第3話 ランドセルの中身って、どうして、こんなに重いの?「宿題なんかいらない」っていうのも、問題かも。宿題がある意味を、考えてみませんか?

 小学生は、図書館から借りてきた本、体操着も、持ち運ばなければならない!きついなあ。

 「皆さん?本日のテーマ、今日の宿題は、これです!」

 キッチンスタジアムのように言われて、子どもたちの背中は、お疲れモードの連続。

 「本日のテーマ…?キッチンスタジアムって、何?」

 そう思った方は、ググってみませんか?

 「宿題ばかりで、採点も大変。子どもたちに、課題なんか出したくない」

 そう言うクラス担任も、いるけれど…。

「だったら、宿題なんか出さなければ良いんじゃない?」

 …ってなわけにも、いかない。

 宿題って、どう思います?

 ちょっとテーマに変えて、考えてみませんか?

 世の中には、満足に、学習の時間がとれない子たちがいる。ヤングケアラーってよばれる、学校に通いつつ、家族介護をしなくっちゃならない子たちが、そうかな?

 授業の途中でも、その子に、連絡がくる。

 今どきは、昔と違って、ケータイに、LINE世代の小学生。

 だから、いつでもどこでも、連絡を受けることになる。

 「…ねえ、おばあちゃんを、病院に連れていってくれない?」

 「お母さんじゃ、ダメなの?」

 「そうなの。ごめんね?パートの残業が入っちゃって、帰れないのよ」

 …でね?

ヤングケアラーの子たちの、そんなピンチを救うのが、宿題なんじゃないかっていう。

なぜって…。

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