第九話 取引2 

「その願いは、君の身の丈に合わない大きな願いだ」


山神様は言いました。


大蛇は山神様のところに来ていました。


願いを叶えてもらうために。


「しかしそれでも、君が願いを叶えたいというのなら」


その願いは、少年の子供を生き返らせることでした。


「その対価は君の命だ」


大蛇は少しの迷いも見せず了承しました。


あたりに、太陽の光が差し込みました。

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