第34話 英雄と守護者
〜エルフ〜
初めての感覚を感じたあとアイテムBOXを使えるようになってました、うまく説明できないけど開きたい!って考えながら手を伸ばす感じで使った
その後も女神様と色々遊んだり他の神様の話聞いたりして時間潰してます
「このオセロって奴むずいな、今回は僕が角全部取ったのにそれ以外ひっくり返されて負けた…」
「……」
女神様、オセロ弱いんですね……
数えてないけど今のところ全部私の勝ち、私が女神様だったら嫌になってるけど…
「もう一回だ!コツ掴んだから次は負けないぜー」
「うん……」
諦めない!
逆に気まずいよ、こんな事になるなら魔法を教えてもらえばよかった!
「あ、残念…あいつらの戦い終わったらしい」
「また、今度ね……」
「約束だぞー」
よかったぁ、これで気まずさを感じなくて良くなったー!
ありがとう神様とチャラ男神!
「いい汗かいたなぁ!」
「そうじゃなぁ」
「チッ、相討ちすればよかったのに…」
女神様、うちの神様が迷惑かけてごめんなさい
「……」ソワソワ
どうしたエルフボディ
オセロやってた最後の方あたりからずっとソワソワしてるけど、気まずかったからじゃなかったのか?
「さて、リースたん達も準備はできておるな?」
「は?なんの事だよ」
「おい爺さん、ちゃんと説明したのか?」
「時間言い忘れとったわ、すまんすまん」
「明日もう今日だなの襲撃はリースがいる所だと朝早いんだよ、自動で出現するタイマーはもう出てるんじゃないかな?」
襲撃のタイミングってランダムなんだね、お昼より後だと思ってた
「という訳で少し早いけどリースたん送るぞー」
「おー……」
落ち込み具合がすごいな
「リース頑張れー!」
女神様の応援が刺さる…
ーーーーー
「さむ……」
まだ太陽登ってないしビルの上だから風が強くて寒いなぁ
夜に学校の校庭で野球部員が練習してる時に付いてる眩しいライトがめっちゃ置いてある、夜に襲撃が始まる事があるかもって考えてたのか
襲撃の時間には少し明るくなるから消すだろうけど個人的には消してほしいなぁ、明るい所から暗い所行くと全然見えないからさ
(仮面忘れとるぞー)
ありがと神様
でも服着替えさせてくれるなら仮面つけてくれて良いのよ?
(にしても今回の襲撃で強い奴来るかねぇ、俺は来ないと思うけど前よりマシな奴らは来るだろうね)
(なんでそう思うんじゃ?)
(なんとなく〜)
「さむ、い…」
エルフボディも寒いよね、こんな暗かったら気付かれないだろうしここに居る意味わからないよね?
「女神ちゃん…」
(ど、どうしたの?!)
「さむい…」
(まじか!そうだよね、そのコスプレじゃ寒いよね…僕に任せて冷耐性のあるアクセサリー送ってあげるよー!)
「あり、がと…」
自分で魔法使えばどうにか出来るだろうけどこの前みたいに噴火みたいな事になったら大変だからね…
ゴオオ…
火の弾が飛んできてる、もう襲撃始まったのか?!
(やばい攻撃だ!おいチャラ男避けるか防ぐかしろ!)
(格闘ゲーム元ランキング13位の俺に任せな、無傷で完封してやる)
13位は微妙すぎません?
(まだ始まってないだろ、敵は誰なんだ?)
(あの魅了野郎じゃな、人としてはなかなかの魔法じゃの)
こっちに走ってきてる奴ら居るんですけど、魅了野郎に知らない女の子2人と自衛隊員
「どう、する…?」
(とりあえず会話する感じで話通じなかったらボコすか!)
(わかったぞ!楽しくなってきたな!)
(頑張れリース〜)
〜対策司令部・指揮官〜
「黒幕を見つけた?」
『はい、俺が女神様に教えて貰った事は知ってますよね?あいつです』
英雄様から黒幕を見つけたと連絡があった
今回の怪物騒動はこの世界を管理してる女神の半身が引き起こした事らしい
「生捕りに出来そうか?」
『わかりません…』
情報は欲しいが英雄様で生捕りできないなら…
「戦闘を許可しよう、実行するかも現場の判断に任せる」
『ありがとうございます!』
「4班は護衛として付いていけ、録画を忘れずにな」
『4班、了解』
よりにもよってこんな時か、いや違うこんな時だからこそだな…
魔石の貯蓄が減っていく中で異界門奪還作戦を実行することになる筈だったんだが今回の怪我人次第では延長になるな
「黒幕と会話が始まりました」
「映像を写せ!」
少し深く考えすぎてた様だ、声をかけられるまで気づかなかった
『優斗、あいつはやったの?』
『いや防がれた、自衛隊の皆さん俺が合図たら射撃お願いします』
『了解した』
あの適応力は高校生だとは思えないよな
『なぜ、急にーー』
『撃て!』
相手の服装は海外のシスターが来ている服に似ているが何かしらの意味があるのか?
『我の言葉に力を 停止せよ!』
『『『!!!』』』
何かしらの魔法を唱えた様だ、英雄様を含めた自衛隊員達が動けなくなっている
まずい!
「すぐに近くにいる部隊を応援に送れ!」
「了解!」
『なぜ、邪魔を…?』
『お前が、この事態を引き起こしているからだ!』
『何を、言っ…!』
「「「「おお!」」」」
英雄様が動いた!
自力で魔法を解いたみたいだ、緊張していた周りの隊員達もホッとした様子だ
『私は…!』
『話をする必要などない!』
「英雄様が押してるぞ!」
「一気に解決に向かうかもな」
英雄様が木刀で相手はメイスと言うのだったかを使って戦っている、周りの奴らが言うように英雄様が押してる様にも見えるが相手は本気を出してない様に思う
『めんどくさい……』
ゾッとするほど冷たい声だった
『本気、見せてあげる……』
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