2-2 「海路以外の脱出方法を探さないと!」

「海路以外の脱出方法を探さないと!」


 鬼ヶ島は海に浮かんだ孤島でもある。


 海路がダメだとなると普通の移動手段はなくなってしまうのだが、俺に一つ考えがあった。


「鬼子ちゃん、実は……」

「どうしたのあなた?」

「実はこの鬼ヶ島には本島と繋がっている地下通路があるらしいんだ」

「地下通路?」

「うん。あくまでも噂話なんだけどね」」

「そ、そうなの……? それはどこにあるの!?」

「噂では門の近くの井戸から入れるみたいなんだけど……」


 これは賭けだった。

 賭けだがこれを確認するしか今の俺たちに道はない!


「鬼子ちゃん! 早速ライトを持って井戸に確認しに行ってみよう!」

「うん! 分かったわあなた!」




鬼ヶ島ボルケーノへ

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