???

原作:無し


謎の青年(仮称、正式名称はシューヤ・レクセ・レーゼ・ゼデキム=アルトヴェレア)


年齢:不明(地球の外見年齢を適用すれば16歳相当)



〈概要〉


 男性であること、王族であること以外の情報がほとんど不明なキャラクター。


 ただの人間でありながら、なぜか強い神性を持つ。その神性たるや、かのゲルハルトの母親すらも上回るほど。


 彼も神錘しんすいの代行者同様、SGエネルギーを操る能力を持つ。

 彼が操るSGエネルギーは金色をしている。


※以降、本項目中では“皇子おうじ”と呼称する


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☆装備その1


 材質以外は何の変哲もない西洋剣。

 SGエネルギーにより、切れ味は異次元の域に至る。


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☆装備その2


 拳銃サイズの光線銃。

 発射する弾丸はSGエネルギー。追尾・誘導能力を持たせている。


 ただし皇子の意向で、能力は視界内の対象のみに用いる。


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☆装備その3


???


 頭頂高:25.0m

  全高:25.0m

  重量:35.0t(装備重量)

装甲材質:FES装甲

 動力源:魂(起動用、OSも兼ねる)、SGエネルギー(魂の成長エネルギー)

 機体型:ワンオフ機



〈概要〉


 漆黒の基本色に、桜色と金で飾った謎の機体。皇子が登場している。


 動力源は魂と、魂から生成されるSGソウルグロウエネルギー。

 エネルギー生成器は腹部に、魂を格納する「封印子宮」は胸部上面(パイロットの斜め後ろ)にある。封印子宮内には、胎児が一人格納されている。


 搭乗者の認証の際、SGエネルギーを首、胴体、両手首、両足首から注入し、不死の存在へと変じせしめる(体内にSGエネルギーが残留している限り、致命傷だろうと全身が消し飛ぼうと再生する)。

 万一敵が乗った場合、コクピットをロックしてSGエネルギーを過剰注入し、存在を魂ごと消滅させる(座席に座らなくとも、プール様のエネルギーによって溺死させる要領で消滅させる)。


 機体を防御するFES装甲は、搭載された魂がSGエネルギーを表面に張り巡らせ、循環させることで元々高い強度をさらに高めている。


 無尽蔵のSGエネルギーを生成できるためにエネルギー切れを起こさない。


 なお、本機が発する黄金のSGエネルギー粒子は、一定以上の力量か善性、ないし神性を持つユニットならば(後述するステルス状態でも)気づきうる。こうなると、ステルス性能が高いのか低いのかよく分からない。



〈武装・装備〉


●SGガトリング×4


 側頭部に左右2門ずつ搭載した近接防衛機関砲。SGエネルギーを高速発射する。

 口径は50mm。連射速度と威力の高さ、そしてSGエネルギーによる無数の弾丸を放てる。

 オーバーヒートが弱点(4門でタイミングをずらしているため、そうそう起きないが)。


●SGアームカノン×2


 左右の手甲(実際は前腕部装甲)に内蔵されたビーム砲。

 近接攻撃時の牽制や不意打ちに使え、過剰蓄積されたSGエネルギーの緊急排出機能も兼ねている。


●剣型近接武装×2


 両腰に一振りずつ装備した大剣。

 どちらも大剣として使用できるが、右手用大剣(左腰に装備)にはビーム砲機能、左手用大剣(右腰に装備)には浸透爆破(SGエネルギーを敵や標的に送り込んで内側から炸裂させる)機能が搭載されている。

 剣の機能として、右手用大剣は斬撃特化、左手用大剣は刺突特化(斬撃も可能)に分化している。


●SGアサルトライフル


 100mm口径のエネルギー弾を高速連射する、SGエネルギー専用のアサルトライフル。弾切れは起こらない。

 銃剣を装着しており、緊急時には近接兵器としても使用可能。


●粒子バリア


 左右手甲をはじめとした各SGエネルギー放出部から展開する、粒子状バリア。部位ごとに展開範囲は異なるが、全ての部位から展開すれば全身を防御可能。

 近接攻撃を含めたあらゆる攻撃を防御する。強度を活かし、機体自体を質量兵器と化すことも可能。


●粒子テレポート


 機体全体をSGエネルギー化して、位置や位相、次元をシフトさせる機能。

 攻撃の回避や移動に用いられる。


 応用することで、不可視の状態にするステルス機能も使用可能。

 位相や次元がシフトしているので肉眼では見えず、レーダーも利かず、煙幕やペイント弾のたぐいも付着しない究極のステルス。しかも本機から一方的に攻撃が可能。

 いちおう、本機の攻撃時には位置が特定されるおそれはある。

 なお、半径250mの球状範囲にはあらゆる脊椎動物が寄り付かなくなるため、これによって位置が特定されるおそれもある。が、本機の性能からすれば位置程度がばれたところで、さしたるデメリットでもない。ちなみにこの範囲には、ある程度の善性か神性を持つ存在、あるいは「命知らず」であれば侵入可能。


●因果律操作


 SGエネルギーを消費し、望む因果を導き出す。

 例として「攻撃を出したが敵に回避される」という状況がある場合、「回避に失敗した世界線」を導き出して攻撃を必中に至らしめる……という使い方となる。

 なお、消費するSGエネルギーは0.1%に満たない。


●因果律防御(対因果律操作)


 敵が因果律を操作した場合、必ず先制して「因果律操作に失敗した世界線」を導き出し、因果律操作を無効化する。

 対策不能な能力。


●自動回復


 機体が損傷または全損した場合でも、SGエネルギーを用いて完全回復する。

 回復は無尽蔵であり、万が一SGエネルギーが枯渇しても平行世界から同一存在を複製・召喚する。

 倒すという手段を無効化する能力。


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☆特殊能力


1:魂

  謎の機体に宿る魂。

 その格は正しく「神の御霊みたま」と呼びうる存在。かのAsrielアスリール(ゲルハルトの母親)すら大幅に超越する。その超越度合いたるや「死力を尽くして、ひとつ傷を付けられるかどうか」とAsrielに言わしめるほど。


 ここまでの格と強さを誇る魂のため、生成されるSGエネルギーは無尽蔵に等しい。

 また、この魂は常に皇子と行動を共にしており、いつでも彼に憑依可能。憑依時は口調や一人称が変わる。

(通常時の皇子:俺 憑依時の皇子:私)


2:話術

 前述の魂が次元違いの神たる存在であるため、ただの会話であっても畏敬の念を抱かれる。神様に耐性が無ければこれだけで誠実だと思い込むほど。

 なお、皇子や魂に悪用する気はない。


 厳密には特殊能力とは言い難いが、会話の際には注意が必要である。

 また、通常時の皇子であっても、威厳や神性は高いために下手な会話をするとカリスマに魅了されうる恐れがある。


3:粒子操作能力


 SGエネルギーの粒子を操作する能力。

 謎の機体に搭乗していなくとも、バリアやテレポート(付随してステルスも)が使用可能である。


4:自動回復能力


 生身の皇子であっても、SGエネルギーによる回復能力は有効。

 厳密には「3:粒子操作能力」に付随する。


 なお、生身の状態で万が一SGエネルギーが枯渇しても、平行世界から同一存在を複製・召喚する。


5:祝福


「寿命以外で死なない」という祝福。

 これを聞いて「時間操作で仕留める」という手段が思いつくだろうが、残念ながら発動前に因果律操作で確実に失敗に追い込まれるため、隙を突く手段は無い。


---


★メタ情報

「なんでこんなの出した! 言え!」という怒声と助走を付けた殴打を、全方位から食らうこと待ったなしなユニット。あ、これ、フリです。

 とまあ茶番はさておき、こんなのまともに戦わせたら勝負にならない。もはや強い弱いとか勝ち負けといった次元を完全に超克している、正しく“機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナ”と呼べる存在。


 新米とはいえ立派な女神様であるリア様でさえも、おそらく(というか、私のイメージでは確実に)止められないので、上記の皇子と謎の機体のペアを止めるのは必然、南木様になる。まさか因果律まで対策しているとは恐れ入った。


 出したら即レッドカードレベルのこのユニットだが、有原の意向としては「このユニットを出すために自主企画に参加した」と言ってもいいため、完全なる撤回は不可能というか極めて不本意。

 有原陣営のストーリー的な意味でも、ガッツリと中心に絡んでくるのでそういう意味でも撤回したくない。このわがままを納得していただくための私なりの対策は後述。


 唯一安心できる要素があるとしたら、「リア様を助けるためにやって来た」という動機のため、非常に協力的であること。また、能動的なルール違反をするつもりがサラサラ無いことは間違いなし。

 ただし、(主に私の運用ミスによる)偶発的、ないしルールを知らなかったことによる違反はあるかもしれない。設定上、この世界にはリア様を介さずに来ているので、可能性を否定しきれない。重大事案になったらメタ視点で世界を巻き戻し書き直します。


 その力ゆえ、神錘しんすいの代行者以上に取扱注意である。具体的には「積極戦闘を丸ごと封印する」というメタな縛りを私自身に課してようやく、というもの。とはいえこの縛り自体は、元々「ストーリーの中心に位置づけるが、ただそれだけがなされていれば十分である」という意向のためにあんまり意味を成していない。

 もう少し分かりやすくすると、「大仏が法隆寺にいるが、別に動いたりはしない。ただそこに鎮座しているだけである」という具合。え、なおさら分かりにくくなった? まあいいや。


 なお、あまりに恐ろしすぎて――具体的には「ワールドワイド・フロンティア」の設定が丸ごと覆るレベル――構想のみにとどめた極悪特殊能力が1つある。核爆弾のような物理的な世界破壊系ではないが、「前提条件崩壊待ったなし」なのは確実に言える。

 ヒントは某有名ロボシリーズの劇場版クライマックス、あるいは4クールやったアニメのこれまたクライマックスのワンシーン。

 万一この特殊能力を使うとしたら、リア様が完全に失敗するのを確信した段階……というのもヒントに加えておく。もっとも、自主企画の前提条件に関わるレベルなのでそんな真似はさせないが。


 そういうわけで、皇子と謎の機体は基本的に「舞台装置」的な運用をします。徹底的に“壊されない”設定を重ね積みしたのも、ストーリーを確実に進めるためです。

 もう少し突っ込むと、「そもそもこのユニットは、目的で作られたものではない」とも言えます。若干本末転倒気味ですが、そこまで縛っておかないと暴走するおそれがあるため、ここまでしてようやく安心して運用できる……というものです。

 なので積極的な戦闘は禁忌としています。


 とはいえ、念のため記載。

 こんな恐ろしいユニットに戦いを挑む命知らずはいないでしょうが、「彼(彼女)と戦ってほしい!」というリクエストがあれば応援コメントで受け付けます。

 ……ただし、戦いを挑んできたユニットが完全ロストする可能性があるため、安易な書き込みは厳禁です。これが主人公クラスであれば「その命は私と戦うためではなく、なすべきことをなすために使え」という具合にオチを付けてお開きにできるのですが、敵ともなると慈悲も何もなく敗北・死亡・退場のコンボが襲い掛かってきます。

 なので「皇子と謎の機体に倒されるためだけの専用ユニット」でもないと、まずオススメは出来ません。しかし皇子も謎の機体も(あとは、神たる魂も)完全に無慈悲というわけではないため、戦闘における通常の勝敗の他に“特殊勝利(敵を殺さず、かつ本ユニットが勝利条件を満たす)”を用意する場合もあります。参考として、南木様の“深棲竜ネメシス”であれば、彼女を傷つけることなく勝利する……という結末を迎える展開を思いついてあります(あくまで参考として名前を挙げたため、実際の戦闘に用いる意図はありません)。


 長くなりました。

 感想や要望、また企画主としての意見がありましたら応援コメントへお越しくださいませ。

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