第24話 『プロポーズされてません♡』最終話
24. (最終話)
藤本side:
先週待ち合わせしていた高橋さんと1週間振りに会った。
現われたのは、ニットの濃いブルー系のワンピース姿だった。
スカートには大きなリボンが中央に付いていて、ふたつに割れている
前襞があって、裾にはかわいい白糸の刺繍がぐるりと施されている。
ベージュのローヒールで踵の色目とワンピースの色が同系色
だ。
テンション上がるぜ。
食事をしてバーに場所を変えたところで俺は気に掛かっている
ことを確認するため彼女に聞いた。
・・というのも、二回目で彼女の今の人となりを見て雰囲気が
よければ、交際を申し込むつもりでいたから。
「ところで、付き合ってるもどきの彼、その後何か進展あった? 」
「あったー。
気にかけてくれてて、ありがとう。
結婚することになりました」
「えらいまた、急展開だな。
参ったな、俺も
「またまたまたー、藤本くんったら。
でも、そんなふうに考えてくれててありがとう。
坂口さんとのことがなかったら絶対、藤本くんとお付き合いさせて
もらってたと思う。藤本くんみたいに素敵な人なら女子は絶対
断らないと思うな」
ほんとだからね、私もちょっとよろめいたっ。
それは内緒の話。
☆.。.:* Fin .。.:*☆
皆さまこの度も最後までお付き合いくださり
ありがどうございました。
今回は超短編でした。
こういう感じのものは、初めてで・・でも書いてて
楽しかったです。恋愛音痴の設樂理沙でした。☆彡
◆反省点としては、坂口くんの本音を最後までどっちなんだろう?
と分からないようにできなかったことですね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
『プロポーズされてません♡』 設樂理沙 @manchikan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます