映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
2011年の映画です。
キャッチコピーは「伝説よりも、ハデにいこうぜ。」
いいねえ、すごくいい。そういう感じとても好きです。
私が大好きな三銃士!
田舎から一旗揚げにパリへとやってきたダルタニアン坊やが、成り行きで三銃士のおじさんたち(アトス、ポルトス、アラミス)と共闘し、ついでに英国に一暴れしにお出掛け行くかー、みたいなお話です。
とにかく派手です。
派手にやりたい、そういう制作側の意図をひしひしと感じる作品です。
すぐ爆発とかします。レイピアより火薬だ。
時に情緒や時代考証より優先させるべきものがあるのです。エンタメってそういうもんだろ。そうですよね! バッキンガム公爵!
この映画、知ってる俳優さんと好きな俳優さんが出ててすごく楽しい。
まず三銃士、アラミスがルーク・エヴァンズ。かっこいい。好きな俳優さんです。かっこいいです。私の中でナンバーワン・アラミス。
そして、敵役が豪華!
バッキンガム公爵にオーランド・ブルーム。
峰不二子じゃなくて、ミレディにミラ・ジョヴォヴィッチ。
そして! 剣豪ロシュフォール隊長に、北欧の至宝っていうとんでもねー異名があるマッツ・ミケルセン!!!!!
やっべえな! キャスティング豪華だな! 悪役三人のギャラがエグそう。
そしてこれね、明らかに続編作る気満々で一作目として作ってるんですよね。
でも……今のところ……続編のはなし、ないん……だ……。
悲しみに暮れ、泣きながら続きいきましょうか……。
先日同じく三銃士ものの『仮面の男』を観たばかりなので、なかなか感慨深いです。
そうか、このルイ13世から双子のレオナルド・ディカプリオが誕生するのか(混線)。
このルイ13世の描き方、私すごく好きです。
うーん、あの最後のウインク、強い。
リシュリュー枢機卿の存在がな、わかるよ。あの枢機卿があんだけ野心盛り盛り状態で、幼い国王がちょいとでも賢しいことを言ったらな、命が危うい。頼朝も義時も絶対殺る。
生存戦略としてのあのバカ殿ってことであれば、こっからが本当に面白いところだろ。なあ、そう思うだろ?
国王VS枢機卿、観たいなー!
少しずつ、銃士からの信頼を勝ち得、じりじりと存在を主張していくルイ13世。その駆け引き。
作風変わってね? とか聞きたくない。化けるルイ13世が見たい。
絶対面白いやつじゃん。続編はまだか……!
枢機卿も結構好きだよ。大分肖像画に寄せてるよね。本人かな?
でもね! でも聞いて! 私の中で好きな三大悪役がおるんですわ!
『パイレーツ・オブ・カリビアン』(但し一作目に限る)のバルボッサ船長。
そしてBBCドラマ『SHERLOCK』ジム・モリアーティ。
そして! 今作のロシュフォール隊長!
三人共、自覚のある実にイキイキとした悪役。悪を楽しんでいるんですよ、三人とも。凄い好き。
さて、そのロシュフォール隊長ですわ。
普通に強いけど、正々堂々とした勝負は性に合わんロシュフォール隊長。
眼帯で剣豪。
小僧に銃をぶっぱする隊長。
銃の照準が合わないから、手入れした部下に銃をぶっぱする隊長。
腰が引けた部下にも銃をぶっぱ。
すぐ撃つんだわ、この剣豪! 好き!
でも粋がっても中間管理職だから、色々辛いのよね。そのうっぷんを晴らしてるのかな。いいね。
無礼な田舎小僧、まずお前が隊長のマントに泥跳ねさせてっからな。跪いて赦しを請え。
銃士に殆ど触れない三銃士語り、斬新ですね。
ワイヤーアクションありで、重火器を多用する三銃士。
ダ・ヴィンチちゃん(混線)の天才っぷりが17世紀フランスでの空中戦すらをも可能にする。
いいぞ! もっとやれ!
ぜひ難しいことは考えず、ポップコーンとコーラを用意して楽しんで欲しい映画です!
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