事件1:破壊神戦隊ゲマトレンジャー出現

チャプター1

ここは、署である。

「今日も、朝から、ピザだな。」

そこへ、鈴と雷がやって来た。

「もしかして、また、ピザ?」

「気にするな。いつもの事さ。」

「久しぶりだな、激。」

「鈴と雷か。意外と早い帰国だな。」

「そんな事より、巡回は?」

「それなら、今から行くところさ。」

チャプタ―2

ここは、首領の基地である。

「おのれ。正義の味方どもめ。次々と、私の作り出した悪の組織を潰しおって。くーっ。」

そこへ、レイドがやって来た。

「遂に、誕生致しました。史上最強の悪の戦隊。破壊神戦隊ゲマトレンジャーが。」

「でかしたぞ、レイド。レジスト100は?」

「もうすぐかと・・・・・。」

「そいつは、良い。さっさと進めろ。」

「仰せのままに。」

レイドは、去って行った。

チャプタ―3

ここは、六本木である。

雷は、ビルの屋上で、星座を眺めていた。

「ここからだと、良く見える。激と鈴達にも、教えるとするかな。」

雷は、階段を下りて出て行った。

チャプタ―4

ここは、虎ノ門駅の近くである。

そこには、幻衝怪「幻衝怪仮面」が居て、街を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「クククッ。この幻衝怪仮面様に勝てる者など、居ないはずだ。フハハハーッ。」

チャプタ―5

俺は、そこへ辿り着いた。

「そこまでだ、幻衝怪。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課。アーク刑事 激。幻衝怪仮面。お前を逮捕する。」

チャプタ―6

「やれるものなら、やってみろ。テン。」

幻衝怪仮面は、十体ものテンを召喚した。

「キエーッ。」

「アークマグナム。狙幻衝。シュート。」

俺は、テン達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―7

「喰らえ。幻衝光線。」

幻衝怪仮面は、幻衝力の光線を放った。

「ウワーッ。聖幻衝。」

俺は、聖なる力を想像して術を放った。

「バカめ。この幻衝怪仮面様に、そんな術が効くものか? 瞬幻衝。」

幻衝怪仮面は、測定不能なほど、素早くなって、俺に拳や蹴りを決めまくった。

「ウワーッ。このままだと、くっ。」

「俺には、ブレードギラーしか効かないのさ。けっ。」

そこへ、正義の味方の代表がやって来た。

「激。大丈夫か?」

「ああ。でも、パワーが足りない。」

俺は、気絶した。

チャプタ―8

その頃、雷は、国会図書館に居て、正義の味方の敵について、調べていた。

「ふむふむ。怪人と怪獣か。生物系、機械系、霊系と、こっちの本は、原因?」

そこへ、鈴がやって来た。

「雷。何を調べているの?」

「正義の味方の敵についてさ。」

「何か、収穫は?」

「いや、まだ、何も。」

「その本は、何?」

「ああ。これか。今、取ったばかりだ。」

雷達は、その本を読み始めた。

チャプタ―9

ここは、空の診療所である。

「空。激の治療をしてやってくれ。」

理解ったぜ。相変わらず、派手にやられているな。理解りました。」

「任せた。あと、金額は?」

「幻衝術で治すから、そんなに高くはないです。」

空は、俺の治療を開始した。

チャプター10

鈴と雷は、本を読み終えた。

「首領とゲマトリックオーブか。」

「正義の味方の敵は、全て、ゲマトリックオーブから誕生している。」

「そいつを壊せば、良いらしいな。」

「早く、激に知らせないと。」

「それより、首領って、誰なんだ?」

そこへ、天衣と烈香がやって来た。

「それなら、私たちが調べておきます。」

「調べるのは、とっても早いから。」

「理解った。それじゃ、行って来る。」

雷は、タクシーに乗って、署へ向かった。

チャプタ―11

ここは、墨田区の上空である。

そこには、謎の五人組が居た。

「早速、破壊開始だ。」

「さっさと済ませるぞ。」

「スケールが小さくねえか?」

「良いじゃない、そんなの。」

「吹き飛ばしちゃおう。」

「その前に、正義の味方退治だ。」

「やっぱりな。」

「巨大なのは、任せてくれ。」

「特殊な奴は、私が。」

「それじゃ、スタート。」

ゲマトレンジャーは、正義の味方退治に向かった。

チャプタ―12

ここは、署である。

「雷、どうしてここに?」

「何だ、その怪我は?」

「気にするな。」

「激。正義の味方の敵は、何から、誕生したか、知っているか?」

「いや、初耳だ。」

「ゲマトリックオーブらしい。」

「何だ、それは?」

「さあな。でも、そいつがある限り、いくらでも、出て来るらしい。」

チャプタ―13

そこへ、正義の味方の代表がやって来た。

「激。幻衝怪仮面を倒す方法を思い付いたぞ。ブレードギラーを奴にぶつけるんだ。」

「どうやって?」

「球幻衝っていう幻衝術を使ってな。シュートは、うまいか?」

「ああ。高校生の頃、サッカー部だったからな。」

「激。良いのか? シュート以外、何も知らないのに?」

「雷。余計な事を言うな。」

「済まん。」

「激。そいつは、霞が関に居るらしいって、一報があったぞ。」

「行くぞ、激。」

「了解。」

俺と正義の味方の代表は、霞が関へ向かった。

チャプター14

しばらく進んでいると、上空から、謎の五人組がやって来た。

「おーっと。この先へは、行かせん。」

「ここで、くたばってもらおう。」

「五体二か。面白そう。」

「消去ね。フフフッ。」

「一気にね。みんな、いくわよ。」

「激。ここは、任せて、先に行け。」

「理解りました。」

俺は、先へと進んだ。

チャプタ―15

ここは、霞が関である。

幻衝怪仮面は、街を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「こんなにももろいとは。クククッ。」

俺達は、そこへ辿り着いた。

「そこまでだ、幻衝怪仮面。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「観念するんだ。」

チャプタ―16

「二対一か。テン。」

幻衝怪仮面は、十体ものテンを召喚した。

「キエーッ。」

「激。テン達は、私が倒すから、幻衝怪仮面は、君が倒せ。」

「理解りました。それじゃ、スタート。」

正義の味方の代表は、拳や蹴りで、次々とテン達を倒していった。

「キエーッ。」

チャプタ―17

「激か。クククッ。また来るとはな。」

「前のようには、いかないぜ。」

「喰らえ。幻衝光線。」

「アークソード。反幻衝。アークリフレクト。」

幻衝怪仮面は、幻衝力の光線を放ったが、俺は、アークソードで跳ね返した。

「ちっ、ちょこまかと。」

チャプタ―18

そこへ、謎の五人組がやって来た。

「そいつは、俺達が倒す。」

「手を出すなよ。」

「破壊を極めたからな。」

「そういう事。」

「後、二人ね。」

「何者だ、あいつらは?」

「史上最強の悪の戦隊、破壊神戦隊ゲマトレンジャーさ。激、お前は、もう、おしまいだ。」

幻衝怪仮面は、消えるように去って行った。

チャプタ―19

「破壊神覚醒。」

謎の五人組は、ゲマトレンジャーに変身した。

「ヒーロー退治。ゲマトレッド。」

「獣退治。ゲマトブルー。」

「メカ退治。ゲマトグリーン。」

「特殊退治。ゲマトイエロー。」

「ヒロイン退治。ゲマトホワイト。」

「全てを退治する剣。破壊神戦隊ゲマトレンジャー。殲滅。」

チャプタ―20

「ゲマトレンジャー?」

「みんな、いくぞ。瞬幻衝。」

ゲマトレンジャー達は、測定不能なほど、素早くなった。

「ゲマトソード。」

「ゲマトフィスト。」

「ゲマトボマー。」

「ゲマトランサー。」

「ゲマトブラスター。」

「俺の武器に似ている?」

「はーっ。」

「でえいっ。」

「おりゃーっ。」

「てえーい。」

「はっ。」

ゲマトレンジャー達は、俺を攻撃しまくった。

「ウワーッ。何て、威力だ?」

チャプタ―21

「俺達は、全てを退治するエキスパート。」

「よって、お前に勝ち目は無い。」

「悪の組織も正義の味方も殲滅さ。」

「楽にしてあげる。」

「だから、お願い。おとなしく負けて。」

「そんな事は、出来ないな。フルアーク。」

俺は、アーク刑事 激 フルアークモードに変身しようとしたが、戻って来た幻衝怪仮面にエネルギーを

吸収されて、出来なくなった。

「何っ?」

「へへへっ。喰った、喰った。」

「ゲマトバルカンオメガ。」

ゲマトレンジャー達は、ゲマトバルカンを構えた。

「ゲマトリックインジェクター。」

ゲマトレンジャー達は、俺を狙撃した。

「ウワーッ。ぐはっ。」

俺は、その場に倒れて、気絶した。

チャプタ―22

「あっけなかったな。」

「また、勝っちまったぜ。」

「残るは、あいつだけか。」

「後で、じっくりと。」

「うんうん。それで決まり。」

「またな、正義の味方。」

ゲマトレンジャー達は、消えるように去って行った。

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