シルク・ドゥ・ソレイユ『アレグリア-新たなる光-』②
だから言ったんですよ。
シルク・ドゥ・ソレイユと指輪物語及びロード・オブ・ザ・リングについて語るのは止めておけと。
好き過ぎてもうおかしい人なんだから……。
そんなわけで常にない熱量でお送りしております。シルク・ドゥ・ソレイユ後編です。
『アレグリア-新たなる光-』ですね。
以下は公式より。
「喜びと希望を胸に「新たなる光」を
世界最高峰のサーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユが5年ぶりに上陸。
シルク史上最も愛された伝説のショー「アレグリア」が更なる進化を遂げて蘇る。
今だからこそ、日本中の人に見てほしい「希望に満ち溢れた歓喜の物語」」
もういっちょ公式より。こちらはストーリーについてです。
「王を失くし、かつての輝きを失った王国。
保守的な古い秩序と変化・希望を求める若い世代との間で勢力争いに揺れ動いている。
かつて王に仕えていた道化師が不器用ながらにも王位を継承したかのように振舞う。
力のバランスを変えようと若者たちが街の中から立ち上がり、やがて彼らの国に光と調和をもたらす。」
まあストーリーについては、別に公演の中で誰かがそう語るわけでもないですし、知らなきゃ知らないで別に大した問題はありません。
知ってれば「へー」ってなるぐらい。
『アレグリア』の初演は1994年。
その一度は最終公演を迎えましたが、2019年より初演25周年を記念してリニューアル。
それが今回の『アレグリア-新たなる光-』です。
2023年2月から6月、東京お台場。
2023年7月から10月、大坂森ノ宮。
いつもだったら、名古屋、福岡、仙台も回るんですけどね。今回は大阪で終わり。
様子見かな。日本どんなもんよ? みたいな?
仙台旅行……
中央にあるステージを囲うように半円に客席が配置されています。
で、このアレグリアについては、アクロバットが多い内容なこともあり、わりとステージ上でやってるものが多いんじゃないかな。あくまで印象ですが。
ステージから遠いとちょっと分かりにくい演目が多いかも。
むしろいきなり最前列とかに座っても、見難い演目が少ない。
最後の方のフライング・トラピス(空中ブランコ)で首痛くなるぐらい。なのでなるだけ前の方がおすすめです。
左右に寄ってでも前の方がいいんじゃないかな、たぶん。
なんせ私中央前ブロックでしか見てないから確証はないけどね。(自慢)
チケットはそうね、高いと思う。
初見でサーカス一万円超えるチケット、って言われたら普通は「えっ……」ってなるよね。わかる。
それでも、私はあの二時間半にはその価値があると思っています。
ただあくまで、シルクが好きな私だからそう思うのであって、そうでない人もいっぱいいるのだと知っている。
「絶対面白い」「絶対夢中になる」「むしろ安いと感じる」かどうかは正直知らん。人によると思う。
興味がある人も、自分のお財布としっかり相談してください。
もちろんね、シルク好きだよって人が増えたら嬉しいです。
毎日完売御礼。チケットガンガン売れて、「日本こりゃいけるな!」ってシルクの人に思って欲しい。そして東京大阪だけでなく各地を巡り、最終的には北海道に来てください、って思ってる。
まあそうは思いつつ、各々自分の推し事が経営破綻とかしないように愛と共に課金してください、という気持ちです。
破産したら課金できなくなるから。できるときにして。
復活再開なんて、シルクぐらいの規模で世界中にファンを抱えてるからできた奇跡だと思います。普通はそのまま消えてなくなる。
っていう前置きが今回もめっちゃ長いな!
『アレグリア-新たなる光-』の舞台は冒頭ストーリーで紹介したように、輝きを失った王国。西洋風の世界観です。
「貴族」とか「かつて王に仕えていた宮廷の愚か者」「ニンフ」「エンジェル」、そういうキャラクターが出て来ますが、この辺もまあ、ストーリー同様知らなくても特に問題は無い。言い換えれば、その辺りを突っ込んで楽しむこともできる、ということです。
アーティストもそれぞれストーリーに合わせたキャラクターの出で立ちでパフォーマンスをします。
生歌で舞台を盛り上げるシンガーもキャラクターの一人。
アコーディオンを持ったお姉さんももちろんキャラクター。弾き鳴らしながら結構会場中をうろうろします。
生演奏、生歌という贅沢を食らえ。
世界が認めるエンターテインメント集団による圧巻のパフォーマンス。
冒頭でガッッッッと掴まれたらそのままあっという間です。
時に客席を巻き込んでのパフォーマンスもあり、今回のアレグリアでもステージに一人引っ張られていきます。
もちろん「No!」も聞いてもらえるのでその辺はご指名を受けたらクラウン(ピエロ)と交渉してください。
大丈夫、ちゃんと上手くリードしてくれるから安心して行って来い。
「かつて王に仕えていた宮廷の愚か者」である「ミスター・フルール」というキャラクターが本公演の狂言回し。
この人が、思ってたより飛んだり跳ねたりすることに私は結構驚いた。すごい跳ぶよ。
元々演目がいくつか設定されており、その中で組み合わせをちょっと変えたりしながらその日の公演が行われます。
目玉の演目はそうそうお休みになることはないと思いますが、特にローテーションの演目については何回か見に行かないと当たらないかも。
つまり何度行っても楽しめます。
今回はエンディングでダンス無いのがちょっと残念だった。
最後にアーティストみんなで踊るの好きなんですよ。
後は私の好きな演目についていっとこうか!
「ファイアナイフダンス」
ドラムがカッコイイ。
ドラムがドンドコいってる中でいかついお兄さんが火のついた棒をぐるんぐるん回してカッコいいことをします。(語彙力のない説明)
ただただカッコイイ。
私は火って熱いもんだと思ってた。
「エアリアル・ストラップ」
私が見たのは金髪おかっぱのばきばきのお兄さんだったけど、公式だとカップルって言ってます。つまりパターンがある。カップルパターンと、ソロパターン。
死ぬほど優雅に浮遊します。
最初見たとき、ちょっと遠かったから金髪おかっぱで中性的な感じ? とか思ってたけど、二回目前の方で見たらばきばきだった。ばきばきだった。(語彙力さらに低下)
頭上で天上の舞が拝めます。たぶん私もうすぐ死ぬんだな、って初見で思いました。お迎えが来た的な……。
結局今も生きてるけど、さらさらの金髪が脳裏にこびりついて離れない。
今度金髪おかっぱの優雅な王子様書きたいと思った。
「クラウン・スノーストーム」
すごく浴びました。いい風もらったよ。
特典でもらったトートバッグの中に全部入ったけどね。まあいいよ。むしろそれすらも特典だと思ってる。
思ってる以上の吹雪だった。ナイスストーム。
以上! あとは公式サイトでも見てくれ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます