ひゃっほう! 水着美女がたくさんいるじゃねぇか!2(ユニット:FFXX本隊)
その頃。
「元気だねー、二人とも。特にゲルハルトなんかさー、ボクを
「それは、彼の……ゲルハルトの、いつものことでしょう。しかし、このような機会があるのでしたら、グスタフとフィーレ姫も連れて来るのが良かったかもしれません。これほどの美しい海を見せられるのは、私の工房の場所からしてもそう多くないでしょうから」
「であれば、一度神殿騎士団にて機会を設けようかと。それにしても、こうして太陽の
ベルグリーズ王国に属するパトリツィア、リラ、サリール。
「まっ、たまにはこうして泳ぐのもいっか。ボクも一緒に泳ごっかなー」
パトリツィアはただでさえ水着と見間違える私服を着ているが、今回はさすがにそれは着用せず、黒に近い濃紫の布地がギリギリな水着を着ていた。
「私は水浴び程度にとどめておきます。ゆっくりしたい気分なので」
リラはいたずらに飾らず、純白の水着を着ている。布地は常識的なビキニよりやや少ない程度、だがそれゆえに大人の色気を
「私は服装こそ合わせましたが……警護に努めさせていただきます。どうにも、羽目を外すというのは苦手で」
サリールは自身を象徴する色である、
ビキニではあるが布地は多めであり、それが
ベルグリーズ王国の女性たちは、威張ることなく――しかし自身の体の美しさを、まざまざと見せつけていたのである。
***
一方の、ヴェルセア王国組は。
「海に入るのは久しぶりですわね。それにしても、あの男は相変わらず……」
「それにしては顔がにやけていますよ? なんだかんだ言って、ゼル君のことが……」
「わーっ!」
「……楽しそうですね、アドライア殿下」
「だろうな。何だかんだで、好意が滲んで見える」
アドライア、シルフィア、ヒルデ、フレイアの4人が水着姿となっていた。
「後で蹴りの一発でも浴びせて差し上げますわ。相変わらず、自由なんだから……」
平坦な胸であるが身長がそこそこあり、またかなりの美脚を持つアドライアは、肉体美では勝負せずに脚を露出させるフェチズムに訴えたスカート型の水着を選んでいる。
「ゼル君、来てたんだ。ちょっとあそこまで、泳いでこっかな?」
シルフィアは名前に含まれる
「海って、なんか全然嫌な感じがしないね。私たち、あんまり海とのなじみはないのに」
ヒルデは真紅の、露出の多めなビキニでセクシーさをアピールすることを決めた。
「まったくだ、ヒルデ。いると不思議と安らぐものでな。たまにはゼルシオスと一緒に、水泳でもするか。……ああ、むしろそれはお前がすべきかもしれんな。メイドだから」
フレイアもヒルデとおそろいの水着にし、しかし生まれ持った魅力でヒルデとはひと味もふた味も違う性的魅力でアプローチをしていた。もう少し具体的に書けば――ヒルデとほぼ同じ見た目をしておきながら経産婦であり、未亡人であり、そして当然、母親であるということである。
ヴェルセア王国の女性たちもまた、ベルグリーズ王国とは似ても似つかぬアプローチをしていたのであった。
***
そんな様子を遠巻きに見つめる、ベルグリーズ王国でもヴェルセア王国でもない女性たち。
「んあー……こんな浜辺まで降りてくんの、ハルカちゃん初めてなんだけど」
「確かに、いつもはもっと高い空にいるだろうからにゃ。まぁ、これもせっかくの機会だと思って楽しむにゃ。もっともわたしは猫だから、このビーチパラソルの影でのんびり、だけどにゃ」
朱色のビキニを着たハルカナッソスと、オレンジ色のビキニを着たシュレーディンガー……そしてハルカナッソスの背後にノリで付いてきた輝翼の一味――見事なまでに全員バラバラな水着を着用している――と、様々な顔ぶれがズラリと“アクエリアス”の海岸にいたのであった。
エリア1-1:クリアウォーター海岸は、FFXXの戦艦から降りてきた30人を上回る美女たちによって空前の騒動が巻き起こったが……それはまた、別の話。
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★解説
サービス回。ただし、キャッキャウフフは各々の妄想にてどうぞ。次話でちょっとだけ書くかもしれないけど。
たまにはこういう癒しも必要だと私は思うの。
本エピソードで描写していないところで、もう何人か降りてきているかもしれない。
あと、護衛戦艦のアトラスとギガースからそれとなく警備部隊が出ていたりもするので、あんまり手荒な真似をしたら返り討ちにします。
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