第3話 初めての朝

ケント「らんーおきてーあさだよ!」

ケントの声で目が覚めた。目を開けると同じ病室の3人が私のベッドを囲んでいた。

カイト「らんよく眠ってたよ。相当疲れてたんだね。俺もはじめは採血嫌いだったなー」

らん「注射怖いし、痛いからきらい。あと先生もきらい」

ユウタ「ショウ先生嫌われちゃったな笑笑」

ショウ「おはようらんちゃんー気分はどう?」

らん「…」

ユウタ「らん先生のこときらいだって。」

ショウ「先生だって嫌われたくないけどらんちゃんを治すためだから何言われても治療はするからね。酸素濃度上がってるな。お鼻のチューブとろっか」

ショウ「あと今日は胃カメラするから準備するよー」

らん「胃カメラってなに、?また痛いことするの?」

ショウ「痛いことというか苦しいかもしれない。らんちゃんはきっと昨日みたいに暴れちゃうと思うから麻酔をするよ。麻酔したら寝てるだけで終わるからね。」

らん「私眠くないよ。昨日からたっぷり寝ちゃったし。」

ショウ「俺が眠らせるから大丈夫。じゃあ検査の準備しよっか。」

そういってショウ先生は病室から出て行った。5分くらいした後マサキさんとショウ先生がやってきた。2人ははベッド横のカーテンを閉めながら

ショウ「それじゃあらんちゃんー準備していくね。鼻から胃までチューブ入れるよ。あと導尿かな」

らん「痛いのいや。やめて」

ショウ「あとらんちゃん今日うんちでた?」

らん「出てない。。」

なんでそんなことショウ先生聞くの、、恥ずかしいじゃん

ショウ「じゃあまずは浣腸からだな。らんちゃんごめんね。ズボン脱がせるね」

必死に抵抗した。でもマサキさんとショウ先生の力にかなうはずもなくズボンを脱がされてしまった。

マサキ「らんちゃんごめんねーお尻変な感じするよー」

マサキさんがそういうとお尻の穴から体になにかぬるい水のようなものが入ってきた。

水が入るとだんだん便意をもよおしてきて、耐えきれなくなってきた。

らん「先生。。もれそうだよ、」

ショウ「じゃあトイレ行っておいで」

ショウ先生が言い終わる前にトイレに走っていた。ギリギリ漏らさずにはすんだ。

ショウ「らんちゃんお帰り。じゃあまたベッドに横になろうか。」

また怖いことするのかな、やだな。

悪い予想は的中した。

ショウ「胃の中を空にするためにお鼻からチューブいれるね。じっとしててね」

らん「痛いんでしょ?絶対いや!」

マサキ「らんちゃん暴れないよーごめんね抑えるね」

らん「いたいー!ぬいて!いたいー!!」

ショウ「らんちゃん暴れるともっと痛いよー。喉まで入ってきてるからごっくんしてねー。らんちゃん暴れるから強めに固定したほうがいいな。あと抜かないように検査まではベッドに拘束しよう。」

マサキ「準備します。」

ショウ先生に鼻にチューブを入れられてしまった。痛いしとっても気持ち悪い。でもテープがぐるぐる巻きになっていて外せそうもないしショウ先生に抑えられてるし、、

マサキ「持ってきました」

ショウ「ありがとう。らんちゃんーちょっとの間、体動かないようにするねー暴れても外れないからねー」

らん「やだ!ショウ先生なんでそんなに意地悪するの?痛いから早くぬいてよ」

ショウ「検査終わるまで無理だなーあと今から導尿もするからね、準備するから待ってて」

2人に抑えられてあっという間にベッドに縛られてしまった。体が動かない。チューブを抜きたいけど手が届かない。。

ショウ「ごめんねーまたズボン脱ぐよー」

そういってショウ先生はズボンを脱がせて私の足を開いてきた。でも恥ずかしくて自然と足を閉じてしまった。

マサキ「らんちゃん足とじないよー抑えるねごめんね」

マサキさんの力は強くて足はあっという間に開かれてしまった。

ショウ「力いれないよーふーって息吐いて」

らん「ふーふー」

下半身に違和感と痛みを感じた。それと同時にさっきまで少しだけだった尿意が強くなった。

らん「おしっこしたい。。もれちゃう、!先生なにしたの?」

ショウ「漏れてないよ。大丈夫。らんちゃんの尿道に管を入れたんだよ。ほら、ここにらんちゃんが我慢してたおしっこが出てるでしょ?尿道をチューブが刺激しちゃってるからおしっこしたいって思っちゃってるけどちゃんとこの袋に出てるからね。」

らん「恥ずかしい。ぬいて、、全部抜いて、」

ショウ「それは無理だな、検査終わるまで頑張ろうな。もうすぐしたら呼びに来るからそしたらストレッチャーで検査行こうな」

らん「やだ。、うけないからね」

ショウ「はいはい。マサキ、準備してくれる?」

マサキ「わかりました。」

そういって2人は出て行っちゃった。。

検査も受けたくないし、鼻とおしっこのチューブも抜きたい、でもベッドに拘束されてるから動けない、、



30分後

ショウ「お待たせーそしたら検査行こっか」

らん「いかない。受けないからね」

マサキ「ストレッチャー乗せて連れていくからねー」

あっという間にストレッチャーに乗せられちゃった。、抵抗しようとするけど管がたくさん体に繋がっててうまく抵抗できない。

ショウ「じゃあいくよー。頑張ろうねー」

らん「いやだー!いかないー!おろしてー!」

抵抗もむなしく検査室に連れてこられてしまった。体にさらに機械が繋がれる。心電図とか直腸体温計とか、痛くはないけど恥ずかしいよ。。

ショウ「それじゃあらんちゃんー麻酔していくねー」

麻酔は初めてだ。怖い。急にやりたくないという気持ちがわいてきた。

らん「いやだ!やらない!こわいもん!やだよー!」

マサキ「らんちゃん暴れないよー大丈夫だからねー」

ショウ「らんちゃんごめんねー」

そう言ってショウ先生は私にマスクをつけてきた。必死で暴れたけどだんだん力が入らなくなってくる。

らん「ショウ先生、やめて、、、こわ、、い、、」

意識が朦朧としてきてショウ先生が見えなくなっていく、

ショウ「すぐ終わるからねー怖くないよー

らんちゃん力入らなくなってきたね。麻酔効いてきたかな?」

マサキ「らんちゃんー聞こえるかなー?抵抗もしないし、力入ってないから大丈夫かな?先生、らんちゃん落ちました。」

らんは麻酔をかけられて眠ってしまった。

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