第3話 魔法決闘

ヴァキンネスタの自警団本部の屋上、街のどこからでも見えるとてつもない火柱の前にミキサは立っていた


「これだけ派手にやれば釣れるっしょ♪

しかもここはあの花束の職場の本部、、そうなんだよなぁおっさん??」


とミキサは炎の縄で縛っている人間に向かって言った、縄に縛られてる人間は


「グリシアになにをするつもりだ!!この縄を解きなさい!!そもそもなぜ私がグリシアのおじ、だと

分かったんだ!?」


とグリシアの育てのおじさんはミキサに向かって疑問を問いかけた


「いやぁ、こっちには情報収集魔法に長けた奴がいるもんでなぁ、そいつに突き止めてもらったのさぁ」


と悠長にミキサは話していると




「情報収集に秀でた人材など我々のギルドにもいるぞ」




と突然現れた水流からユーイチとグリシアが登場した


「おじさん!?!!」


グリシアは真っ先に炎の縄で縛られている

育てのおじに向かって叫んだそれを聞いたミキサは


「あー大丈夫だよー花束ちゃん、この縄は熱くはないからさ」


と場違いの答えを出した


「貴様の目的は私なのだろう!なぜ関係ない人に手を出す!!」


グリシアは怒りをあらわにしながら叫んだ


「だって、このおっさん花束ちゃんの家族??なんだろう??なんか使えそうじゃん♪」


とミキサは呆れた答えを出した


「貴様ぁぁぁ!!」


グリシアは育ての親を傷つけられたことにかなり怒っている、そんなグリシアを横目にミキサは


「まずは危険な魔法相殺の対策をしないとね」


とグリシアに向かって3本の火のついたライターを投げた3つの日は大きく燃え上がりグリシアの周りに炎の結界を作り出した、これではグリシアが身動きが取れない、、、


「全く余計なことを、、」と炎の結界を避けた

ユーイチが水の魔法で炎を消そうとした、、が


「!?なんて業火だ私の水が効かないだと、、これは、まさか、、」


とユーイチがミキサの方を見るとミキサの手には

花の花弁が握られていた


「御明察の通りさ、太陽の遠吠え!

この花弁は魔法の威力を増強するグラシの花の花弁、いくらテメェの本当の魔法が強力でも、強化された俺のバグ魔法はそれに対等、、いやそれ以上の威力を叩き出すぜ」


とミキサは言い放った、それを聞いていたグリシアは


「あまり使いたくないけど、私の花束の力で、、」


と言いかけたが


「それは、やめておけ!!!」


とユーイチは大きな声を出した、そしてこう続けた


「花束のバグ魔法相殺の力には限界がある、

その業火は今のキミの力じゃ相殺しきれないだろう、この月の嘆きの相手は私がする!!」


「へぇ、グラシの花の花弁を持った俺の相手ねぇ太陽の遠吠えの魔術師はどうやら頭が足りない様だなぁ」


とミキサはユーイチを挑発した


「頭が足りないのはどちらかな??」


とユーイチはミキサの挑発に乗った、そして




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「水魔法使いユーイチ=グラシシオン!!

貴様に魔法決闘を申込む!!」


「炎バグ魔法使いミキサ!!その決闘受けて立つぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




と二人は突然礼法の様な言葉を言い放った、

どうやらこれが魔法使い同士の決闘のはじまりらしい、、二人の花束をかけた決闘が今はじまった!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る