#登場人物紹介&解説


 夏休み編が当初薄い頭で薄っすら思い描いてたよりも延びに延びてまだまだ終わりそうにないので、ココで箸休めと整理する目的で作者視点で人物紹介を書いてみました。 かなりのボリュームでココまでの話のネタバレばかりですので、本編を読んでいない方でココから読む場合はご注意下さい。

 また、紹介順に特に意味は無く、今後のストーリー展開等とは関係ありません。



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 ■優木アリサ


 段田西高校(西高)の3年で生徒会長。

 身長160以下でサラサラ艶々な黒髪ストレートロングの小顔で西高イチの美少女。

 マゴイチが「過去出会った女性の中でもベスト3に入るほどの美人顔」と評す程の美形。

 北中出身で中学時代からその美貌の為に数々のモテモテ伝説を残すが、本人は自分の容姿に頓着しておらず、むしろ自分の容姿に関しては反骨精神を秘めている。

 運動部ではないが超高校級の身体能力と運動神経の持ち主で、マゴイチからは一目置かれている。 また、マゴイチからは人心掌握にも長けていると思われているが、アフロの評価では自由奔放に生きているだけで本人には自覚無く、結果的に周りから集まって従うようになっている。

 プロレスマニアで独学で様々な技を研究し自らも鍛えており、その格闘能力はマゴイチよりも上で、出会った初日にマゴイチに勝利している。本人曰く「彼氏が出来たら大好きな彼にコブラツイストをかけるのが夢」

 こと恋愛に関しては経験が無いため初心であるが、マゴイチに一目ぼれして以降マゴイチが絡むと暴走しがちな猪突猛進タイプで、グイグイと引っ張ってリードする姉御肌タイプでもある。

 イケメン好きと公言しているが、実際にリアルで好きになった男性は唯一マゴイチだけで、言うほどイケメン好きな訳でもなかったりする。

 自主性を重んじる校風を体現した生徒で、生徒会長になったのも地元の大学への指定校推薦を学校側に確約させることが目的だった。

 萬福軒の唐揚げをこよなく愛し、自分が食べると元気が出るからと言って、マゴイチが落ち込んでいるとやたらと萬福軒に連れていきたがり唐揚げをおごってくれる。

 マゴイチに対して、入学式初日から強烈なアプローチを続けているが、マゴイチからは美人であることを理由に恋愛対象として見て貰えず友達止まり。但しマゴイチが失恋して以降、行動を共にしている。

 プロレス以外にも90年代の洋楽に傾倒しており、カート・コバーンのファンでもある。

 「失礼な生徒会長」「失礼でヤバイ生徒会長」「自主性モンスター」「部屋着姿でマクラを持ってコンビニ店内をウロウロする変人」「ウンコが臭い美人生徒会長」等々数々の異名をマゴイチによって名付けられた変人でもある。

 「リスカブスみたいに死ぬ死ぬ詐欺が始まるかと思った」「適当なこと言ってると殺すぞ!」など、稀に口が悪い発言もする。




 ■アフロ(本名 山田アキコ)


 段田女子学園(ダンジョン、段女)の3年。

 マゴイチの幼馴染で何でも相談できる悪友。子供の頃からいつもつるんでサッカークラブに入団したり、マゴイチの母親のご飯が好きで西尾家に入り浸るようにして過ごした仲で、高校生になったマゴイチに対してセフレ目的で気軽にエッチを誘うが拒絶されている。

 事あるごとにマゴイチのおちんちんを「マゴイチンコ」と呼んでは握ろうとするが、怒った優木会長に勝手に触ることを禁止される。

 天然のチリジリパーマが由来して、マゴイチに「アフロ」と呼ばれ、マゴイチを介して友達になった優木会長からも「アフロ」と呼ばれるようになる。マゴイチの両親からは、「アッコちゃん」と呼ばれている。

 フィリピーナの母親と日本人の父親の間に産まれたハーフ。顔はブサイクだが幼少期より発育が早く小学生の頃からおっぱいとお尻が大きくて、今では外国人なみのボッキュンボンの超セクシースタイル。

 いつでもドコでもマイペースで、その超セクシースタイルを活かして高校入学と同時にヤリマンビッチとなるが、高3になってからは男遊びは控えている。

 幼少期よりマゴイチと一緒に居たためイケメンに馴れてしまい、顔よりもチンコやセックスのテクニックで男を選ぶ。

 マゴイチからは「アフロ」というあだ名の他に、「超セクシーブス」とも呼ばれている。

 中学入学以降、中学校(西中)指定の体操服を愛用しており、高校進学以降も学校以外では西中のジャージを着ている。因みに中学ジャージを愛用する理由は、動きやすくて汚れても気にならないという機能的かつ利便性と、中学卒業したからと言って捨てるのが勿体ないから。



 ■村田アクア


 西高の2年、料理部所属。

 マゴイチの5番目に付き合った彼女。

 ぽっちゃり体形の愛嬌があるほんわか系で、当初マゴイチからは、包容力があって面倒見が良く頼れる先輩として憧れを持たれていた。

 また、マゴイチが過去出会った女性の中で一番の爆乳で、マゴイチの理想である「可愛くなくて巨乳の女の子」に見事なまでに合致しており、時にはその優しい笑顔に「マジで女神だ」と癒されていた。

 小学校低学年までは美少女だったがキラキラネームが原因で不遇の小学生時代を過ごし、閉じこもって料理や手芸に没頭していた為、食べるのが大好きなぽっちゃり体形に変貌。

 一人で回転寿司に行く程の大食いで、甘い物にも目が無い。

 料理も手芸も玄人で、料理部では指導的な立場で、また自宅では自分の服やクッションやぬいぐるみなどの小物を自作している。但し、ファッションセンスはイマイチで、マゴイチからも微妙でダサイと思われていた。

 自分のことをデブでブスと卑下していたが、マゴイチからのアプローチの結果、アクア先輩から告白してマゴイチと付き合うことになるも、本性(マゴイチを赤ちゃんとして可愛がりたい欲望)を現わすと、マゴイチに逃げられ、最終的にマゴイチからは「母性のモンスター」と呼ばれフラれた。



 ■優木タカシ


 優木会長の弟で、現在は北中の3年。

 優木会長に似て、中3の割には大人びたイケメン。

 北中での暴力事件の目撃者で、マゴイチに対しては恐怖と憧れを抱いている。

 姉である優木会長の一番の被害者であり、姉のことは「ゴリラ」と呼ぶ。



 ■アフロの母


 フィリピーナで、出稼ぎで来日しフィリピンパブで働いていたが、今の旦那さんと出会い結婚しアフロを出産。

 料理が激マズで、娘のアフロですら家ではご飯を食べたがらない。

 因みに、髪は多少くせ毛だがアフロの様な天然チリジリパーマでは無い。



 ■マゴイチの母


 共働きで家計を支えつつも息子であるマゴイチとの関係は良好。

 マゴイチの幼馴染であるアフロのことも可愛がり、また、泊まりに来た優木会長を気に入り、本人が未来のお嫁さんと言うのでマゴイチの母もその気になる。

 超イケメンのマゴイチの母親だけはあり美人なお母さんであるが、言動などは年相応におばちゃん臭い。



 ■マゴイチの父


 製造業のメーカーに勤務のサラリーマン。

 アルコールが大好きで酔うとセクハラ親父になり、息子のマゴイチからはロクでもない親だと思われているが、実際のところは奥さん一筋。

 奥さんと同じくアフロのことも可愛がり、優木会長に対しては本人がお嫁さん候補と言うので婚約者として即受け入れた。

 超イケメンのマゴイチの父親だけはありハンサムお父さんであるが、家族や身近な人間からは酔っぱらった時のセクハラ親父の印象しか持たれていない。



 ■安藤アンナ


 マゴイチの初めての彼女。

 当時クラスイチの美少女で、発育も良く小学生なのにEカップの巨乳でもあった。自分が可愛いことをよく理解しており、甘え上手のあざとい女の子。

 学校でも学校以外でもマゴイチにイチャイチャベタベタしていたが、裏では中学生とも二股をしており、マゴイチに見つかったことで浮気していたことをクラス中に言い広められて、「小学生なのに将来有望なビッチ」と呼ばれるようになる。

 小学校卒業後はマゴイチと同じ西中に進学するが、小学時代の浮気が原因で中学では目立たない不遇な中学時代を過ごし、高校は段田女子学園に進学する。




 ■柏木アカネ


 マゴイチが2番目に付き合った彼女。

 マゴイチとは違う小学校出身で、中1で同じクラスの隣の席になり、徐々に親交を深めて交際に発展。

 落ち着いた雰囲気の清楚系の美少女であるが巨乳でもあり、そのギャップがマゴイチの心を惹きつけた。

 吹奏楽部に所属しマゴイチとは清い交際を続けて居たが、裏では吹奏楽部の2年の先輩と二股をしており、マゴイチに見つかったことで浮気していたことがクラス中に言い広められて、「清楚系ビッチ」と呼ばれるようになる。

 浮気の噂が広まったため中学卒業まで不遇の中学時代を過ごし、卒業後の進路は不明。



 ■山中アユミ


 マゴイチが3番目に付き合った彼女。

 マゴイチの1年後輩で西中サッカー部のマネージャー。

 マゴイチに憧れてサッカー部にマネージャーとして入部し、おっぱいが大きく健康的な爽やか美少女で、マゴイチに気に入られ憧れの先輩であるマゴイチと恋人となるが、裏では同じサッカー部の1年と二股をしており、マゴイチに見つかったことで他のサッカー部1年が連帯責任を取らされた挙句、そのサッカー部メンバー達によって浮気していたことを言い広められて、「お漏らしビッチ」(浮気発覚時に激怒したマゴイチに恐怖し失禁した)と呼ばれるようになる。

 浮気発覚以降はサッカー部を退部し、浮気の噂が原因で現在はぼっち。



 ■戸田アズサ


 マゴイチが4番目に付き合った彼女。

 マゴイチとは違う中学である北中の生徒で、中3の時に高校受験の為に通い始めた学習塾で知り合う。

 真面目タイプでおっぱいは大きく容姿も整った美少女で、塾での勉強を通してマゴイチと交流を深め、同じ西高を目指して励まし合い交際に発展。

 違う学校でありお互い受験生の為一緒に過ごす時間は限られている中でも時間を作って恋人としての時間を過ごしていたが、裏では同じ北中のチビデブブサイクな男と二股しており、マゴイチに見つかったことで暴力事件に発展。翌年マゴイチと友達になった元北中の近藤君たちが事の真相を知り拡散したことで、「ゆる股ビッチ」として噂が広まる。

 因みに、暴力事件当時北中ではアズサとマゴイチが交際していたことは知られておらず、西中の狂犬マゴイチが北中に来て大暴れしたのは、アズサの浮気が原因だとは知られておらず、チビデブブサイクが何かやらかしたと思われていた。

 事件以降は塾を辞め、またマゴイチに浮気がバレた挙句に浮気相手のチビデブブサイクが目の前でボコボコにされたことがショックで勉強が手に付かなくなり、志望校だった西高は落ちてしまい、滑り止めの段田女子学園に進学。



 ■諏訪アサコ


 マゴイチが在籍する1年8組の担任。

 年齢は秘密にしているが、マゴイチにはアラサーだとバレている。

 ゆるふわ系のスィーツ女子で容姿は可愛い系で教師っぽくない。

 入学式後の自己紹介タイムでマゴイチの中学時代のことに言及しマゴイチを怒らせるが、その時に教師と生徒の立場を忘れてマゴイチに惚れてしまう。

 以降、なにかとマゴイチのことが気になりチラチラ視線を送るが、マゴイチからは迷惑がられている。

 図書委員の顧問で、学級委員への推薦を拒否したマゴイチを強引に図書委員に勧誘した。



 ■近藤くん


 西高1年でマゴイチのクラスメイト。元北中出身。

 髪型が七三で、黒縁メガネをクイッと上げる仕草が特徴的。

 マゴイチとは北中の暴力事件の話題が切っ掛けで仲良くなる。

 情報通で、マゴイチの噂や評判を本人に伝えたりアドバイスなどもしており、マゴイチからは頼りにされている。



 ■沼田さん


 西高1年でマゴイチのクラスメイト。元北中出身。

 マゴイチと席が隣だったことでマゴイチに話しかけられ、当初は緊張の為に返事が出来なかったが、少しづつ話せるようになり、今ではフレンドリーに会話が出来る。

 マゴイチからは、高校で初めて話せるようになった友達として認識されており、今ではクラスメイトとして信頼もされている。



 ■笹山さん&長山さん


 西高1年でマゴイチが所属する料理部の部員。

 マゴイチと同じ西中出身。

 中学時代は、マゴイチのことは「狂犬」として危険人物と認識しており近寄ることは無かったが、同じ料理部となり先輩たちの尽力により、マゴイチとは同じ部員として仲良くなる。

 マゴイチとアクア先輩とのやり取りを微笑ましく見守り、マゴイチからも同じ部員として信頼されている。



 ■料理部部長


 西高3年でマゴイチが所属する料理部の部長。

 アクア先輩同様にぽっちゃりタイプで、リーダーシップがあり部長としての役目もキチンとこなしている。



 ■松山マキ


 萬福軒の従業員でハルの奥さん。

 二人の子持ちで、非常に明るくて、よく笑う性格。

 常連客である優木会長と仲が良く、仕事中でもよく二人でお喋りに夢中になる。



 ■松山ハル


 萬福軒の3代目マスターで、マキの旦那さん。

 マキとは幼馴染で、結婚して二人の子供を授かる。

 無愛想で寡黙だが気遣いが出来る男で、マキや常連客からは信頼されており、マゴイチも一目置いている。



 ■アキラ


 優木家のペットのわんちゃん。

 メス犬で、4匹の子犬(ムトー、タナハシ、コバシ、テンザン)を出産したばかり。

 ムトーをアフロが、テンザンをマゴイチが引き取る予定。



 ■西尾マゴイチ


 主人公。西高に通う1年。料理部と図書委員に所属。

 身長180で元サッカー部のエースストライカーの超絶イケメンだが、過去四人の彼女に浮気され恋愛に対して屈折した価値観を持つようになる。

 中学までは可愛い子からの告白なら簡単にOKしてしまうほどチョロかったが、中学卒業時に反省して、『可愛い子は、浮気する』という悟りを開いて、高校入学後は「可愛くない巨乳の子」を理想に掲げる。

 頭は良く洞察力も高く色々と察することが出来るが、非常に理屈っぽくて面倒臭い性格で如何にも童貞らしい恋愛観と貞操観念の持ち主。

 都合が悪くなると噓泣きして逃れたり、何か良いことがあると記念日にしたがるなど、一々面倒臭い。

 本人も自分のことは性格が悪いと自覚しており、怒ると男性相手なら暴力も躊躇しない。

 また、自分がイケメンであることは理解しているが、小中と女性に距離を置かれていた期間が長かったせいで自己評価が低く、高校入学当初イケメンであることが理由で周りから距離を置かれた際も、怖がられているのか、ばい菌扱いされていると思い込んでいた。

 幼馴染でヤリマンビッチのアフロが執着するほどのおちんちんの持ち主。

 小学生時代の異名が「ツンデレ王子」、中学生時代が「狂犬マゴイチ」、高校に入るとアフロからのみおちんちんのことを「マゴイチンコ」と呼ばれる。

 因みに、昔は今ほど巨乳への執着心は無かったが、過去付き合った女性が全て巨乳だった上に、自分は触らせて貰っていないのに浮気相手には自由に揉ませている浮気現場に何度も遭遇した影響で、巨乳への願望と執着心が強まり、容姿よりも巨乳であることを重要視する程の無類のおっぱい星人となった。





 ■その他、解説



 ・西中

 マゴイチ、アフロ、アンナ、アカネ、笹山さん&長山さんの出身中学。

 アユミは現在西中の3年。


 ・北中

 優木会長、アズサ、近藤くん、沼田さんの出身中学。

 優木会長の弟のタカシくんは現在北中の3年。

 マゴイチが中3の時に、校門前で暴力事件を起こす。


 ・段田西高校(通称、西高)

 段田市で偏差値が二番目に高い県立高校。

 自主性を重んじる校風の伝統校でもある。


 ・段田女子学園(通称、段女。もしくはダンジョン)

 私立の女子高で、頭と股が緩い生徒が多く在籍していると言われている。


 ・萬福軒

 優木会長の自宅の近所の中華料理屋。

 炒飯と唐揚げと餃子が美味しい人気店。





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 3部、終わり。

 次回4部スタート。




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