四季の化身、とにかく季節の擬人化した存在がいっぱいいる設定。
春夏秋冬は、彼らが旅することで巡っている!?
その中でも季節を細かくした存在のひとり、涼風至がこの作品の主人公。
猛暑が続く地域へ原因究明の為、とある温泉宿に訪れる……というのがこの作品のお話。
この物語は異常な夏が舞台となっていて、その影響を本来迎えているはずの秋と対比した冒頭の丁寧な描写が良い! それだけではなく、温泉宿に到着した際の表現、宿で出される食事などはイメージしやすく読みやすいです。
短編ということで実際にすべての季節が登場するわけではありませんが、展開の可能性を期待できる構成で、もし続きがあるとしたらぜひ読んでみたいと思える作品です!!