第3話 怯える台湾 → 狂気へ
1954年、日本では「ゴジラ」という映画が製作された。
南太平洋で、米国による核実験によって、100メートルもの身長に巨大化した古代の恐竜が、怪獣「ゴジラ」となって、日本に上陸する。
品川に上陸したゴジラは街や道路、ビルやガスタンクを破壊しながら、首都東京の中心にに進入し、その町並みを踏み潰して行く。
早い話が、ゴジラとはアメリカのこと。
太平洋戦争で、日本中、数百の都市を爆弾と焼夷弾、そして最後は核爆弾で破壊した乱暴者アメリカを、核爆弾の申し子であるゴジラという化け物で象徴させたのである。
1945年当時の無差別爆撃を体験した多くの日本人や、戦争を知らない世代の子供まで、この「巨大な怪獣」に恐怖した。
そして、「ゴジラ」の10年後の1964年には「モスラ」という、やはり南洋の島に住む、二人の小さな原住民(30センチくらいのフィギュアのような女の子・ザ・ピーナッツという歌手が扮している)たちの守り神である、正義の味方モスラ(巨大な蛾)が日本へ飛来し、ゴジラをやっつけてくれる。ゴジラは海へ逃れ、行方不明となる。
この映画製作者たちは、暴力団アメリカの日本に対する無差別の殺人と破壊を忘れるな、日本はモスラのように、ソフトに戦って、やがて乱暴者のゴジラ(アメリカ)を日本から追い出すのだ、と日本人に訴えたのです。
65年前の「ゴジラ」とは、巨大国家アメリカの象徴です。
日本人の深層心理の中にある大国アメリカに対する恐怖心を怪物に象徴させました。
実際に何十万人もの民間人が、アメリカの無差別とし爆撃によって殺されたのです。
そして、その戦争犯罪を隠蔽し、まるで、逆に日本を助けたかのようなアメリカの戦後のプロパガンダに対し、一矢を報いたのが「ゴジラ」「ゴジラ対モスラ」という映画であったのです。
そして、2022年の今、台湾客家はさまざまなオブジェやニュースによって「大国中国の恐怖」を作り出し、台湾の人々を恐怖に陥れています。
しかし、同じ同胞であり、今まで台湾を助けてくれてきた中国を、「ゴジラ」のような脅威として、台湾客家は一般の台湾人の心に植えつけようとしている。
10年前の平和な台湾を、今のような恐怖社会に(徐々に)変えていく台湾客家の方が、私には「ゴジラ」に見えるのですが・・・。
ああ、台湾にも、原住民の守り神である「台湾原住民版のモスラ」のような救済があることを祈らずにはいられません。
<中国の脅威を深層心理に投影させる その1 >
最大高さ15メートル 宇宙人模した巨大オブジェが出現/台湾・台中
https://news.yahoo.co.jp/articles/480572bf5e7dd27eea3c67eec94e605505d9f515
2022/08/12 13:00
台中市の草悟道エリアに現れる巨大オブジェ=同市政府提供
(台中中央社)中部・台中市の繁華街、草悟道エリアに宇宙人を模した2種類のアート作品が登場した。高さは最大15メートル。台中市政府観光旅遊局(観旅局)によると、台湾人芸術家の「阿咧A-Lei」さんの作品で、来月5日まで展示されるという。
→ この「芸術家」の方は、たぶん台湾客家(平栗雅人)。
同エリア周辺には文化施設や公園、商業施設などがあり、市民の憩いの場として知られる。観旅局の韓育琪局長は、開発を手掛ける企業が周辺の商店を結び合わせ、地域ブランディングを形成して共栄を図っていると語る。オブジェは、エリアを盛り上げるため、先祖や無縁仏の霊がこの世に戻って来るとされる旧暦7月の「鬼月」をイメージして行うイベントに合わせて設置された。
イベント期間中はコンサートの他、物販や阿咧A-Leiさんの作品展も行われるとして、来訪を呼び掛けている。
台中市政府提供
<中国の脅威を深層心理に投影させる その2 >
高雄の主要橋梁に高さ16メートルのモンスター出現 怖くて可愛い?
2022/08/27 15:50
https://japan.focustaiwan.tw/
https://imgcdn.cna.com.tw/Jpn/WebJpnPhotos/800/2022/20220827/1024x633_20185034482.jpg
高雄市政府提供
南部・高雄市の主要橋梁の一つ、甲仙大橋に高さ16メートルに及ぶ巨大な紫色のモンスターが出現した。陳其邁市長は27日、フェイスブックを更新。「年に一度のタロイモとタケノコのPRイベントが今年もやってきた」とつづり、来訪を呼び掛けた。
台湾では、タロイモは「芋頭」といい、薄い紫色をしている。このことから巨大モンスターは体が同じ色に施され、「タロイモをどうぞ」という意味の台湾語の名前「芋頭吼哩」がつけられている。イベントをPRするために設置されたもので、計4種類あり、形がそれぞれ異なるという。
甲仙は同市北東部の山の方に位置する。豊かな自然に囲まれた地域で、タロイモやタケノコの産地としても知られる。より多くの人たちにこれらの農産物を知ってもらおうと、地元では毎年「甲仙芋筍節」が行われ、今年は28日に開かれる。
イベントは同日午前10時から午後5時まで続く。DIYが学べる体験レッスンやグルメ、展示コーナーなどが用意され、地元の文化に触れることができるとされる。大型インスタレーションは来月4日まで展示される。
<中国の脅威を深層心理に投影させる その3 >
台湾の葬儀場 3日連続で人面模様のガが出現 市民「鳥肌立つ」
2022/08/18 17:45
嘉義の葬儀場に現れるクロメンガタスズメ=読者提供
(嘉義中央社)南部・嘉義市立葬儀場で、人面模様が特徴的なガ「クロメンガタスズメ」が15日から3日間連続で出現した。台湾では先祖や無縁仏の霊が現世に戻ってくるとされる旧暦7月を迎えており、通りかかった市民は「鳥肌が立つ」と驚いていた。
台湾嘉義地方検察署の関係者によると、15日から3日間続けて葬儀場を訪れた際、解剖室の外壁に不思議な模様のガがいるのに気付いたという。
嘉義大学植物医学科の林明瑩准教授は、成虫が羽を伸ばすと長さは10~15センチに達し、夜行性で光に集まる習性があると説明。どくろのような模様があり、鳴き声のような音がするが、羽を動かした時の振動によるものだと語った。
<恐怖心を煽る その1 >
民家の冷蔵庫から高齢女性の遺体 同居の息子が給付金を不正受給か/台湾
2022/08/17 13:39
民家の冷蔵庫から高齢女性の遺体 同居の息子が給付金を不正受給か 台湾=写真はイメージ、Unsplashから
→ 台湾客家の「趣味の悪さ」を日本人の私は、ガツンと感じました。
こんな写真、普通は掲載しないでしょう。(平栗雅人)
(新北中央社)北部・新北市の民家で16日、冷蔵庫の中に遺棄された高齢女性の遺体が見つかった。この家に住む女性とみられ、同居していた息子は警察の調べに葬儀をする金がなかったと供述しているが、同市政府社会局は、高齢者向けの給付金を不正受給していた可能性を示唆している。
遺体は、家庭内のトラブルを調査していた社会局の職員に、女性の孫が事情を説明したことで見つかった。警察によると息子は、遺体を約5年冷蔵庫に入れていたと話しているという。
社会局の張錦麗局長は17日、女性は低所得者で、葬儀費用は市が補助するため、「葬儀を行う金がないことはない」と説明。また女性の死亡届は出されておらず、2016年から低所得の高齢者を対象にした毎月7759台湾元(約3万4700円)の給付金を受け取り続けていたと明らかにした。
警察によれば、女性は1930年生まれ。病気のため入院していたが、2017年10月に息子が自宅に連れて帰ったという。死因や詳しい事情を調べている。
→ 台湾人の心に恐怖を植えつけようというプロパガンダでなければ、こんな悪趣味な写真の記事を掲載したりしませんよね、普通、日本人の感覚で言えば。
フォーカス台湾の編集者自身が、
○ 恐怖心を煽るニュース
○ 暗いニュース
○ その恐怖心を打ち消そうとする救いを求めるニュース
を探しているのだろうか。
そうであれば、人間心理とは複雑だ。
台湾客家自身が、ゲテモノ趣味ということなのだろうか。
確かに、台湾客家と、あの悪趣味なホラー映画を作る韓国人の感性とは非常に似ている。
もしかして、台湾客家と韓国人とは同じ血なのかもしれない。
2022年8月31日
V.1.1
平栗雅人
狂気の台湾 V.3.1 @MasatoHiraguri
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