神錘(しんすい)の代行者

原作:無し


神錘しんすいの代行者


年齢:不明(地球の外見年齢を適用すれば35歳相当)



〈概要〉


 ベルグリーズ王国でもヴェルセア王国でもない世界にいる、黒のローブを着用した男。

 体格はかなりのものだが、着やせする体質。


 無駄口を叩かず、会話は必要最低限。

 手にする神錘しんすいにて対象の運命を知り、「死ぬべき時」と出たら殺す。

 対象を殺すかどうかを決める際、当人に我欲は無く、あくまでも運命をそのまま全うさせるための生ける死神的存在。実際に神性を持つため、死神そのものとも言える。


 ただし、今生での生き方次第で「慈悲を以て一瞬で済ませる」か「悪事のわずかなりともを生きているうちに清算させて苦痛を与えてから死なせる」かを定める程度には、意思はある。


 ある青年に仕えている。


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☆装備その1


 神錘しんすい。水晶製に見える振り子ペンデュラム

 武器としても使いうるが、これで攻撃することは無い。あくまでも対象の運命を探るための道具。

 これ自体に神性は無いが、「神の意志を伺うことができる」唯一の道具のため、扱いは丁寧なものである。ただし出すべき時には即断即決で出す。


 反応は白く光る、七色に輝く、黒く染まる、反応無しの4種類。反応が出るまでの過程で、時計回りないし反時計回りに回る。回り方にも意味があり、時計回りならば「肯定」、反時計回りならば「否定」。


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☆装備その2


 両前腕と両脛に隠した甲冑。

 地球では存在しない金属で作成されており、ほとんどの攻撃を防ぐ。衝撃は殺せないが、当人の技量で無効化するので問題にならない。


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☆装備その3


 両前腕に仕込んだ飛び出しのブレード。

 甲冑と同じ材質で、切れ味は抜群。後述する特殊能力があるため、基本的にあまり使われない。


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☆特殊能力


SGエネルギー操作


 SGエネルギーという、魂そのものから生成される高次元エネルギーを操作して対象に速やかなる死を与える。

 基本的には見えないのがSGエネルギーだが、一定の技量か善性、また神性があれば目に見える。


 彼が操るSGエネルギーは黒色をしている。

 自動回復能力を持つため、肉体がまるごと消し飛んでも完全回復しうる。ただし(手首から先、あるいは指一本でも)一部分が残っている場合とまるごと消し飛んだ場合とでは、後者は完全回復までに、前者に比して1.5倍の時間を要する。

 また、バリアやテレポート、付随してステルス能力(隠形おんぎょうとも言う)も使用可能である。


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★メタ情報

 有原陣営のチート枠。

 他主人公たちの戦闘に彼が出張り、かつ彼が(他主人公たちと戦闘していた)敵を仕留めた際は、基本的に「有効な戦術を構築することが出来なかった」という有原の白旗と同義です。


 一見、対人間枠ですが、死を司る性質上「生きている」存在全てに特効を持ちます。また、アンデッド枠に対してもSGエネルギー操作は有効なため、「首や足を折る」といった行動を取ることで物理的な行動を不可能にすることも可能です。


 彼は後述する謎の存在とともに、リア様との出会いを経ずにリア様の世界に滞在することとなります。

 やっていることはルール無視もいいとこですが、立ち位置としては味方のため、そこがリア様にとっては安心できる要素ですかね。


 彼の存在意義?

 それはもう、「責任を持って敵を倒すための保険」、ただそれだけです。

 敵を選定する際は、先んじて有効な戦術を構築してから(つまり「勝つ状況を見つけ出してから」)頼むのが私の基本スタンスですが、様々な理由で手詰まりになった状況を無理矢理打破するための存在です。想定が甘くて後で「やっぱりこれは通じないな」というのが最たる例ですね。


 なので彼は基本的に、こっそり行動しています。メタ的には活動していても、本編内での活動は彼の口数同様必要最低限を目標としています。まともに戦闘させてはいけないユニット……。


 ストーリー上必要なためにあえて存在させていますが、彼が「前述2人が戦闘していながら、彼らを差し置いて本編内で乱入・撃破をした」ということは有原の不調を示します。

 彼は描写上、(ボスや逸脱者とは)あまり戦わないのが健全な状態ですね。まともな運用をしてはならない人です。


 なお、「どんな戦法かもっと見てみたい」と思った方のために書いておきます。

 彼と戦わせたいユニットがある(または彼との戦闘用に急きょこしらえた)場合、コメントを頂ければお相手いたします。

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