〈予約済み〉闇焉竜グリムガルテ(エリア2ボス)

出現場所:エリア2-2Ex:常夜幻想郷(「2-2:大瀑布」の滝の裏側、南木様の要望により固定)

  強さ:★5


闇焉竜あんえんりゅうグリムガルテ



〈概要〉


 漆黒の体表をした竜。

 全高55m、全長100m、全幅(翼端長)120m。性別はめす


 常時、竜形態をしている。

 人間形態時の姿は、黒髪紫眼の女性。肌は白く、黒いフードを被っており、鼻と口をベールで覆っている。また、常に手元に分厚い本(ふちを金枠で装飾した豪奢な装丁)を携えている。身長158cmセンチ、Icup。

※有原陣営の「ライラ・シュヴェリア」、また有原作品の「リラ・ヴィスト・シュヴァルベ」とほぼ同一の見た目をしている


 暗い場所を好み、そこで自身の能力で“闇”を作ってその中にこもっている竜。

 ただし性格は明るく、人間が大好き。曰く「黒く暗い海の中で、光を放つ存在がとっても眩しく見えるの」。この言葉にちなみ、星読み(占いの一種)も可能。


 かの“霊竜ヴィグバルト”と同様に竜側を裏切り、人間側の陣営についた。理由は「あいつエッツェル、大嫌い。あんなのと同族にしてほしくないわ」とのこと。なので当然反エッツェル陣営……もとい人間側陣営。


 人間に対して敵意は持たないが、「貴方たちの光、試させてもらうわね」と言って戦闘を申し込んでくる場合がある。

 ……なお、話しかけた者(主人公ユニット各位)が反エッツェルの立場であることを証明すれば、彼女は無条件で仲間になる。それ以外の場合は、対戦後に仲間になる。



〈セリフ候補〉


「あら、いらっしゃい」

人間ひとという生き物はね。黒く暗い海の中で、光を放つ存在。私にはね、それがとっても眩しく見えるの」

「占ってあげましょうか? 貴方の行く末」

「あいつがいることは知っているわ。あいつの性格には、とことん反吐へどが出るわね」

「貴方たちの光、試させてもらうわね」

「目的は一緒ね。同道させてもらおうかしら」


---


☆特殊能力


闇黒降臨サモン・ダークネス

 自身を中心に、球状の“闇”を作り出す。

 闇そのものに有害性は無いが、光が一切通らないのは言わずもがな(ただしビームなどによる光で一時的に照らすことは可能)。最大半径は5kmキロで、相手によってサイズを変更する(対人間なら半径200m程度)。なお、彼女は範囲内の存在を、視覚にて一方的に知覚可能。

 この“闇”は、彼女の戦闘における起点となる。ただし敵味方の区別なく暗闇に捕えることとなるため、周囲に味方がいると使わない場合がある(味方の数が多ければ多いほど、使用を控える可能性が高まる。が、「浄光竜シャインフリート」のみ、味方の数に数えない。彼はこの闇を常時無効化するため)。

 範囲内の対象の精神を、徐々に衰弱させる効果を持つ。また、エッツェルのブレスに対する防御効果を有する(ただし無効化とは行かず、軽減レベルにとどまる)。


闇中転泳クイック・ムーヴ

闇黒降臨サモン・ダークネス」で作り出した“闇”の中において、一瞬で移動する(なお、移動完了時点で中心点たる彼女が移動するため、闇が覆っている領域もまた移動する)。

 通常の影にも移動可能なのだが、主人公ユニットとの戦闘中では彼女のポリシーゆえ行わない。あくまでも「闇黒降臨サモン・ダークネス」で作り出した“闇”の中にのみ移動する。主人公ユニット以外と戦う場合、このポリシーは無視される。


泥濘闇礁フィアー・オーラ

闇黒降臨サモン・ダークネス」全域に作用する、移動速度低下の状態異常を付与してくる能力。ただし自動発動ではないため、彼女の意識によって「発動のトリガーを引く(“発動せよ”と念じる)」必要がある。機械類にも作用する。

 また、被弾者の精神耐性が乏しいと、発狂して行動不能になる。戦闘が長引けば「闇黒降臨サモン・ダークネス」との相乗効果で簡単に行動不能にされてしまう。


闇気奔流シャドウ・ブレス

 グリムガルテが放つ闇のブレス。これ単体は「闇黒降臨サモン・ダークネス」が無くても発動可能。

 殺傷力はそこまで高くないが、浴びれば浴びるほどその身を闇に蝕まれ、置換される。機械や竜種に対しては、保有する耐性を無視してダメージを与える。

 ただし、には一切通用しない。


Das ist Dunkelheit.おいで、可愛い人間よ」:

闇黒降臨サモン・ダークネス」の範囲内で展開する必殺技。

 闇色をした無数の腕を、四方八方から出現させて対象をバラバラに引きちぎる。引きちぎる力はそこまで強くないため腕力や脚力で振り切れる可能性が残されているが、物理ダメージが通用しない相手の場合、肉体と精神を汚染して内側から仕留めにかかる。

 耐性判定に、肉体の強さと精神の強さの両方を必要とする技。こちらは「闇黒降臨サモン・ダークネス」の条件さえ整えればエッツェルに(幾ばくかながら)ダメージを与えうる。ただし、彼女としてもこれで倒せるとは思っていない。

 なお、主人公ユニットに対しては発動しても中断してくる(曰く「ここで仕留めるつもりは無いわ。するべきことがあるでしょうから」とのこと)。こうなると戦闘では敗北扱いとなるが、再挑戦可能。


---


★メタ情報


 彼女も★5の強さを誇る。常に闇にこもっているため体表における視覚的ステルス効果が高く、闇の中では位置を気にせず動けるために移動速度の概念を持たず、しかも長引けば長引くほどに精神面を弱らせてくる強敵。下手をすれば行動不能になる。

 唯一の救いは「Das ist Dunkelheit.おいで、可愛い人間よ」以外の攻撃力がそこまで高くないことだが(ただしサイズゆえに通常の爪や牙でのダメージは相当なもの。遠距離攻撃に限った話)、耐性を無視してくる場合があるためやはり長引くと大ダメージと化す。

 攻略するのであれば速攻戦法を推奨。


 ただし、主人公ユニットであれば、彼女は絶対にこちらを殺してこない。

 反エッツェルを証明できれば即座に仲間になるし、それが不可能でも戦いに勝てばやはり仲間になってくれる存在。


 彼女の場合、「主人公との敵対時」は強いが、「味方時」においては扱い方に注意が必要。

 そういう意味では、戦闘用よりもストーリーに彩りを添える存在なのかもしれない。


 ここでは、強さの基準としてエッツェル(南木様原案、本自主企画ではソルト様のユニット)を引き合いに出させていただいている。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/16817139557995219408

 破滅や絶望は闇よりも強し。ただし彼女は、エッツェルのカリスマをもってしても平伏しない(ステータスダウンの状態異常には陥るが、心の底から嫌っているために強烈なカリスマですらはねのけるから)。


 ちなみに、彼女のステータスを組んだ時点で有原陣営にいるヴィグバルト(東美桜様作)は、彼女の存在を認知していると設定する。性格がほぼ同じなためにウマが合うと思われる。


 なお、彼女を誰も予約せずに時間切れを迎えた場合、ある子供を連れてくるが……?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る