ファイル6:恐ろしき幻衝怪

チャプター1

俺は、パトガーで空中から、前原西周辺を巡回しながら、壊を捜していた。

「ここの何処かに、壊が居るのか。」

俺は、壊とレイドを発見した。

「何をしているんだ?」

「壊様。これが、あのキエーレ剤Dでございます。」

「ほう。これが、世界一恐ろしい違法薬物「キエーレ剤D」か。レイド。空中から散布しろ。」

「でも、私には、そんな部下は。」

「気にするな。出でよ、テンF。」

壊は、百体ものテンの空戦部隊「テンF」を召喚した。

「キエーッ。」

「こ、こいつらは、何者で?」

「Dr・ブレイクが作り上げた改造幻衝怪さ。」

「仰せのままに。野郎ども、行くぞ。」

「キエーッ。」

チャプター2

ここは、署である。

美佐は、却について調べていた。

「極酷 却か。数多くの犯行を重ねている謎の人物。破壊と殺戮が趣味?」

俺は、ピザを食べながら、今まで集めたデータをまとめていた。

「こんなに膨大な量、本当に入るのか?」

俺は、圧縮してどうにか保存した。

「やっと終わったぜ。ふーっ。」

チャプター3

その頃、レイドは、相模川に居た。

「おーい。アンボイナ。出て着れくれ。」

「レイド様。どのような御用で?」

「激を倒して来てくれ。街の破壊は、派手にやってくれ。」

「御安い御用です。それでは。」

チャプター4

アンボイナは、緑区で街を破壊し始めた。

「クククッ。喰らえ。キルロケット。」

アンボイナは、右手の銃口から、矢状の幻衝力のロケットを発射した。

「ウワーッ。キャーッ。」

「こりゃ面白え。もう一ちょ。はーっ。」

チャプター5

俺は、パトガーでそこへ辿り着いた。

「そこまでだ、幻衝怪。」

「良く来たな、激。喰らえ。毒幻衝。即幻衝。狙幻衝。キルロケットオーバー。」

アンボイナは、俺に幻衝力の矢を勢い良く突き刺した。

「ウワーッ。ち、力が抜けていく。」

「そのまま、じっくりとくたばるが良い。出でよ、半魚人。」

アンボイナは、十体もの半魚人を召喚した。

「半魚人ども、こいつを相模湾へ投げろ。」

「キエーッ。」

半魚人達は、気絶した俺を相模湾へ投げ込んでから、海中へと去って行った。

チャプター6

ここは、署の近くのデパートである。

天衣と烈香は、買い物をしていた。

「これって、新発売のスカート。」

「ちょっと大きいかな。でも、買おう。」

「激に見せるのが早いのは、どっちか。」

「競争しようって事ね。良いわよ。」

「でもさ。激って鈍いからな。」

「びっくりさせちゃおうか?」

「そうだ。その手があったね。フフーン。」

チャプター7

俺は、湘南海岸で目を覚ました。

「痛ててっ。あいつら、許さん。」

俺は、アークトマホークを召喚してから、またがった。

「激。その怪我で良く助かったな。」

「ああ。これじゃ戦えないな。」

そこへ、鈴がやって来た。

「激。大丈夫? 逗子に、寮治 空って知り合いが居るから、早く行って。」

「理解った。鈴。ありがとう。」

俺は、そこへ向かった。

チャプター8

「患者か。私に任せてくれ。」

俺は、完治してから目を覚ました。

「気が付いたか? その顔なら、心配は無用みたいだな。行って来い。」

「ありがとうございます。それで?」

「手術代などは、鈴から貰っている。」

俺は、アークトマホークに乗って、アンボイナを捜しに向かった。

そこへ、明一から連絡が入った。

「激。大変や。佐原にアンボイナが。」

「理解った。今から、そこへ向かう。」

チャプター9

佐原には、アンボイナと十体もの半魚人が居て、街を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いてから、アンボイナにアークトマホークの前輪を喰らわせた。

「ウワーッ。」

「そこまでだ、幻衝怪。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「て、てめえは?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。幻衝怪アンボイナ。

 お前を器物損壊と公務執行妨害の罪より、逮捕する。」

「半魚人ども、やっちまえ。」

「キエーッ。」

「アークエッジ。アークアクアスマッシャー。」

俺は、半魚人達を一掃した。

「キエーッ。」

「喰らえ。キルロケットオーバー。」

「また、その手か。壁幻衝。ビスマルクモード。」

俺は、アンボイナの技を防ぎつつ、ビスマルクモードになった。

「な、何だと? キルロケット。」

「アークフィスト。おりゃーっ。」

俺は、技を斬り裂いた。

「あわわ。強えーよ、この刑事。」

「あの技のお返しをしてやるぜ。アークエッジ。アークソード。アークパルサー。アークリッジ。

 合体。」

俺は、四つの武器を合体させて、アークスプラッシャーにした。

「アークスプラッシャー。」

俺は、アークスプラッシャーを構えた。

「アークウェイビング。」

俺は、アンボイナを狙撃した。

「任務完了。」

「芋じゃないぜーっ。」

アンボイナは、爆発して消え去った。

チャプター10

レイドは、ヘリで上空を飛んでいた。

「クククッ。いくぜ。巨幻衝。」

レイドは、アンボイナを蘇生し巨大化させてから、横浜スタジアムへ移動させた。

「グオーッ。」

「あ、あのな。仕方ない。召幻衝。アークテリオン。」

俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗ってから、そこへ向かった。

「クククッ。キルロケット。はーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「居たな。アークモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

「アークフリート見参。」

チャプター11

「来たか。喰らえ。キルロケット。」

「ウワーッ。やっぱり凄いな。」

「激。私に良い考えがある。アンボイナを球状にしてから打つ。」

「そういう事か。いくぜ。」

「直接刺してくれる。はーっ。」

「今だ。球幻衝。」

俺は、突撃して来たアンボイナを球状にして停止させた。

「激。準備は、良いか?」

「いつでも良いぜ。せーのっ。」

「な、何をする気だ? よせっ。」

「打幻衝。アークセイントホームラン。」

アークフリートは、アークシミターで、アンボイナを宇宙の彼方へ打ち飛ばした。

「あーれーっ。」

「アークフリート。落ちて来るぞ。」

「激。一刀両断しろ。」

「斬幻衝。フリートスライザー。」

アークフリートは、落下して来たアンボイナを一刀両断した。

「ギャーッ。」

アンボイナは、爆発して消え去った。

チャプター12

その頃、壊は、浜町を散歩していた。

「激か。名前だけの事は、あるな。だが、こいつさえあれば。クククッ。テンFども、

 作戦変更。街を破壊して来い。」

「キエーッ。」

壊は、電信柱に、勢い良く頭をぶつけた。

「ウワーッ。痛ててーっ。」

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