険なミュータントが生息していなかったのは、あの巨大ワニの縄張りだったということもあると考えられる。その湖の主亡き今……湖の水を求めて、危険なミュータントがやってくるかもしれない。
最低限の自衛力は必要だろう。
その後、聖堂前の広場に面した場所に新たに建てられた、ギルド出張所(仮)をフェイが視察して、色々と内装の注文をつけていた。
* * *
-夕方
@街北部地区 某タンナー
「な、なんじゃあこりゃあ!?」
「お、親方!? しっかりして下せぇ!!」
あれから、グラスレイクでの後始末を終えて、俺は街へと帰って来ていた。そして、例の巨大ワニの皮の加工を依頼しようと、いつも利用しているタンナーに来ているのだが、ワニの皮を見せたら驚かれてしまった。
ちなみに、皮は丸めても嵩張ってしまい、荷台がパンパンになってしまったので、カティアとミシェルは後で迎えに行くことにして、グラスレイクに置いて来ている。
「だ、大丈夫だ……ヴィクターの旦那、なんでぇこりゃ!?」
「ワニだ」
「ワニ!? ワニってぇと、もっと遠くにいる動物なんじゃ? それに、もっと小さいんじゃないか!?」
「ああ。だが、いたんだ……それもとびきりデカいのがな」
「「 …… 」」
「で、加工できるのか?」
「も、勿論でさぁ! ヴィクターの旦那は、ローザの兄貴……いや姉貴の紹介だしよ、全力でなめしてやるぜ! おい、全員集合だ!」
「へ、へい……!」
ワニ皮をタンナーに預けると、俺はガレージへと戻ることにした。
* * *
-同時刻
@レンジャーズギルド 支部長室
「こ、これは……!? 確かに、該当するミュータントは私も知りませんね」
「はい。間違いなく新種でした」
フェイは、ギルドにて新種ミュータントの報告を行っていた。
「これだけの大きさを持つ生物は、なかなかいませんよ。まさか、生きているうちに新種と会えるなんて、思ってもみませんでしたねぇ」
「私も、見た時は驚きました!」
「それを、見たその日のうちに倒してしまうとは……。それにこの写真、随分と近くで撮ったのですね。まったく、フェイ嬢も無理をする……」
「あ、その……。なるべく、詳細なデータをと思いまして」
「ふむ、次からはご自身の身を大切にお願いしますよ。……それで、この死骸はどうしました?」
「皮を剥いだ後に焼却処分され、骨は村の預かりになりました。……今回は、ギルドの討伐依頼ではなかったので、こちらから要求するのは難しいかと」
「そうですね……。本来なら、標本も欲しい所ですが、これだけ綺麗な写真だったら大丈夫でしょう。本部も新種と認めてくれる筈です」
(食べられないから燃やしたなんて、口が裂けても言えないわね……)
新種のミュータントの発見と、その詳細データの報告は、レンジャーにとってランクアップまでの功績ポイントが高くつく行動となる。今回、ギルド本部に報告して新種と認められれば、ヴィクターのチームは大きな功績ポイントを得ることができるのだ。
「ところでフェイ嬢……こんなミュータントを背に、ヴィクター君はなぜこんなに余裕な表情をしているのかね?」
「さ、さあ……」
支部長が持つ写真には、ヴィクターを喰らおうと大口開けたワニを背に、親指を立てながら笑っているヴィクターが写っていた……。
* * *
-同時刻
@グラスレイク ヴィクター邸:厨房
──トントントンッ!
包丁の小気味いい音が、厨房に響く。調理しているのは、金髪碧眼のイケメン……そう、ミシェルだ。
「「 …… 」」
「あ、あの……あまりジッと見られると、やりにくいのですが……」
「「 どうぞお構いなく! 」」
「はぁ……(ヴィクターさん、早く迎えに来て下さい…!)」
ヴィクター邸のメイド達は、ミシェルの調理している背後から、ミシェルを穴が開く勢いで見つめていた。
だが別に、彼女達はミシェルに見惚れている訳ではない。ヴィクターの、ミシェルの技を学べという命令を、忠実に守っているのだ。
(( 流れるような動き……流石です! ))
(せめて何か喋ってよ……。無言だと、僕怖いよ……)
(それに、とんでもなく可愛い♡)
(抱きしめたい……いや、抱かれたい♡)
(な、なんだか寒気が!?)
厨房には、調理の音だけが静かに響いていた。
ミシェルが恐怖を感じている中、カティアはヴィクター邸の風呂場にて、グラスレイクの花を湯船に浮かべた花風呂を楽しんでいた。
「んんーっ♪ はぁ〜、気もちぃぃ……。人の家、金で豪遊するって、さいこぉ……」
□◆ Tips ◆□
【巨大ワニ】
全長20m近くの巨体を誇る、クロコダイル科のワニ。崩壊前に、グラスレイクに不法に捨てられた元ペット。最終戦争時の汚染によりミュータント化し、不老化。生涯成長を続けた為に、通常のワニを凌ぐ圧倒的な大きさに成長した。また、その外皮は小銃弾を弾くほど頑強になっている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます