5 「銀狼は花の乙女に癒され、まどろむ」制作裏話&カクヨム5周年になりました~!
今回は、まったく読書できてないとうふ様よりいただきましたご質問、
「ぜひぜひ、トリンティアちゃんが、どんな風にアイディアが生まれ、どうやって物語を仕立て上げられたのかじっくり、もうじっくりですよ。なめるように見たいです、綾束様の頭のなかを!」
に答えたいと思います~!
できるだけネタバレしないように気をつけますが、「少しのネタバレも許せない!」という方はエッセイの後半か次話でお会いしましょう!(笑)
……とはいえ、「銀狼は~」を執筆したのは約2年前。かなり記憶があやふやだったりするのですけれども……(;´∀`)
頑張って思い出します!(笑)
「銀狼は花の乙女に癒され、まどろむ ~身代わり侍女は冷酷皇帝の抱き枕~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354055006319022
は、2020年開催の第6回カクヨムコンに応募するために書いた作品です。
実はこの年は、カクヨムコンに参加したいと思いつつ、なかなかよいアイデアが思い浮かばなくて……(><)
ですが、カクヨムコンはどんどん近づいてきます。読者選考のこともあるので、できるなら開始日の12月1日から連載を始めたいところ。
そしてできることなら、毎日更新でラストまで突っ走りたいっ!
でもネタが思い浮かばないっ!
……というわけで、開き直りました(笑)
「これはもう、綾束お得意の恋愛物で行こう!」と!
いえ、恋愛物なのはネタを考え始めた時から確定だったんですけれど、恋愛物といってもいろいろ考えなければいけないじゃないですか。
ヒロインはどんな性格にしよう(綾束が書くと、たいてい天然で腹ぺこガールで、どこか抜けてる)とか、ヒーローはどんなイケメンにしようとか、世界観はとか、あと何より!
さあっ、どうやってヒロインとヒーローの仲を深める!?
というかむしろ、どんな障害を二人の間に置く!?
ということで、いちゃらぶが書きやすいように、「ヒーローとヒロインが強制的に一緒にいなければならない」という設定を採用!( ゚Д゚)ノ
……なんですけれど、これ、自作の
「呪われた龍にくちづけを 第一幕 ~特別手当の内容がこんなコトなんて聞いてません!~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884543861
と同じなんですよね……(;´∀`)
となれば、「呪われた龍に~」とできるだけ差異がある設定にしなければ! ということで、
・舞台は西洋ファンタジー(「呪われた龍に~」は中華風なので)
・ヒーローのウォルフレッドは権力者(皇帝)にする
・ヒロインのトリンティアの特殊能力『花の乙女』は、ヒロインだけではなく、他にも持っている人物がいる
ということにしました。
ヒーローの従者達については、ここは「呪われた龍にくちづけを」と同じく、文官タイプと武官タイプをひとりずつ配置。
そして、物語を進めるための潤滑油として武官タイプは面倒見のいいお兄さんタイプにするというのも「呪われた龍に~」の
文官タイプを潤滑油となる人当たりのいい性格にしてもよかったのですけれど、ウォルフレッドの性格が苛烈な感じになりそうだったので、キャラがかぶっては困るなぁ、と……。
あと、皇帝相手に唯一ずけずけ物を言って、からかったりしちゃう幼い頃からの剣の師とか萌えません!?( *´艸`)
という綾束の趣味でゲルヴィスさんの性格や立ち位置が決定(笑)
ならば、文官タイプで差をつけないとな~。
ということで、「呪われた龍に~」の主人大好き忠誠心深すぎ
と、ここまで来たら、あとはキャラクターの性格を深めながら、設定の細部をどんどん詰めていきます。
ヒロインと同じ能力を持っている人物(=『花の乙女』)が複数いるのに、なぜ皇帝であるウォルフレッドのそばにはトリンティアしかいないのか。
なぜ、トリンティアはウォルフレッドに出逢うまで、『花の乙女』であることに気づかれなかったのか。
なぜ、セレウスはウォルフレッドに忠誠を誓っているわけではないのに、仕えているのか。
なぜ、なぜ……。と疑問点を矛盾がないようにどんどん潰していきます。
と、同時にクライマックスとラストをどうするのかも考えます。ラストの形さえ見えれば、そこへ向かって書き出せますから!( ゚Д゚)ノ
というか、最近はクライマックスが見えるまで、書き出さないようにしています(><)
クライマックスさえ見えていれば、途中経過がはっきり決まっていなくても、クライマックスへ辿り着こうと、なんとか書きあげることができるんですけれど、ゴールが見えていないと、迷子になってエタる原因になってしまうので……(><)
ただ、「銀狼は~」の場合、クライマックスの『天哮の儀』のイメージはわりとあっさりと脳内に浮かんだのですが、そこに辿り着くまでのクライマックス寸前の部分でかなり悩みました!(笑)
ここはほんと、書く前には決まっていなくて、書きながら「さて、ラストは決まっているけれど、どうやってその展開に持って行こう……?」と悶々と悩んでおりました……(;´∀`)
で、時間がないので、「まあ、あとは書きながら見えてくるところもあるだろう!」と、おおまかな設定とキャラクターができて、ラストもふんわり決まったので、いきおいだけで執筆を開始したのでした……(><)
……自分で書いていてアレですけど、ほんと無茶な書き方してますね……(;´∀`)
第6回カクヨムコンでは本当に時間がなくて、毎日のように「ぎゃ――っ! 明日のストックがな――いっ!」と叫びながら書いておりました……(;´∀`)
正直、もう一度あれをできるかと言われたら、できる気がしません……(><)
と、そんな感じでひたすら必死で書いているうちに書き上がったのが「銀狼は花の乙女に癒され、まどろむ ~身代わり侍女は冷酷皇帝の抱き枕~」なのでした~!
すみません、とうふ様。こんなざっくりな感じで毎回、書いているのです……(;´∀`)
でも、この「銀狼が~」が、第6回カクヨムコンでは落選でしたが、魔法のiらんど様のコンテストで拾っていただけで、デビュー作になるとは……。
ほんと、人生何が起こるかわかりませんねっ!( ・`д・´)⁺
というわけ(?)で。
本日、綾束はカクヨム5周年を迎えました~っ!ヾ(*´∀`*)ノ
無事5周年を迎えられたのも、へっぽこな綾束にいつも優しくかまってくださる皆様のおかげです!
いつも本当にありがとうございます~っ!(深々)
本日からカクヨム6年生。小学校で言えば卒業する年ですが、綾束に卒業する気はこれっっっっっぽっちも! ありませんっ!(笑)
ず―――――っとカクヨムの片隅に居座る所存です!( ゚Д゚)ノ
この5年で何が一番変わったかと言えば、やはり受賞してデビューできたことに尽きます!(≧▽≦)
長年、叶えたいと足掻いてきた夢がようやく形になりました!ヾ(*´∀`*)ノ
本当にありがたいことに、「鈴の蕾は龍に抱かれ花ひらく」で第7回カクヨムコン恋愛部門特別賞もいただいておりますので、年明けになったら、皆様にお知らせできることもあるかと思います~!( *´艸`)
が、その前にカクヨムコンですね!(≧▽≦)
綾束は案の定、クライマックスの戦闘シーンでいつものように詰まっておりますが(そして案の定、10万字を軽く突破してさらに増殖中ですが)、なんとか10月で第一稿に目途をつけられたらな~と思っております!
というわけで、今日もちみちみ頑張ります!(๑•̀ㅂ•́)و
5年経っても相も変わらずへっぽこですが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします~!(深々)
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