第12話 『プロポーズされてません♡』

12.


杏 side:


 彼女の名はあたえ真理という、確か。

  

 集ったのは男子藤本美貴男と私、そしてTwitter上げた

興真理の3人だった。

 私が到着した時にはもう二人は席に着いていた。


 「こんにちは、高橋杏です。

 ご無沙汰してます」


 「久しぶりぃ~、来てくれてありがとう。

 誰も来てくれなかったらどうしよう、なんて思ってたから

さっきも藤本君にも話してたんたんだけど、真理感激ぃ~」


  「「笑」」


 「真理ちゃんって昔からそんなキャラだったけ? 」


「昔はさ、清純、大人しめキャラでしたー」


 「そっかー? 突然変異ってあるのか? 」


 「人生長く生きてると変異するするぅ~。

 高橋さんは昔と変わんないね、いい雰囲気」


 「いえいえ、トウだけがたっちゃって・・いろいろと経験不足で

苦労してまーすっ」


 

 興さんも藤本君もくだけた感じで、緊張しなくて済んだ。


 なんか学生時代のノリで話してもぜんぜん違和感なくて

楽チンで楽しい。

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