ファイル5:震える幻衝怪

チャプター1

俺は、中瀬周辺をパトガーで空中から巡回していた。

「この辺りも事件無しと。」

俺は、パトガーを降りて、マリンフィールドへ向かった。

「念の為、ここも調べておくか。」

俺は、中へ入った。

「誰も居ないな。何も起きてないと。」

そこへ、壊がやって来た。

「君が激か。初めまして。私は、虐非 壊。邪魔はしないでくれ。さもないと、どうなるか

 理解っているな。」

「どういう意味だ?」

「まだ、戦える気分じゃない。またな。」

壊は、消えるように去って行った。

「不気味な奴だな。」

俺は、ベンチで眠った。

チャプター2

その頃、美佐は、壊について調べていた。

「何々、虐非 壊。悪質な違法株主? 世界一危険な兵器を作って、騒ぎになったが不当な圧力で

 捕まらず。」

そこへ、鈴がやって来た。

「美佐。何か理解った?」

「うん。でも、ページが一枚、破られてて。」

「誰が持って行ったのかな?」

「ちょっと待って。地図が載っている。浜行川? 勝浦市か。行って来るね。」

美佐は、パトカーに乗って、浜行川へ向かった。

チャプター3

ここは、却のアジトである。

「壊。このままだと。」

「それは、承知しております。ですが、もう、その事件は、既に調べられなくなっております。

 クククッ。」

「それなら、心配は、要らんな。ところで、作戦の方は、どうなっている?」

「順調に進んでおります。」

「そうか。壊。休んでて良いぞ。」

「仰せのままに。では。」

壊は、去って行った。

チャプター4

その頃、明一は、松戸駅の西口に居た。

「ここに、滅を裁いた奴の秘密があるはずや。」

明一は、歴史公園の近くへ向かった。

「この近くに、ビルが。あった。ここや。ここで間違いあらへん。おっしゃー。」

明一は、ビルの中へ入って行った。

「蜘蛛の巣だらけやな。」

明一は、部屋を見つけた。

「誰も居らへんようやな。ここは、資料室みたいやな。調べてみっか。」

明一は、書物を調べ始めた。

「却と壊と剣の圧力でGO? 何やねん。おかしな題名をつけおって。幻衝怪資金。

 幻衝怪の治療代? 五億円をプール? そして、資金洗浄やと。こ、こいつら、何を?」

チャプター5

そこへ、壊がやって来た。

「それ以上、調べるな。」

「それは、無理という話やな。」

「良かろう。それなら、幻衝怪に破壊させるだけだ。クククッ。」

壊は、消えるように去って行った。

「今のは、一体、誰や?」

チャプター6

その頃、幻衝怪「震々」は、香取市で街を破壊していた。

「もっと震えさせてあげる。氷幻衝。」

震々は、、氷を想像して術を放った。

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、パトガーに乗って、そこへ辿り着いた。

「そこまでだ。幻衝怪。」

「私は、震々。あなたも震えてみない?」

「それだけは、御免だな。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

チャプター7

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課。アーク刑事 激。幻衝怪震々。お前を逮捕する。

「フフフッ。行くわよ。寒幻衝。」

震々は、異様な寒気を想像して術を放った。

「ウワーッ。クアトルモード。アークフィスト。」

俺は、クアトルモードになってから、アークフィストを装着して構えた。

「凍らせてあげる。凍幻衝。はーっ。」

震々は、凍結を想像して術を放ったが、俺は、強行突破して、拳を決めた。

「ウワーッ。それなら、氷幻しょ。」

「斬幻衝。アークグランドパイニッシャー。」

俺は、震々を斬り裂いた。

「ギャーッ。」

震々は、爆発して消え去った。

チャプター8

そこへ、レイドがやって来た。

「激。また、お前か。クククッ。巨幻衝。」

レイドは、震々を蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。震えてみない?」

そこへ、アークジラフがやって来た。

「激。今回は、私に任せて。」

「済まない。いくぞ。」

俺は、アークジラフに飛び乗った。

「凍結するが良いわ。凍幻衝。」

震々は、凍結を想像して術を放ったが、アークジラフには、全く通じなかった。

「次は、こっちから行くわよ。アークショックランサーフルパワー。」

アークジラフは、震々を浄化しきった。

「震えないなんて、変なの。」

震々は、爆発して消え去った。

チャプター9

その頃、明一は、茜浜のデパートに居た。

「腹ごしらえでもすっかな。その前にと。」

明一は、スマホで俺に電話を掛けた。

「もしもし。何だ、明一か。」

「激。壊は、何か隠しとる。壊は、前原西の何処かに居るらしいで。」

「理解った。そこへ行ってみる。」

明一は、スマホを切ってから、食堂探しを始めた。

チャプター10

ここは、却のアジトである。

そこには、却とレイドが居た。

「レイド。次の幻衝怪は、どうなっている?」

「既に依頼済みです。アンボイナに。」

「あいつか。それは、面白い。」

「私も次の作戦に移るか。レイド。これをお前に託そう。自由に使え。」

「理解りました。それでは。」

レイドは、去って行った。

「クククッ。もうすぐ、あの御方が。」

却は、不気味にほほ笑んだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る