第91話 サプライズ!
〜神様〜
いやぁ〜、堂々としているリースたんも最高に可愛かった。
何回でもみていられるのぉ!
『じゃあ滅ぶ…?』
「うひょーーー!」
カッコよ!
ー大体2時間後ー
「ふぅ…」
よし、久しぶりに守護者での活動しかも重要な会議に乱入したのじゃから、しっかり情報収集をやらねばな。
『アレが守護者か…』
『敵対はする必要はありません、全くなかった敵の情報を得られたのは大きいですしね。ですが魔法の知識などは諦めるしかないかと。』
『そうだな…』
ふむふむ、殆どの国が荒れてるのぉ!
録画したのを何度も見直して守護者の特定に繋がりそうな情報を少しでも得ようと必死じゃ。
『守護者は敵では?』
『危険だ。』
『なんとか生け取りにできぬものか…』
儂またミスったな、協力者的なポジションに入りたかったんだがどう見ても敵対しておるわ。
あと生け取りって言ったやつ、運気少し下げてやるから覚悟しろ。
「あー、そういえばリースたんのいる国にアレ渡してたけどどうなったんじゃろ。」
えっと、あの道具の位置は…
湖の下?
おぉ湖の中に入り口があって入れるのはごく一部の政治家と研究者だけか、やばい組織の秘密基地みたいじゃな。
でも儂こういうの好きじゃよ。
『では魔力を込めてみてください、バカ兄貴ほら早く。』
『いや、やってるんだが全然満タンになる気がしないな、多分気絶するからあと頼むわ。』
あれ、そんなに魔力量必要じゃったかの?現世の者でも使えるように調整したはずなんじゃが…
『うっ…』
『大丈夫か魔力タンクー!』
『博士、実の兄に向かってそれは…』
素の状態でコレとは素晴らしいキャラじゃ。
「仕方あるまい、遠隔になるが完成する魔石をさらに劣化させて魔力量減るように調節するか。」
えいっと。
『博士!異常が発生しています!』
『なにぃ!誰か分解しようとしたのか?!』
『この容疑者筆頭は貴方ですよ!』
『私がそんなことする訳ないだろ!』
『信用できませんよ!どうするんですか、コレぶっ壊れたらきっと秘密裏に処刑ですよ処刑。』
あー、疑いの視線がすごい向いてるのぉ。
きっと停電常習犯なんじゃろうな、この前オールでみたアニメにそんなキャラが出てきた。
『やばい光ってる!』
『私の兄が魔力を込める時に壊しました!いいか助手、
『博士の兄が!魔力を込める時に!壊しました!!』
『それでこそ私の助手だぁ!もし2人とも処刑されても地獄でまた研究しようなぁ!』
『流石にそこまでは嫌でーす!』
清々しい程の責任転嫁、嫌いじゃない。
『終わったか…?』
『なんだよ爆発してないじゃん、怖がって損したぁ。』
『でもどうするんです、コレは魔力入れないと使い物になりませんよ?』
『兄が起きたらまた魔力入れさせよう、それまで自由時間〜!』
この2人面白いのぉ。
魔法使えるようにしてあげ…待てよ?いいこと思いついたぞ!
『は、博士!なんですかそれ!』
『は?急に何言っ……え!』
魔法は使えないけど魔力を纏えるようにしたんじゃ!
慣れれば鎧になったり剣になったりと凄いぞぉ、今は自覚させるために儂が透明の布があるように発動させておる。
『お、おぉぉ!助手、私魔法使えるぞ!』
『おめでとうございます。』
喜んでくれてよかった、あとは石板に名前追加しておいてと…
ふぅ…
また監視対象が増やしてしまった、協力者にメールしとこう。
ー協力者へー
新しく増えた日本の魔法使いを守れ、良いな?
「これで良し…」
ピロン
ー神様へー
了解です。
早いな!
流石の儂もびっくりな返信の速度じゃぞ。
コンコン
ロリ女神か?いや違うのぉ、あの子か。
「よくきたのぉ。早速行こうか、暫くは一緒に過ごせると思うぞ。」
リースたんへのサプライズじゃ!
〜エルフ〜
現在神様ワールドの時間を止めてもらい女神様のベットの上で倒れてます。
「めんどくさぃ…」
理由はコレ、飲まされた薬のデメリットで効果切れてから燃え尽き症候群っぽくなっちゃってる。
「だるい…ことねぇ、あかねぇ…」
私の思考にはそこまで影響ないんだけどエルフボディがエグい、もう立ち上がりたくないレベルだし口が半開きになってても気にならない。
「大丈夫…?」
「ダメ…」
女神様も心配してくれてる。
バン!
「儂がきたぞ!」
あの扉、鍵してたよな?
良い感じの音なってたけど壊したのか…
「何しにきたお前!」
「ロリ女神はそのモードだと完全に…いや今はよそう、リースたん1人お見舞いに来てくれたぞ!」
お見舞い…
此処にいなくて知り合い、あぁ手に引き摺られて消えていったチャラ男かな説教は終わったのか。
「フォッフォッフォ、リースたん驚くぞ。入ってくるのじゃ!」
ペタペタ足音聞こえる…
「え!」
「少しだけ目開けてみるんじゃよリースたん。」
女神様の驚く声と起きろって言ってる神様。
誰だよぉ、どうせチャラ男でしょ?
放置でいいんじゃん…
「…お姉ちゃん?」
え…お、お姉ちゃん…?
「あ、え…」
目の前に立ってたのは鮮やかな緑色の髪、エルフ耳、そしてエルフボディにそっくりで前に神様から聞いた設定の中に登場した、
「お姉ちゃん…」
「リーナ、なの…」
「うん!」
エルフボディの妹だった。
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