武器:ギルド製
通称「ギルド製」と呼ばれる銃器。崩壊後の世界で、ギルドが独占しているネットワークから得た情報を元に、比較的完成度の高い銃器を作製する事が出来る。しかし総じて価格が高い為、レンジャーでも所持している人間は多くはない。
遺物と比べ性能は遥かに悪いものとなっているが、文明崩壊後の世界においては高水準の武器として、所持することはレンジャーにとって、一種の憧れになっている。
【RK-M】
ローレンシア軍の採用していた傑作アサルトライフル、RK-49をギルドが復元した物。RK-49の初期の改修型に近いが、当時最新型のJ3型と比べて性能は遥かに劣る。
だが、崩壊後の民生品の物と比べると、工作精度が高く、圧倒的に性能は良い。そもそも、傑作アサルトライフルと言われるだけあり、ローレンシアの多種多様な気候帯や環境下でも動作するよう設計されており、信頼性は抜群に高く、それは崩壊後の復元品でも変わらないようだ。
長年紛争で使用されてきたマイナスイメージがある為、政治不介入の方針をとるギルドは、街同士の抗争で使用されない為と、パワーバランス維持の為に超高価格に設定している。その為、所持している人間は少ない。
一応、ギルド製でないコピー品も出回っているが、粗悪品が多く、そのくせ「ダム」と比べて値段が高くなる為、使っている人間は多くはない。
[使用弾薬]5.45×39mm弾
[装弾数] 30発
[発射速度]650発/分
[有効射程]500m
[価格] 1,000,000メタル
[モデル] AK-74M
[使用者] ジェイコブ神父
【ズルッキーム】
元はズルッキーム社製、ZU-322散弾銃。崩壊前の製品を、ギルドがリバースエンジニアリングして制造したもの。元のモジュラー構造の再現は強度不足の為断念し、異なるモデルを複数製造し、使用者が購入時に選ぶ販売スタイルを採っている。
[使用弾薬]12ゲージ
[装弾数] 6発
[価格] 約80,000メタル
[モデル] ベカス12M
【バイソン】
バイソンP-16のコピー品。ギルド製で、精度が良い。崩壊後は、主にストッピングパワーに優れたマグナム弾の9×33mR弾が使用される事が多い。ギルド製の物は、フレームにギルドのマークが彫られている。
[使用弾薬]9×29.5mR弾/9×33mR弾
[装弾数] 6発
[価格] 100,000メタル
[モデル] S&W M19
[使用者] ヴィクター、ガラルド
【レゴリス】
ギルド製セミオートカービンライフル。
崩壊前にスポーツ射撃や狩猟などで民間で使用されていた、7.62×33mm弾を使用する。反動が小さい上、命中精度が良く、取り回しが良い。人間からミュータントまで、幅広く相手にできる威力がある……と言えば聞こえは良いが、弾丸の威力が低い為、使用する際は的確に相手の急所を狙う必要がある。
価格が高く、装備する人間は少ない。
フレームは木製で、曲銃床。
[使用弾薬]7.62×33mm弾
[装弾数] 15発
[有効射程]200m
[価格] 300,000メタル
[モデル] M1カービン
[使用者] ガラルド
【バルパー】
ギルド製ボルトアクションライフル。単純な構造で安価かつ精度も良い。狙撃に適しているが、狙撃技術を持つ人間が限られる上、狙撃用のスコープは別売で高価な為、銃剣を装着し、近~中距離で使用する人間が多い。
単純な構造なので、民間でも類似の製品が売られているが、精度はギルド製に大きく劣る。
同価格帯の散弾銃「ズルッキーム」と、どちらを購入するかが、下位ランク上がりのレンジャーの悩みどころ。
[使用弾薬]7.62×51mm弾
[装弾数] 5発
[有効射程]800m
[価格] 80,000メタル
[モデル] Kar98k
【ミスリード】
ギルド製拳銃。自動拳銃で、弾倉がトリガーより前にある、特徴的な外観をしている。
ギルドのデータベースから見つけられた古いマシンピストルの設計図を元に作製されたが、フルオート射撃時の発射速度が速すぎて、とても常人には制御できるものではなかった。しかし、重心バランスが競技用拳銃に近く射撃精度は良かった為、フルオート機能を廃してそのまま拳銃として再利用したのがこの拳銃である。
意外にも性能と拡張性が高く、人により様々なカスタムを施すことができる為、人気が高い。
同価格帯のリボルバー「バイソン」と競合する。自動拳銃の装弾数と装填速度を取るか、精度と信頼性の高いリボルバーを取るかが悩みどころ。
[使用弾薬]10×22mm弾
[装弾数] 10発(通常)/20発(拡張マガジン)
[有効射程]50m(通常)
[価格] 100,000メタル
[モデル] ベルグマン M1910
[使用者] ジェイコブ神父
【執行官用ピストル】
レンジャーズギルドの主要職員や、執行官に支給される拳銃。元々は競技用の拳銃で、小口径で反動が小さい為、命中精度が高い。小口径といっても、きちんと急所に撃ち込めば人間を殺傷できる。しかし、大型のミュータントには効果が薄い為に、完全に対人用である。
一般的な自動拳銃に存在するスライドが無く、ボルトのみを動かす作動機構を備える。これにより、発射時に動作する部品の数と質量を減らし、銃の動揺を抑えて命中精度を高めている他、ボルトストップ機能を用いれば、サプレッサー使用時の消音機能を高めることができる。
[使用弾薬] 5.6×15mmR弾
[装弾数] 10発
[有効射程] 90m
[モデル] スタームルガー Mk.Ⅳ 22/45 Lite
[使用者] フェイ
【アンパクト】
ギルド製の半自動小銃。世界大戦時代に使用されていたライフルの設計を流用しており、中〜長距離の戦闘で活躍する。
作動方式には、ダイレクト・インピンジメント方式(リュングマン式)を採用しており、体感反動は同口径のライフルより少なく、射撃精度も高い。この作動方式で有名な、機関部の汚損からくる作動不良問題も、構成部品を少なくする事で解決しており、清掃の手間を省き、信頼性も高く仕上がっている。
ストッピングパワーに優れるため対ミュータント用や、別売りのスコープを使用してマークスマンライフルとしての使用も可能。
製造数は多くない為、店頭に並ぶことは少なく、レア物である。
[使用弾薬]7.62×51mm弾
[装弾数] 10発
[有効射程]700m
[モデル] MAS-49/56
[使用者] コレット
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