小説のキャラクター設定の練り直し作業

イザネのキャラ設定の詰め直し

 今回から、各キャラクターの設定の練り直し作業に入ります。




キャラクター01:イザネ

https://kakuyomu.jp/users/tekitokun/news/16817139555022103806


 オンラインゲーム「ドラゴン・ザ・ドゥーム」の女性アバター。

 ボイルドの命により、ラーグが召喚した4人のアバターの一人である。

 召喚士ラーグの半ば意図的なミスにより、ロッドヒーラー家の施設からかけ離れた場所に召喚される。


 身長は150cmくらい。

 18才。

 ジョブは戦士だが、ゲーム内で全ジョブレベルMAX(LV186)を達成しているため全能力が桁外れに高い。

 またクラフト(製造)レベルもMAXに到達しているため、製造施設や道具が揃っているのなら大抵の武器・防具・道具が作成可能。


 筋肉質だが、胸と尻が大きく、このアバターをエディットしたプレイヤー(以後マスターと表記)の趣味がうかがい知れる。

 ドラゴン・ザ・ドゥームの時のコスチュームは、赤いベルト付きのパンツに、さらし、羽のマント、ブーツに手袋。

 額に巻いた赤いハチマキは、マスターがゲーム開始直後にコラボガチャで当てたもので、ゲーム中でジョブを変えてもずっとイザネが装備していたもの。

 イザネはこのハチマキを自分のトレードマークとして、またマスターから自分へのプレゼントとして意識している。

 召喚後に、白い半袖のシャツと、白い丈の短いズボンに履き替えている。


 愛用の武器はメイスと丸盾だが、剣・槍・短槍・両刃の槍・薙刀等々、多くの武器に精通している。

 防御力上昇の指輪、各種抵抗力上昇の指輪、各種属性抵抗力上昇の指輪を両手にはめており、素のステータスの高さと相まって殆どの攻撃がまともに通用しない。

 ただし、ドラゴン・ザ・ドゥームに存在しない攻撃や属性に対する防御装備は持っていない。


 主に使用するスキルは「狼牙空塵砕」「真・狼牙空塵砕」。

 「狼牙空塵砕」……マナと気を練り合わせたエネルギーを武器に込め、強力な一撃を繰り出す。

 「真・狼牙空塵砕」……マナと気を練り合わせたエネルギーを武器に込め、エネルギー弾を生成して放つ技。(イザネはそのステータスの高さ故、半径数メートルに及ぶ巨大なエネルギー弾を放つ事ができる。射程はおよそ100m)


 マスターがヘビーゲーマーであったため、スキルやステータスの高さでゴリ押すのではなく、テクニックを駆使して戦うのを好む。


 マスターが武道マニアだった影響を強く受け、その武術に非常に詳しく、その技を多数習得し戦いに取り入れている。

 基本的にゲーム内の知識しかなく、現実の常識はまるで知らない。


 性格は優しく、討伐対象でない動物や、弱い敵と戦う事を嫌う。


 戦士のジョブにはマスター共々、異常なまでの拘りを持っている。(戦士は、ゲーム最初期のジョブで、後に登場する”忍者”や”魔剣士”といったアタッカーとしてもっと火力の優秀なジョブの登場によって埋もれていったジョブだった。)


 イザネのマスターは親切な性格であり、ドラゴン・ザ・ドゥーム内でよく初心者の世話をよく焼いていた事に影響を受け、世話焼きな性格になってしまった。

 また生真面目な性格で、他人に苦労をさせるくらいなら、自分が引き受けようとする。

 ドラゴン・ザ・ドゥームで、攻略情報や戦闘テクニックをイザネのマスターは多くの人に教えて回っていて、特に3人の後輩ゲーマーには多くの事を教えていた。

 その中の一人が東風のマスターであり、東風がイザネを師と慕うのもこのためである。


 ドラゴン・ザ・ドゥームは恋愛要素のないゲームであったため、イザネは恋愛というものを知らないし、特に興味もない。

 むしろ”マスター達が恋愛沙汰で時々多くのトラブルを起こしてはクランをおかしくしている”というふうに悪い印象を持っていた。


 母性が強く、子供相手にはついつい構ってしまう。


 酒にはめっちゃ弱く、陽気になったかと思えば次の瞬間には寝ている。


 よく食ってよく寝るタイプで、生活は規則正しい(召喚後に身に付いた習慣)。

 卑怯な事、ズルい事は嫌い。


 嘘はつくのも、つかれるのも苦手


 召喚後の世界の習慣は素直に受け入れているし、楽しんでもいるのだが、ドラゴン・ザ・ドゥームよりエグイところ汚いところは嫌っている。


 潔い性格で、言い訳はあまりしようとしない。(逆に彼女が饒舌になる時は、よっぽど動揺している時である。)


 ドラゴン・ザ・ドゥームでは常に軽装であったため肌を晒す事に抵抗はないが、逆に同性の前でも裸になる事には恥じらいがある。


 基本的に虫は苦手。


 恐ろしく自然で、恐ろしく隙のない構え……小さい筈の女戦士の体が巨大あり得ないほど巨大に感じる。

 その小さな体に似合わぬ重そうな武器を持ち、しなやかな筋肉を纏っている。

 一足一刀の間合い、ただそこに立っているだけなのに、まるでこの小さな女戦士に刃物を突き付けられているような、そんなプレッシャーを感じてしまう。

 側にいるだけでなんだか温かく、そして明るく感じる。戦っている時とは別人のような印象を受ける。


 「ほらっ! もうちょっと気合を入れろよ、カイル!」


 一人称:俺

 好きな食べ物:果物全般、特に柑橘系が好き。(味は召喚されてから覚えた。)

 嫌いな食べ物:セロリ。

 好きなもの:ペット全般(特に犬)

 嫌いなもの:スライム(召喚後に戦ってから)。

 趣味:武道鍛錬。

 好きな色:赤




 優しい性格の女戦士……とはいえ、それがゲームと違って戦いが残酷なのが当たり前の世界でそれが通用する訳がない。

 どう考えてもイザネは血まみれの戦いを好んでするような性格ではないのだ。

 もしイザネがリアルな世界で戦士を続けるのであれば、その戦いの残酷さにも慣れなければならないが、それは彼女の性格の破綻を意味する。

 ……と、ここまで考えたらもう彼女の物語は完成していた。

 実質、ヒロインどころか主人公と言ってもいいキャラクターだと思う。

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