シルク・ドゥ・ソレイユ『アレグリア-新たなる光-』①
世界一のドヤ顔を見るがいい。
シルク・ドゥ・ソレイユ(以下シルク)、ご存じだろうか。
カナダに本拠地を置くサーカス団。
直訳すると「太陽のサーカス」です。
私、箱推しです。
まあ、サーカスなんです。平たく言えばサーカス。平たく言えばね。
ただ私別にサーカスが好きなわけじゃないんですよ。
シルクが好きなんです。
シルク・ドゥ・ソレイユって、それがある意味でひとつのジャンル。
とは言え一応サーカスではある(いや、どうなんだろう……?)ので、空中ブランコとか、ジャグリングとか、綱渡りとか、まあそういうサーカスといえばでお馴染みの演目も結構あります。
ただし、動物を使った曲芸は一切ありません。
あとはよく知らんけどなんか凄いこと色々やってる。
それらを各公演ごとのテーマと添える程度のストーリーに乗せて、生演奏とファンタジックな世界観で見せる、って感じ。
実在するファンタジーです。(良いこと言った顔)
凝った衣装、メイク、そして舞台美術。
サーカスならではの超人的な技とかスリルとか、そういったものを抜きにしても見応えは十分あると思います。
私は最早サーカス関係ないダンスパートがわりと毎回好きです。
いや、そのダンスパートですら中々の動きしてますけどね。
良く言われるのは、その芸術性の高さ。
音楽、美術、衣装、その世界を形作る全てが究極まで磨き抜かれたもの。
何度も言うが、もうファンタジーなんです。
ある意味異世界転移。
そこで見せられる人間の肉体と技。
凄いことがあまりにもさらっと行われるため、最早何が凄いのか分からなくなってくる。
ジャグリングは何が起こってるのかよくわからないし、人が人の上に乗るぐらいはまあ普通だし、軟体とかも、まあ、なんか「そこ、そういう形に曲がるっけ……?」ってなる。
ブリッジの角度とかちょっと意味わかんない。
私ならもう死んでる。
何が起こってるかわかんなくても、やってる人めっちゃドヤ顔するから拍手ポイントはちゃんとわかります。
ただあまりのことにポカーンってなって、拍手するの忘れたりもたまにする。
ファンタジックな世界観にどっぷり浸った上で、「ほんとに人間か?」っていうパフォーマンスがたっぷり堪能できてしまう、それがシルク・ドゥ・ソレイユです。
公演は大きく分けて二種類。
世界各地で公演を行なっており、その公演のための劇場を建設し大規模なセットを組んで公演している
日本でもかつて専用の劇場を構えた「
今はないです。東日本大震災の影響もあり、赤字が続いたことで終了してしまいました。
終了が悔やまれてなりません。
ちなみに
ラスベガスにはシルクの専用劇場を備えたホテルがいくつもあり、毎日公演が行われています。いつか行きたい。
ラスベガスと云えばカジノでしょうが、正直カジノにはミリも興味ない。シルクのためにラスベガスに行きたい。
むしろラスベガスのカジノでうっかり日本人が大金なんか持っちゃったら大変ですよ。翌朝には路地裏で死体になってグリッソム博士案件ですよ。やだこわい。
まあグリッソムかホレイショか問題はさておいて、現在
しかし、
今回ご紹介する「アレグリア」も移動公演。
テントを建てて、そこで公演です。
どうしてもその規模感が異なることは致し方ないにせよ、テントならではのわくわく感は筆舌に尽くしがたいものがあると私は思っています。
テント、という非日常の空間。
あ、ちなみにね、テントって言っても普通に建物みたいなテントです。天井にセットでもある鉄骨もあるし、かなり大規模なものです。
ただ、椅子が固い。さすがにふかふかクッションを備えた椅子、とはいきません。
お尻が繊細な人はちょっと覚悟して行った方がいいかもしれない。まあ休憩30分込みで二時間半程度の公演なんでね、がんばれ。
黄色と青のしましまテント、駅に降り立ち近付いてくるあのしましまにわくわくが止まらないです。
なんならテント見えただけでちょっと涙ぐむ。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、このシルク、コロナの影響で色々ありました。色々あって復活再開して、日本公演は五年ぶりです。
日本公演をTwitterで知った瞬間、私はちょっと泣いた。
もう観れないと思ってた。再開しても、
さてさてそんなわけで、今回日本にやってきた『アレグリア-新たなる光-』は、日本で公演される14作目の
ちなみに私が今まで見た
『
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「 マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー」ってのもあったのですが、こちらチケットは買っていたものの、諸事情でどうしても行けなくなり泣く泣くチケットを譲渡しました。
今回の『アレグリア-新たなる光-』で私が観賞する
長くなったので、今回はこの辺で。
次回「シルク・ドゥ・ソレイユ『アレグリア-新たなる光-』➁」でアレグリアの中身について語ります。
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